2019年01月27日Flow 第二十六回目「拓哉キャプテン × LOVE PSYCHEDELICO」Part2
今週ゲストにお迎えしたのは、先週に引き続き、LOVE PSYCHEDELICOのおふたり!
結成から20年以上の活動の中で、2人の間でどんな変化があったのか!?
キャプテンが、じっくりとお話を伺いました!
木村:ギターは何本持っているんですか?
NAOKI:30本…くらいかな?
KUMI:アコギも入れたら、40〜50本くらいあるんじゃない? マンドリンとかバンジョーも入れると。
私は20本くらいかな。
木村:すげーな(笑)。
KUMI:でも、レコーディングで使う用とか、ツアーに行く用とか、そんな多い方じゃないよね。
木村:話してる感覚、スニーカーですよね(笑)。
海外でも、香港、上海、台湾とかアジア圏でのロックフェスとかやってるじゃないですか?
NAOKI:うんうん。
木村:LOVE PSYCHEDELICOっていうのは、中国圏では「愛的魔幻」になるんですね。
KUMI:LOVEが「愛」なのは分かるけど、やっぱり「魔幻」はサイケデリックなのかね。
木村:5月からツアー始まるんですよね?
KUMI:そうです、アコースティックツアーです。
単独でライブをやったことはあるんだけど、2人だけのアコースティックの今回ツアーは初めてで、全国回ります。
木村:アコースティックツアーってどんな感じになるんですか?
KUMI:今回は2人っきりでやる。
NAOKI:どちらかがマンドリン持って、とか。
KUMI:わりといろいろ楽器を持ち替えたりしますね、エレキだったり、アコギだったり、マンドリンギターだったり。
木村:リハはどれくらいやるんですか?
NAOKI:リハっていうか、自分たちのスタジオで「あの曲やろうよ」みたいな感じで構成しちゃうんですよね。
いわゆるリハーサルみたいな、ゲネプロみたいなものは最後に2〜3日本番直前にやるくらいで。それ以外は空き時間でセッションしながら。
木村:すごい覚えてるのが、「スタジオ作ったから今度来てよ」って言ってくれて、まだそれ実現してないんですけど。
NAOKI:また何かやろうよ、「This Is Love」以降やってないからさ。
木村:音楽ですか?
NAOKI:ええ。
木村:そういう、タイミングがあったら。
NAOKI:そんな政治家みたいな答え方しないでさ(笑)。
木村:そうじゃなくて(笑)。音楽欲って、無いとなかなか触らないし、声も出さないじゃないですか?
KUMI:うんうん。
木村:こないだも、ちらっと思ったんだけど。さんまさんとずっとやらせて頂いてるお正月番組で、さんまさんが「今回はこれやな! 木村これ頼むわ!」みたいな感じで、無茶ぶりで、ギター一本で歌を歌わされるんですよ。
今年は内容が内容だったから、「まぁ〜、加山雄三やな! 頼むわ!」って、打ち合わせが終わっちゃって。
もう無茶ぶりに俺は答えるしかないから、“加山雄三さん、ちょっと待てよ…?”って、歌ってみて、わりと難しくて。
歌う度に思うんだけど、“歌筋”を使ってないと衰えますよね? それを、そういうタイミングで自覚する自分がいたりして。
NAOKI:前にお腹に力入ったはずのところが、入らないみたいな。
KUMI:あとは口とかね、顔もあるよね、“歌筋”(笑)。
NAOKI:使いましょう、まず、スタジオで遊びましょう。
木村:わかりました(笑)、お邪魔するタイミングをちゃんと作ります(笑)。
M1.Place Of Love / LOVE PSYCHEDELICO
M2.Venus / Shocking Blue
2019年01月20日Flow 第二十五回目「拓哉キャプテン × LOVE PSYCHEDELICO」Part1
今週ゲストにお迎えしたのは、LOVE PSYCHEDELICO!
キャプテンと、LOVE PSYCHEDELICOの関係はというと……
2010年8月リリース、SMAPの45枚目のシングル「This is love」の
作詞・作曲をLOVE PSYCHEDELICOが担当!
SMAPのコンサートのオープニングでも歌われました。
当時の裏話など、お話を伺っていきましたよ!
木村:お久しぶりです!
NAOKI:お久しぶりです!
木村:曲が流れてる間に、「いつぶりだっけ?」っていう話をしたけど、あれは多分ナンタラカンタラ歌謡祭とか?(笑)
KUMI:そうですね、歌番組でご一緒したりして。
NAOKI:それかSMAPのコンサートかな?
木村:2010年の、45枚目のシングル「This is love」で、作詞・作曲をLOVE PSYCHEDELICOが担当してくれたっていう。
NAOKI:懐かしいですね。
木村:あれはどういった感じのイメージで作ってくれた曲なんですか? いつも、どうやって作るんですか?
KUMI:自分たちの曲を書く以外で、楽曲提供っていうのは初めてだったんだよね。
その後も、そんなには多くないよね。
NAOKI:そうだね。
KUMI:“SMAPと言えば”っていうイメージがあって、こういう曲を歌ってほしいなっていうのはあったよね。
NAOKI:あったのと、木村くんたちがいつも歌ってる曲が、自分たちの曲よりもちょっと大人っぽいっていうか、オシャレな曲で。
木村:いやいやいや、LOVE PSYCHEDELICOが何を言う!?(笑)
KUMI:錚々たるミュージシャンが書いてるから、本当に名曲揃いですよね。
木村:でも、LOVE PSYCHEDELICOの2人から“大人っぽい”なんて、それはないですよ。
NAOKI:本当にプレッシャーだったの(笑)。
木村:この場を借りて、たくさんの楽曲提供をしてくださった皆さんにありがとうと、うちらはそういう感覚を全然持ってなくてすみませんでした、っていうことを言いたいですね(笑)。
NAOKI:いやいやいや。
木村:だって、以前アルバムに収録する曲のデモが届いた時に、20曲くらい届くんですよ。
ユニゾンで歌う歌が20曲、「もし、ソロとかやる場合は一応5曲入れておくので、1番〜5番聴いておいてください」って言われて。
KUMI:うんうん。
木村:移動の車の中で、1番〜20番までユニゾンのやつを聴いて。
「3番と7番に一応◯、11番に△、15番、17番でチェック」みたいな感じで。
NAOKI:それは自分の好みで?
木村:自分の感覚ですね。で、「多数決でこうなりました」って言って、自分がマーキングした曲が1曲も入ってないとかそういう感じでした(笑)。
“誰が作った”っていう情報を無しに聴くんですよ。
NAOKI:面白い。
木村:うちらなんかが、1番〜20番聴いて「ん〜〜、4番じゃない?」とか言ってる、その曲を書いてくれているのが、後から聴いたら当時の◯◯さんであったり……「いやいや、それまずいっしょ?」っていうぐらいのレベルでしたよ、自分らは?
NAOKI:うんうん。
木村:作ってくれた人の、“楽曲を聴きまくらなくては!”っていう、モチベーションとかっていうのは今こうやって話さないと誰もきっと…。
NAOKI:確か一ヶ月くらいかな? レコーディングも自分たちでやったんだけど、曲作りの時点で1ヶ月ぐらいやってたよね。
KUMI:うん、そうだね。
NAOKI:10曲ぐらい作りかけのやつを作って、「これじゃないんじゃない?」とか言って、最終的にあの曲になったんだけど。
あの歌い出しは木村くんって決めてたの。
木村:それは何でですか?
NAOKI:イメージだよね、8ビートのストーンズみたいなリフじゃない? 木村くんが一番そういうの好きっていうイメージがあったのと、作っている時に木村くんが赤レンジャーみたいなイメージだったの(笑)。
木村:すごく分かりやすくて、ありがとうございます! なるほど!(笑)
NAOKI:SMAPのコンサートにも出させてもらったことあったけど、その数日前に東京ドーム見に行った時に1曲目だったでしょ?
このリフが鳴ったあと、木村君がバッと歌い出して東京ドームの公演がスタートしたときに“イメージ通り!”って思ったんですよね。
M1. Your Song / LOVE PSYCHEDELICO
M2. This is love / SMAP
2019年01月13日Flow 第二十四回目「拓哉キャプテン × [ALEXANDROS]」 Part2
先週に引き続き、ゲストはロックバンド [ALEXANDROS]のメンバー全員をお迎えしました!
拓哉キャプテンと、[ALEXANDROS]は、昨年12月13日に発売となった
キャプテンが主人公を演じるPlayStation®4用ソフト「JUDGE EYES:死神の遺言」の
主題歌と挿入歌を[ALEXANDROS]が書き下ろしました!
その主題歌である、「アルペジオ」のMVに拓哉キャプテンが出演しています。
そんな[ALEXANDROS]に、初めて買ったCDや、音楽の話を伺いました。
木村:いろんなところで聞かれていると思うんですが、初めて買ったレコード、CDは何ですか?
川上:じゃあ、僕からいきます。とんねるずさんの「がじゃいも」です(笑)。
わかりますか?
木村:分かんないけど、買ったのがとんねるずっていうのが“なるほど!”っていう、パーソナルを感じるよね(笑)。
なぜ、そこに手が伸びたんですか?
川上:単純にとんねるずさんが大好きで、「とんねるずのみなさんのおかげです」を、毎週見てて。
その時、ちょうど海外に住む事になったんですね。小学校3年生くらいで、日本のテレビが見れないので“とんねるずさんを感じる何かが欲しい!”と思って。
木村:持ち歩けきたいと(笑)。
川上:中東の国で、ずっと「がじゃいも」を聴いていました(笑)。
木村:音として連れて行くっていうのはよく考えたね(笑)。
続いては?
磯部:はい、僕はTHE 虎舞竜さんの「ロード〜第二章」ですね。
愛知県の田舎に住んでいたんですけど、ロードがめちゃくちゃ流行って。みんな歌えて、第二章になったときにクラスで誰が一番早く歌えるか勝負だったんですよ。
木村:それは小学校?
磯部:小学校です。
木村:小学校でその勝負するの?(笑)
磯部:そうなんです、それぐらい流行ったんですよ。わりとクラスの中でトップクラスで歌詞覚えて歌えたんですよ(笑)。
当時、親戚が結婚して、そのお祝いのカラオケで「ロード〜第二章」を入れたんですよ。そしたら、うちの両親が「やめなさい!」って(笑)。
木村:結婚のお祝いで小学生が歌う…これはびっくりするよね(笑)。
磯部:本当に歌詞の意味が分かってなかったんだと思いますね(笑)。
木村:じゃあ続いては…。
白井:僕はクレヨンしんちゃんの「オラはにんきもの」“パニック♪ パニック♪”っていう、オープニングの曲ですね。
木村:おっと、急にしんちゃんきたよ(笑)。
白井:なんか、しんちゃん好きだったんですよね(笑)。
木村:じゃ、続いてはどうですか?
庄村:自分が初めて買ったのは、LUNA SEAのファーストアルバムですね。
木村:おお!
庄村:自分は、テレビ番組で見たLUNA SEAで音楽が好きになって、バンドというものを知って。
ドラムを叩くきっかけになったのはLUNA SEAの真矢さんですし、初めて行ったライブもLUNA SEAでした。
木村:これはLUNA SEAのメンバーが聞いたら嬉しいんじゃないですか。
もともとは、2001年に青山学院大学で洋平がバンドを作って、メンバー交代が何度かあって…2010年に今のメンバーになったと。
川上:そうですね。
木村:ここが根っこになってるのかなと思うんですけど、2013年まで4人で住んでたの?
川上:そうなんですよ。メゾネットタイプの家族用のマンションみたいな感じで。
一応、1人1部屋はある環境で住んでました。
木村:で、レコード会社にデモテープを送り続けて、プロとしてデビューするまでには約10年。
川上:そうですね、10年かかりましたね。
木村:TOKYO FMでラジオもやっているんですよね。
全国38局ネット、平日22時から放送中の「SCHOOL OF LOCK!」。ラジオっていうカテゴリは、どういう位置にあるんですか?
川上:そうですね、「アレキサンドLOCKS!」というコーナーで。
僕、ラジオ大好きなんですよ。サラリーマンやってる時に車で営業していたんですけど、ラジオを朝から晩まで聞いていたんですよ。
木村:逆に喋る側になって、ラジオの中に自分がいるっていうことに関してはどう思いますか?
川上:すごく光栄ですね。「ミュージシャンじゃなかったら何やってますか?」って、よく質問をされるんですけど。
僕はDJって答えているんですよ。“DJいいなぁ”と思っていたので。
木村:そんな洋平に、リスナーからのメッセージがあるので、洋平に読んでもらいたいと思います(笑)。
群馬県 <マサト> 15歳 男性
拓哉さんこんにちは!
高校受験も後少しで乗り越えられそうです!
無事受験を乗り越えたら、親から念願の「ギター」を買ってもらえます!
高校に入ったらギターをたくさん練習して、いつかはバンドとかも組んでみたいです!
ずっと夢だった吹奏楽部にも入っちゃおうかなーとも思っています!
そこで拓哉さんもギターを弾いていますが、アコギとエレキどちらがおすすめですか?
教えてください!
木村:アコギとエレキ、どうですかね?
川上:僕はアコギですかね。どこでも弾けるし…みたいなのはあるかな。
磯部:実家だったらアコギでもいいですかね、15歳だからまだ実家だと思うんですけど。
木村:自分のお金じゃなくて、お父さん、お母さんのサポートがある上で買えるってなったら、これも話が変わってきますよね。
磯部:確かにそうですね。1人で弾いてて楽しいのはアコギなのかな。
木村:その代わり家で弾くってなると、爪弾いた際には必ず他の人も聴いてるよね。
磯部:そうですね。
川上:体に連動するので、音を感じやすいのはアコギだと思うので。
木村:ぶっちゃけてもらっていいですか? どこのアコギがいいですか?(笑)
川上:そうですね、僕はMARTINをお勧めしますね。YAMAHAも好きですけど。
木村:Yairiさんとかではなく?
川上:今回のアルバム『Sleepless in Brooklyn』では使ってましたけど、個人的に家で弾いてるのはMARTINだったりするんですけど。
木村:でも、15歳だからね。初めて持つ1本がMARTINだと、ちょっとね(笑)。
どこ狙っていったらいいんだろう?
川上:YAMAHAがいいんじゃないですかね、学校とかのギターはYAMAHAが多かったりするし、音もいいし。
木村:アコギで、“この曲練習したらいいんじゃない?”っていうのありますか?
川上:やっぱり、[ALEXANDROS]の「ワタリドリ」って曲がいいですね。
木村:あれはコード幾つですか?
磯部:ほぼ4つですよ。
木村:じゃあ、わりと練習しやすいね。
川上:キーが高いので、カポ外してやるといいですね。
木村:<マサト>、これめちゃくちゃいいアドバイスですよ! 受験頑張って!
悔いの残らないような受験をして、それを乗り越えた暁には、アコギをお父ちゃん、お母ちゃんにゲットしてもらって「ワタリドリ」!
コード4つです!
磯部:そうですね、慣れてきたら「アルペジオ」を弾いてもらって。
木村:ま〜、「アルペジオ」はすごいんじゃないの?(笑)
あれ、弾き語りできたらかっこいいよね。
M1. アルペジオ / [ALEXANDROS]
M2. city / [ALEXANDROS]
2019年01月06日Flow 第二十三回目「拓哉キャプテン × [ALEXANDROS]」 Part1
2019年、新年一発目の「Flow」!
ゲストは……ロックバンド [ALEXANDROS]!
メンバー全員をお迎えしました!
Vo/Gt:川上洋平
Ba/Cho:磯部寛之
Gt:白井眞輝
Dr:庄村聡泰
拓哉キャプテンと、[ALEXANDROS]の関係はというと……
昨年12月13日に発売となった、キャプテンが主人公を演じる
PlayStation®4用ソフト「JUDGE EYES:死神の遺言」の主題歌と挿入歌を[ALEXANDROS]が書き下ろしました!
そして、その主題歌「アルペジオ」のMVにカメラマン役として拓哉キャプテンが出演しているんです。
そんな[ALEXANDROS]に、どう人生をFlowしてきたのか? じっくりと伺いました。
木村:「アルペジオ」のMVに、カメラマン役として参加させていただきました、その節はお世話になりました。
川上:いやいやいや、光栄でした!
木村:あれは「JUDGE EYES」の監督の名越さんに「[ALEXANDROS]がすごい曲書いてくれたんですよ」って言われて
聴かせてもらって、「これ、やばいね」って話になって。
それで名越さんに、「この曲のMV撮ったんですかね?」って言ったら、「聞いてないですね」って言われて。
川上:はい。
木村:食事をしている際に、「『JUDGE EYES』に対して、[ALEXANDROS]がこの曲を作ってくれたってことに対する、何かアンサーした方が良くないすか?」って言って。
それで「まだ、ミュージックビデオ撮っていないのであれば、俺、絡めないかな?」って話を名越さんに言って、「それ、できたらいいっすよね」ってなって叶ったっていう。
磯部:最初、冗談かと思いましたよ。
川上:僕たちは“そんなことがあったらいいよね”とは思っていたんですけど、本当にありがとうございました。
木村:早速ですが、たくさんの質問メールが届いているのでお付き合いください!
宮城県 ラジオネーム<太宰みたいな死に方> 15歳 男性
アルペジオのMVも見させていただきました!
自分にとっては好きな二組のコラボだったので鳥肌が止まりませんでした!
撮影秘話など教えてください!
長野県 ラジオネーム<りんりん> 38歳 女性
拓哉キャプテンこんにちわ!
先日、アレキサンドロスのアルペジオのMVを拝見しました!
久しぶりに心の奥底を揺さぶられるような感覚で、聴いていて震えました。
そしてキャプテンのカメラマン姿、眼差しの強さに釘付けになりました。
他のアーティストさんのMVに出演されるのは初めてですよね?
撮影時の様子や裏話などあれば、聞かせていただきたいです。
木村:あの眼差しの強さどころか、あれは本当のカメラだったので。「今撮っていただくやつも、本編で使うのでしっかり撮ってください」って言われて(笑)。その場でカメラの使い方を教わって。
メンバーは全員、何回も演奏し、歌い“これは半端なことはできねーだろ”っていうことで、ガチで撮ってました。
貴重な体験をさせていただきました。
磯部:こちらこそです。
木村:あの楽曲作りは、今までで一番作詞をする上で時間がかかったと聞いたんですけど。
あれはブルックリンで?
川上:これ、実は嘘がありまして(笑)。
庄村:誇張ね、誇張と言おう(笑)。
川上:アルバムのタイトルが『Sleepless in Brooklyn』と書いているんですが、最後の最後「アルペジオ」と「Your Song」は、ニュージャージーで録ってるんです。
木村:ちょっとボン・ジョヴィ的な(笑)。
川上:そこで一軒家を借りて住みながら作っていたんですけど、じゃんけんで負けて、僕が一番小さい部屋になっちゃったんですよ。
木村:そこ、じゃんけんで決めるんだ(笑)。
川上:しかも、女の子の子供部屋でめちゃくちゃ狭かったんですけど。
そこで、神室町を舞台にした(笑)。
白井:このスケールの差ね(笑)。
庄村:自分ら、まずはじゃんけんから色々なことが始まっていくんです。
洋平がどの部屋に行くかによって、どんな曲ができるか決まってくるので。
木村:それ、重要じゃね? じゃんけんする前にさ、物件を見ようよ(笑)。
庄村:前回は、「徒歩1分で海」っていう、その単語にみんな踊らされて「そこ行こう!」ってなっちゃったので。
木村:目の前が何かの工場っていうのと、目の前が海っていうので、絶対に生まれてくるものが違うよね。
これはぜひ聞きたかったんですけ、イギリスだったり、アメリカだったり、アジアの各国だったり、海外でもライブをしているじゃないですか?
日本でのライブの反応とは違ったりするんですか?
川上:基本的に僕は同じだなと思うんですけど。曲と曲の間のMCだったり、曲間で、日本の方は静かになるんですけど、海外の方は曲間こそ盛り上がるんですよね。
磯部:あと、お酒を飲む量がすごいですね。お客さんがお酒を飲みながら見ているんですよ。
向こうは、飲みにライブハウスに来て、そこで音楽聴いて、奥の方ではグラスを揺ら揺らさせながら見てたりとか。そういう景色はちょっと違うなと思いましたけどね。
木村:『Sleepless in Brooklyn』を聴いてても、普段の曲もそうなんですけど、“なぜ、そこ英語なんですか?”とか、“その曲、丸々英語っすか?”っていうのあるじゃないですか?
それにしておくと、ホーム以外でもやりやすいっていうのはあるよね。受け取り側が変わってくるもんね。
それは意識して作詞をしたりするんですか?
川上:若干しますけど。曲作ってメロディが出てきた瞬間に、日本語か英語か、頭の中で無意識に選別されているんですよ。
「アルペジオ」は、実は最初英語が多かったんですよ。
木村:なるほど。
川上:“なんか、英語じゃ嫌だな”って思って、レコーディングとかもほとんど終わっていたんですけど。
最後の方で日本語に変えたりとかして、歌詞はいろいろ変えましたね。
M1. アルペジオ / [ALEXANDROS]
M2. Your Song / [ALEXANDROS]