木村拓哉 Flow supported by Spotify - TOKYO FM 80.0MHz - 木村拓哉

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2019年05月26日Flow 第四十三回目「拓哉キャプテン × 桐谷健太」Part4

今月ゲストにお迎えしているのは、俳優の桐谷健太さんです!

今週で、ラストの登場となる桐谷健太さんと、リスナーみなさんからのメッセージを元にトークしました!



北海道 ラジオネーム<ゆーき>さん 17歳 女性
キャプテンこんにちばーん!!
私は今年の春に高校3年生になりました。
クラス替えがあったのですが、仲のいい友達が誰一人いないクラスになってしまいました。
誰かしら知ってる人いるだろうと思いましたが知り合いすらいませんでした。
もう、グループができてしまっていて、なかなか友達を作ることができません。
そこで質問です。
キャプテンみたいに、フレンドリーにどうすればなれますか?どうすれば仲間に入れますか?


木村:フレンドリーと、仲間に入る・入らないは違うよね。
同じに考えない方がいいよね。深刻は深刻だと思うよ、“クラス替えアウェーじゃね?”っていう。

桐谷:クラス替えとか席替えってドキドキしましたね。
もう、会う人会う人に「世界とりますから! 絶対にビッグになりますから!」って(笑)。

木村:それはね、<ゆーき>には、おすすめしないかな(笑)。

桐谷:だから、俺はある種アドバイスできないですね(笑)。

木村:どうだろうな〜、何に対してもしっかり<ゆーき>ちゃんっていう意見だったり、<ゆーき>ちゃんっていう存在は当たり前にあると思うんだけど。
「みんながやってるから私もやる」じゃなくていいと思うし、<ゆーき>ちゃんは、<ゆーき>ちゃんが思う綺麗だったり、かわいかったり、汚いがあったり、嫌だがあっていいと思うし。

桐谷:そうですよね、そうじゃないと“友達が作りたい”っていう気分で自分を押し殺したら、自分が“そんなに好きじゃないのに”っていう人とも、付き合いをしないといけないとか、変な悩みが出てきたりするかもしれないから。
自分は自分でいて、“この人と話したい”と思う人と話したり、話しかけたらいいですよね。あと、最後にやっぱり「世界とります!」って言えば、“この子、何か変わってるなぁ〜”ってなりますよね(笑)。

木村:高校最後の年なので、進学するのか否かも、きっと<ゆーき>の中で色々あると思うし。
クラスにおける友達というよりかは、僕はクラスの中にそれが絶対的に必要と思わないので、その高校に1人いれば十分だと思うし。
本当の友達が1人いることが一番大切なことだと思うので、何も焦ることはないと思います。
また何かあったらすぐにメールください、待ってます。

青森県 ラジオネーム<SHINCHANG> 28歳 男性
木村さん、こんにちは。毎週楽しみに聴いています。
私は今年、29歳で早い話ですが、来年には30歳になってしまいます(苦笑)。
30歳を迎えた時はどのような心境でしたか。また、その時は何をしていましたか。


木村:何してた?

桐谷:何してたんやろ(笑)。4つ上の友達が、30歳になった時にめっちゃ落ち込んでたんですよ。

木村:なんで?

桐谷:“30になったのに、何もできてない俺”みたいな感じでめっちゃ落ち込んで、「そんな気にせんでええやん」って言ってたんですよ。
そしたら、「お前も30になったら分かるよ!」みたいに言われてたから、“30になったらどんな感じなんやろう?”っていう感じでおったんですけど、何もなかったですね(笑)。

木村:4つ上の友達は、何かビジョンがあったんじゃない?
そのビジョンに全然ハマってない自分がいて。

桐谷:自分の理想と比べてしまうから落ち込むんでしょうね。俺、“何歳までにこうなろう”って、基本決めたことないので。

木村:でも、超ビッグにはなるんでしょ? 世界とるんでしょ?

桐谷:それは、もう(笑)。でも、それって本当は今あってもいいよなって思いますけどね。

木村:今あっても?

桐谷:未来にそうなるって決めるより、それが今あるんだって、俺の中にそれはあるんだって思って生きていたいよね。

木村:(笑)なんで、どんどん小声になっていくの(笑)。
僕も、あまり先見の明を持っていないというか、アリとキリギリスで言えばキリギリスです。
今できることをやればいいんじゃないかなっていう、先のことを考えて何かするっていうのはあまり得意ではないかな。
俺は、30歳のとき何やってたかな?

桐谷:ドラマは何ですか?

木村:何やってたんだろう? 「空から降る一億の星」と「HERO」のファーストシーズン、あれが30歳だ。

桐谷:30歳になる最後の夏休みが、「BECK」っていうのは覚えてます。“20代最後の夏休みや”と思って、「BECK」撮ってたのを覚えてますね。
年とったり、“人から見られる30歳はこうでないといけない”みたいなことを、そっちの方が大事になってしまってるのかなって思ってしまいますね。
年齢って、数字ですからね。その人が若かったら、別に関係ないっていうか。

木村:仕事上、立場上、人間関係上における自分っていうのも確かにあるんだろうなーっていうのは思うけどね。

桐谷:客観的な視点の方が、主観よりでかくなってしまいすぎているんですかね。

木村:その可能性があるのは、すごく多いんじゃないかな。でも、まだ30だからね、何でもできるよ。
46歳でも何でもできるからね。

桐谷:その感覚でいるほうが、絶対キラキラしてますよね。
俺も、来年40歳なんですよ。

木村:わお!

桐谷:数字で言うと、“40か〜”って。

木村:だから、背番号にして背負っちゃうと重いと思うんですよ。
明日のことは明日にならないと分かんないし、今思いっきりくたくたになるまで、いったほうがいいと思うけどね。
僕はそうしたいなと思っています。

桐谷:それができたら、ほんまに最高ですよね。

M1.The Goonies 'R' Good Enough/Cyndi Lauper

2019年05月19日Flow 第四十二回目「拓哉キャプテン × 桐谷健太」Part3

今月ゲストにお迎えしているのは、俳優の桐谷健太さんです!

今週は、桐谷健太さんのプライベートについて伺いましたよ!


桐谷:音楽は子供の頃からすごく好きでしたね。

木村:何聴いてた?

桐谷:おかんがいつも、モーツァルトと…。

木村:はい!?

桐谷:シンセサイザーの喜多郎さんを流してくれてて、それを聴きながら眠りにつくっていうのが、僕のちっちゃい頃の日課だったんですよ。

木村:ママ、すげーな! 未だに聴く?

桐谷:聴きます、クラシックは好きです、インストゥルメンタル好きですね。

木村:すっげー似合わないけどね(笑)、今、健太の口から出た「インストゥルメンタル」がゾワッとしたけど(笑)。

桐谷:おとんとか、おかんも兄貴もギター弾けましたし。

木村:じゃあ、家族全体が音に触れてる感じだったんだ、じゃあ納得できるけど。
でも、モーツァルトと喜多郎さんは寝る時に聴いてみたくなったな。
あと、旅も好きでしょ?

桐谷:好きですね。

木村:旅好きな人ってさ、行っちゃうじゃん?(笑)

桐谷:行っちゃいますね!

木村:理解者がいないとダメじゃない?

桐谷:それがマネージャーなんですよね。年に一回はネイチャー系のお仕事を入れてくれて。
このあいだはキリマンジャロに登頂させてもらいましたし、ベネズエラのエンジェルフォールっていう世界一落差のある滝、そこの滝が出てる横でテント張って寝てましたね。めっちゃめちゃ怖いですよ(笑)。

木村:(笑)

桐谷:それで、“人間って、本当に生きてるだけで幸せやな”って感じましたね。
自然って意志を持っているっていう感覚。

木村:やばい、桐谷健太を海に誘ったらダメだろうな〜、こいつに波乗りさせたらダメだな〜、絶対に仕事しなくなっちゃうな(笑)。

桐谷:海を見てて、怖くなる瞬間ありますよ。“青空があって、海があって、それで何もいらんやん”みたいな感じに思ってしまう瞬間は、“これ、やばいぞ!”って(笑)。

木村:その海の上を滑れるんだよ?

桐谷:それぐらいの魅力が自然ってありますよね。

木村:こうやって話をしていると、健太をあそこに連れて行きたいな。
僕がネイティブアメリカンの人たちと一緒に過ごした場所があったんですけど、そこはやばかったな〜。

桐谷:テレビ番組でやってたやつですよね、俺、見ましたよ!

木村:家族ができたら連れて来たいなって、その場所で思ってた。
そこのメディスンマンと呼ばれている人が、良き伴侶と、良き家族に恵まれるようにって名前を自分にくださって別れたんですけど。
あそこは良かったよ。

桐谷:その経験も羨ましいですよね、そんなところ行ったら間違いなく変わるじゃないですか。

木村:その経験もすごく変えてくれたし、海っていうのも変えてくれたから。
健太を連れて行ってどハマりさせたらアウトだな〜(笑)。

桐谷:いやいや、でも連れて行ってくださいよ(笑)。

木村:“やばいっすね!”ってなった瞬間に、健太の向こう側にマネージャーさんの顔が浮かぶと思うので(笑)。
でも、タイミングがあったら、ぜひ。


M1. 香音 -KANON- / 桐谷健太

2019年05月12日Flow 第四十一回目「拓哉キャプテン × 桐谷健太」Part2

今週お迎えするゲストは、俳優の桐谷健太さんです!

ドラマでの共演をきっかけに親交のあるお2人、

桐谷さんは、“なぜ役者になろうと思ったのか?”そのきっかけや、少年時代の話について伺いました。


木村:周りの役者さんとは、どういう関係性なの?

桐谷:基本、異業種の人とか同級生は何人かで集まってご飯行ったり、飲んだりするんですど。
だいたい、この業界の人はマンツーマンで会いますね。2人で会える人としか会わないというか、その方がちゃんと話せるし、それこそ長瀬君もそうだし、青木崇高くんとか、西田敏行さんとかも。

木村:マジで!

桐谷:だから、拓哉さん! 今度、マンツーマンでぜひ!

木村:俺もそのリストに入るの(笑)。その場合は、だいたい飯から始まるの?

桐谷:なんだったら銭湯とかでもいいですけどね。
僕、昔から銭湯めっちゃ好きなんですよ。今も近所の銭湯行きますね。

木村:何しに行くの?

桐谷:銭湯に浸かりながらしか喋れない、友達との会話みたいな、裸の付き合いみたいな。

木村:健太が高校卒業して、いろんな選択ができたじゃん? 役者へはどういう選択をしたの?

桐谷:物心ついた時からやりたかったんですよ。一番最初に“これや!”と思ったのが、5歳の時に見た映画「グーニーズ」なんですよ。
あれを見て、だいたい自分と同じくらいの少年が冒険をしてる、“こいつら、めちゃくちゃ目立ってるやん! 悔しい!”みたいに思ったんですよ。

木村:「グーニーズ」を見て悔しさを覚えるんだ(笑)。

桐谷:もちろん映画自体にも感動しましたけど、めっちゃ悔しくて、その日の晩飯は喉を通らなかったですもん。
その時に、“この四角の中に入る!”って、5、6歳の時ですね。そこからブレずにやりたいと思ってきたので。

木村:途中経過でポイントになってる作品ってあるでしょ?

桐谷:作品というか、テレビに出てる人たちみんな羨ましかったというか……だから、高校球児にもちょっとヤキモチ焼くみたいな。

木村:高校球児って甲子園の? あれは、努力して努力して勝ち残って野球でっていう…まあ、テレビは出てるけど。

桐谷:小学校ぐらいのときは、まだ自分が年下だから「お兄ちゃんが出てる」みたいな感じなんだけど、中学ぐらいから焦り出すみたいな。
いろんなオーディション系にも送ってましたし。

木村:例えば?

桐谷:ジュノン・スーパーボーイ・コンテストとか(笑)一次審査だけ受かって、3年連続、二次審査で落ちてましたね。

木村:ターニングポイントとかありましたか?

桐谷:出会いもそうですし、初めてやらせてもらった映画 井筒監督の「ゲロッパ!」という作品もそうですし、西田敏行さんとも出会って。
それを見てくれたウルルンのプロデューサーさんに、ウルルンに出させてもらってとか、全部が思い出深すぎて、全部がこれっていう感じなんですよね。
階段と一緒でどれがなくても……。

木村:全部繋がっているもんね。
すごいな〜、健太のつながりは何なんだろうね、コンテニューライフだね、

M1. 海の声 / 浦島太郎 (桐谷健太)

BGM:Ice Ice Baby / Vanilla Ice

2019年05月05日Flow 第四十回目「拓哉キャプテン × 桐谷健太」Part1

今週お迎えするゲストは、俳優の桐谷健太さんです!

ドラマでの共演をきっかけに親交のあるお2人、お話伺っていきますよ!


木村:僕らの出会い的な話になるとどこになるんだろう?

桐谷:「ビストロスマップ」ですね。

木村:そうだ! 来てもらって、その時に「俺は実は学生の頃にこうだったんだ……」っていうね。

桐谷:卒業アルバムに勝手に(笑)。

木村:俺がいたっていう設定の卒業アルバムを作ったっていうね。

桐谷:写真を差し込んでいたっていう(笑)。しかも、拓哉の「哉」を「也」の方にしてしまった、ものすごい失礼な(笑)。
あれ、けっこう前ですからね、竹内結子ちゃんと一緒に出させてもらったんですよ。

木村:で、2016年かなんかのTOKYO FMで会ったんだよね。

桐谷:当時、「海の声」っていう曲を出させてもらって、『香音-KANON-』っていうアルバムを出させてもらったんですよ。
その時にTOKYO FMに来た時に、スタッフさんに「木村拓哉さんいらっしゃいますよ」って言われて、「え! ラジオ終わったらすぐ行きます!」って言って。
で、行ったら「たった今帰りました」と、「え〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!」みたいな感じで膝から崩れ落ちた時に、拓哉さんが「嘘だよ〜〜ん」みたいな、めちゃめちゃファニーな出方をしたのを覚えてますよ(笑)。

木村:あったね、あったあった(笑)。
スタッフからの質問で、「桐谷健太から見た、役者 木村拓哉とは?」っていうのが来てますけど。

桐谷:こういうの、お互いに言い合うのってめっちゃ恥ずかしいですね(笑)。

木村:これは、普通いない時に言うんだよ?

桐谷:今、密室に2人っきりの状態ですからね。
でも僕、「ROOKIES」とか「JIN−仁−」とかやってたじゃないですか? その時にTBSのプロデューサーで、石丸さんという名物プロデューサーみたいな方がいて。
「JIN−仁−」のパート2ぐらいでしたかね、「桐谷健太は、木村拓哉と1回仕事しろ」と、ずっと言っていたんですよ。

木村:うんうん。

桐谷:「スーパースターを一回間近で見とけ」ってずっと言ってくださっていたんですよね。
石丸さんの言葉っていうのは、僕の中で大切というか、勉強にもなりますし。そんな中で「木村拓哉を間近で見ておいた方がいい」って言われてたのが、すごい印象的だったんですよね。
そしたら、「安堂ロイド」が入ってきたので“うわ! 来た!”と思って。ドキドキしながら間近で見させてもらった時に、僕が思ったのは……この感じ恥ずかしいですね(笑)。
完全に、拓哉さんが入ってきたら、拓哉さんの空気感になるというか、みんなが“よっしゃ! やるぞ!”みたいな、いろんなところに吹いていた風が、一気にまとまって“ええ作品作ったるで!”みたいなところに、集まる空気感を感じたんですよ。
拓哉さんは、もう少しで呼ばれるぞというところで入るんですよ。早すぎず、遅くないみたいな。あの感じがすごいなと思って。

木村:すごくないでしょ。

桐谷:俺はそれをやってる方は見たことないですね。
石丸さんが、「木村拓哉の仕事の向き合い方を見ておいた方がいい」というのは、“なるほど”と思いましたね。

M1. Your Eyes / 竹内まりや
BGM:喜びの歌/河野勇作 (桐谷健太) x THEイナズマ戦隊


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