木村拓哉 Flow supported by Spotify - TOKYO FM 80.0MHz - 木村拓哉

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2020年09月27日Flow 第百十三回目

今週は、みなさんから頂いたメッセージを元にトークしていきます!
そして、拓哉キャプテンが最近よく聴いてる曲も紹介します!
最後までよろしく!!

皆さんから色んな質問やメッセージを頂いていますが、まずはドラマ『教場2』について。

【三重県 タケちゃん 男性 25歳】
キャプテンこんにちは!
2021年に『教場2』の放送が決定しましたね!おめでとうございます!
今年の明けに観た「風間教官」が帰ってくるんだと思うと、会える嬉しさと画面越しでも伝わる、あの圧にまた圧倒されそうです。
今回も前作と同様に様々な俳優陣の皆様と、最高の作品を作り上げてくださる事を今からとても楽しみにしています!
そこで質問なのですが、これ程のスパンでまた同じ役をやるというのは、キャプテン自身、どの様な感覚なのでしょうか?


木村:えー、そうですね!来年2021年の新春の教場。2って表記になってるんだけど、台本にもうっすらと、2という意味なんだろうっていう、ローマ数字がふわっと載ってはいるんですけど。まー台本にも書かれてるし、今このタケちゃんも教場2っていう風に言ってくれてるんですけど、自分の感覚の中では2っていう感覚は無いんですよね。
今年の頭に放送させていただいた作品の中で198期っていう卒業生たちが卒業していって、今回の舞台になるのが第200期の生徒の皆さんなんですけど。感覚的には時系列がそのまま、198期が卒業し、199期が巣立ち、そして今回の200期っていう感覚でやらせていただいてるので。
このタケちゃんのメールに「これ程のスパンでまた同じ役をやるというのは、どの様な感覚なのでしょうか?」って書いてありますけど、感覚的には繋がってる感覚ですね。
もちろん、その間にね、ちょっとお料理やってみたりとか(笑)ありましたけど。ボディガードやってみたりとかありましたけど。自分の中では時が繋がってるような感覚で、うん、現場には立たせてもらってますね。

今回も200期の生徒役を演じてくれる生徒役の皆さんは、もうあの、途轍もない。もう撮影する以前の訓練がすごいんですよ。198期の皆さんも同じような作業を、撮影前に訓練やってくれてましたけど。
いやーあれは、多分みんな思ってると思うな!
オーディションがあって、オーディション受けに行って、「じゃー、今回お願いします!」「やったー!オーディション受かった!」ってなって、「やりー!!」って思ってたら、「いついつ湾岸スタジオに集合してください」ってなって、「おーっし!教場いくぜ!」って、みんなノリノリで来てくれてると思うんですよ。
なのに、警察官の服装に着替え、「それでは訓練開始します。気を付けー!」ってなって、「休め!」バッて、こう。「気を付け!」っていうのは、皆さんもご存じの気を付けなんですけど、指の先までの神経を中指がズボンの真ん中の折り目に来るようにピタッて指を開いちゃいけないし、全身を研ぎ澄ました状態での気を付けなので、「気を付けー!」ってなると、バッてなって。そこから「休め!」ってなると、肩幅に足をフッて広げるだけなんですよ。で、その次に「楽に休め」って言葉がありまして、楽に休めって言葉が出た後に初めて腕を背中の方に回して、これが楽に休めの姿勢なんですけど。この3つの動作だけで、生徒全員汗だくになってますね(笑)。
多分みんな、「あれ? なんでオーディション受かってるのに、俺こんなに怒られてるんだろう?」っていう、そんな訓練なんですよ、ずーっと。

ほんとに、スタッフももちろん向き合わなきゃいけないし。生徒役の皆さんは、もちろん、しっかりそれを作り上げないといけないし。ほんとに大変な作業をして初めて撮影って状況になってるので、皆さんが観ていただいた警察学校の空気感っていうのは、フィクションではありますけど、割とその空気感が出来上がった状態で撮影にもっていけてるんじゃないかなっていうのは、今回もひしひしと感じてますけどね。もうほんとに、ウイルス対策もそうですし、いろんなことに集中力を切らさないようにしないといけないなっていう風には、今思ってますね。
全力で撮影したいと思いますので、待っててほしいと思います!

続いては、今月9月の伊藤健太郎さんとのトークセッションについてのメールです。

【神奈川県 きいろ 21歳 女性】
木村拓哉さん、こんにちは。
私は健太郎くんの大ファンで、しかも健太郎くんが大ファンである木村さんのラジオにゲストと聞いて、とても嬉しく楽しみにしてました!
正直、木村さんのラジオは今回聞いたのが初めてで、木村さんってこんな話し方をする人なんだ、と思いました。
でも緊張する健太郎くんをうまくリラックスさせ、しっかりと話を引き出してくれてとても聞きやすく、1話があっという間に感じる最高の時間でした。全3回楽しく聴かせてもらいます。そしてこれからも木村さんのラジオ楽しみにしてます!


木村:おー、嬉しいっす! 新しいリスナーさんが、Flowの方に遊びに来てくれたみたいですけども、どうだったんですかね? 健太郎とのトークは。っていうか、いつも気づくと2時間以上話してるもんね。若干ない? 俺らがスタジオでバーッて話してる間、ちょっとサブにいるスタッフは、チラッチラッっと時計見るよね(笑)。携帯の着信見てるふりして、「あれ時計見てるんじゃないかな」っていう。「どんだけ話すんだ、お前ら!」っていう空気がね、このガラス越しに伝わってくるときが、たまーにあるんですよね。

まーでも、そのぐらい、来てくださる人がリラックスして、気付けば2時間以上話してるって言う時間は非常に楽しいし、来てくれたことに対しては、ただひたすら嬉しいし、感謝ですし。豊かな時間がいつも流れてるなっていうのは、思いますね。

こんなメッセージも届いてますよ。

【広島県 まいこ 31歳 女性】
拓哉キャプテンこんにちは!
質問してもいいですか?ずばり最近よく聴いている曲はなんですか?
よければFlowで流してください!聴きたいです。よろしくお願いします!


木村:これ、曲!? 曲ね〜!
う〜ん。ま〜、ドラマの撮影現場に向かう車の中とかは、常に音楽聴きながら移動してるので。かといって、このアーティストのこれ!っていう、それをループで聴いてるわけではないので。う〜ん。

でも、ちょっと意外なところかもしれないですけど、ビルボードも1位を取ったBTSの「Dynamite」とかは、「あー、これ聴きやすいな!」っていう感じで、聴いてても一切ストレスにならないというか、ノリもいいし。ミュージックビデオなんかをチラッと観たりすると、「あ、しっかり、そういうね、アメリカの良き時代のオマージュだったりという、リスペクトも込められたパフォーマンスになってるな」っていうのは、観てて思いましたね。

1位を取るってすごいよね!ビルボードで。で、それに対して“オツだな” って思ったのが、ジャスティン・ビーバーくんがBTSの1位を取った彼らの魅力っていうのを語ってましたね。“オツだなー” って思いました。関係性を。観てて。

あとね、この間教場の撮影現場で小日向さんに紹介してもらったんだけど、だからUruさん以来よね。小日向さんにUruさんを紹介してもらったから。で、実際自分のアルバムで曲を2曲書いてもらったりとか。このFlowにもゲストで来てもらったりとかしてますけど。
また一人、ちょっと紹介してもらいました、小日向さんに。ヤーバイっすよ。アンジェリーナ・ジョーダンっていう、現在14歳の女の子。14歳で、もう、雰囲気アデル。クイーンの名曲「ボヘミアン・ラプソディ」を歌ってるんですけど、そのステージングとか観たら、「何この子!」っていう感じになって。だから、そうですね〜、彼女かBTSかな。
じゃ、アンジェリーナ・ジョーダンはまた別の日に流そうかな。今日は、こちら!

M1.Dynamite/BTS(防弾少年団)

2020年09月20日Flow 第百十二回目「拓哉キャプテン × 伊藤健太郎」Part3

今月は、俳優の伊藤健太郎さんをゲストにお迎えしています。
伊藤さんとのトークも今週が最後です。
今日は、みなさんから届いたメッセージをもとに2人でトークしていただきました。
そして、伊藤さんの人生の1曲もお伺いします。


木村:STAY HOME期間中はトレーニングしたり、料理したり、映画を観たりって言ってたけど、じゃー、「明日休みです、あさって休みです」って、「天気は幸い雨は降りそうもありません」ってなったら何する?

伊藤:サーフィン!

木村:マジ?

伊藤:はい。あの、持ってないんです。ボードというか。実家に1本あるんですけど。でももう、ボロボロなので。譲り受けたものなんで。だからちょっと、“新しいのをなー” って思いつつ。そんなに滅茶苦茶やってたわけでもないですけど。最近また熱がガガーって上がってきたので、“海行きたいなー” と思いますね。

木村:そうなんだ!じゃーこれ、ちょっと収束して、自粛ムード、メンタルがクリアな状態で海に行けるような時期が来たら、ぜひぜひ行きましょうよ。

伊藤:マジですか?えーっ!!

木村:そうなったら。

伊藤:ぜひ、もう、お願いします!

木村:まぁ、「海っすね」って間がなく言ってくれる感じもなかなか嬉しかったんで。えー、じゃ板無いの?

伊藤:板無いんですよ。

木村:じゃー、用意しますよ。

伊藤:えーっっっ!!!

木村:任しといてください。

伊藤:いやー…。

木村:ここからはですね、この番組『Flow』に届いているメッセージに、健太郎にも付き合ってもらいたいと思います。聞いてる?

伊藤:はい。聞いてます。すみません。

【東京都 じゅんペー 23歳 男性】
私は都内の洋服屋で働いています。
私はずっとキャプテンのファッションが好きで憧れています。
自粛期間では昔のドラマのスタイリングを参考にして服をネットでディグってました。
『若者のすべて』で着ていたエアロレザーのジャケットや、『Beautiful Life 〜ふたりでいた日々〜』で着てたマーモットのダウンや、『HERO』で着用していたTシャツなどを持っています。
レッドウィングも最近たくさん集めています!!
最近のキャプテンのオススメのスタイルなどあれば、ぜひ教えて頂きたいです! 
昔から愛用している物もあれば教えて頂きたいです。


木村:ちょっと本日のゲスト伊藤健太郎がこれ、出したんじゃないかっていうような。

伊藤:僕ですか、これ(笑)。

木村:ラジオネームを使った伊藤健太郎からのメールかもしれませんが。昔から愛用してるものってありますか?

伊藤:僕、これですね!

木村:あー! goro’sの、フェザー。

伊藤:フェザーですねー。

木村:それ、いつ?

伊藤:17歳の誕生日の日に。決めてたんですよ! 自分が初めての給料で買うものっていうのがこれ!!って決めてて。それこそ、僕がこれを知ったきっかけが木村さんだったんですよ。

木村:へー。

伊藤:そこから色々調べて。昔の事とか。ゴローさんが名前をもらった事だったりとか、そういうのをすごい調べていくうちに、goro’s自体がめちゃくちゃ好きになっていって。“うわ、これ、すごい世界だわ!” と思って。

木村:すごい世界(笑)。ま、確かに、そうですね。そういう風に考えるとすごい世界だよね。

伊藤:そうなんですよ。それで、僕6月30日が誕生日なんですけど、6月30日に土砂降りの中、6時間ぐらい並んで、やっと手に入れたものがこれで。これはもう、ほんっと、ドラマだったり映画だったり、撮影以外は寝るときも何するときもずっと着いてるんですけど。

木村:自分も、まー、同じアクセサリーかな〜。

伊藤:そうですよねー。これ、ヤバイっすよね。

木村:この平打ちのブレスは、僕、それこそ17ぐらいです。17ぐらいの時に、これ買って。ゴローさんの息子さんが、今は他界してるんだけど、同い年の息子さんがいて、よく一緒に遊んでて。「おんなじブレス持とうかな!」とかって言って、持ったのがこれで。なんか、そういうメモリアルな事が自分の中で起きたときに、じゃー何か足そうかなとか。

伊藤:そうですよね。僕も、ほんとそう。

木村:それで、指輪だったり、このブレスだったり、うん。

伊藤:楽しいですよね、あの空間。

木村:ね! でも、いろんな方法というかHow To をやってる人達もいるらしいじゃん。なんかインターネット系の。

伊藤:僕、それがほんっとに嫌で。そもそも、並んでる時点でゴローさんの本をまず読んで来いと。

木村: (笑)。

伊藤:何も知らないくせに、誰々が着けてるからみたいな感覚でいるやつが多いんですよ。見れば分かるんですけど。

木村:熱いぞ!

伊藤:むちゃくちゃ悔しくて、それが。

木村:熱いぞ!

伊藤:並んでそのまま転売だったりとか、っていうのがホントに悔しくて! だってこれ、一個一個意味があったりだとかするわけじゃないですか。

木村:ありますね。

伊藤:そういうのを知らずに、よう着けられるなと思って。

木村: (笑)。熱いぞ〜!

伊藤:それが、ほんっとにgoro’sに関しては、いつも許せないなーって。

木村:良かった良かった。全部、健太郎にやってもらおう。ずっと自分が抱いていたグツグツしたものを全部健太郎に渡して、後は頼んだ!

伊藤: (笑)。いけそうですね! 並んでも、無いんですよ。何回行っても。

木村:整理券だしね。今は、あそこはね。

伊藤:全然無いな〜って思いながら、何も買わずに出てくるって言うのをずっと繰り返して。いつかまたね。

木村:えー、ということで、今月は伊藤健太郎とお送りしてきましたが、毎回ゲストの方に人生の1曲っていうのを伺ってるんですが、伺ってもいいでしょうか?

伊藤:はい。僕は、SMAPさんの「世界に一つだけの花」。

木村:ほう!なぜに?

伊藤:そもそも、僕がSMAPさん、そして木村拓哉さんを好きになったきっかけでもあって、その曲が。っていうのは、僕が幼稚園の時に歌うんですよ。幼稚園で、みんなで合唱で。

木村:幼稚園の時に世界で一つだけの花? (笑)。

伊藤:歌ってて、子供ながらに、「なんだ? このいい歌は!」と思って。多分好きになったんですよ、その歌が。

木村:なんだ? このいい歌は!

伊藤:そう。で、“これは誰の曲で、誰が歌ってるんだろうな?” って思って聞いたりしたら、「SMAPさんって人達が歌ってるんだよ」ってなって、そこからダダダダンって好きになってったというか。っていうのがあって、この曲を選ばさせてもらいました。

木村:ありがとうございます。じゃー、その曲を今から聴いていただきます。

M1.世界に一つだけの花 (シングル・ヴァージョン)/SMAP

2020年09月13日Flow 第百十一回目「拓哉キャプテン × 伊藤健太郎」Part2

今月のゲストは俳優の伊藤健太郎さん。
今回も、ここでしか聴けないトーク、お楽しみに!!


木村:そのピックアップトラックの、ちょっと年代が古めで、ベンチシートになってて、ステーキを買い、モーテルで焼き、犬に分け。

伊藤:ずっとその夢は、モデルやっててもあったんですよ。モデルは言い方悪いんですけど、ちょっとバイト感覚じゃないですけど、あんまりこうしっかりっていう感じじゃなくて。

(モデルを)続けてたら、『昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜』のオーディションがありますって言われて。お芝居なんて右も左も分からない状態だったんですけど。あ、昼顔の前に蜷川さんの舞台のオーディションがあったんですよ。それは落ちたんですけど、その時も何も準備もせず、ただセリフを覚えるだけで行って。
初めて自分の世界の外の同世代の子たちが集まってくるじゃないですか、地方だったりとか。そこで初めて本気でやってるのを目の当たりにして、別にお芝居好きじゃなかったですし、やりたいとも思ってなかったんですけど、むちゃくちゃ悔しかったんですよ、その状況が。“自分は何で、こんな何もやってないんだろうな” みたいなのが悔しくて。

もちろん、そのオーディションは落ちたんですけど、いろんなオーディションを受けてるうちに昼顔のオーディションがあって。8回だったんですよ、オーディションが。で、受かって受かってって進んでいくうちに、そのアメリカに行く手続きも両方進めてたんですよ。

木村:えっ!!

伊藤:もう、高校辞めて。学校にも、「体育祭が終わったら学校辞めます」って言って。

木村:じゃーもう、『今日から俺は!!』じゃなくて、体育祭終わったら俺はっていう事だったんだ!

伊藤:そうです(笑)。それで進めてたんですけど、昼顔に受かっていくにつれて、どんどん気持ちというか矛先がお芝居になってたんです。アメリカより。で、進んでいくに連れて、アメリカを諦めようって思えて。
“こんだけ行きたいって思ってたのに諦めたってことは、自分の中でお芝居に何かしらかの、やりたいなのか、魅力なのかを感じてるんだろうな” っていう風に感じて。ガソリンとなってる悔しい気持ちって言うのを持ちつつ今に至るっていう感じですかね。

木村:へー。で、今はいろんな作品に参加するようになり、好きになれました?

伊藤:いやーもう大好きですね! やっぱり自分がやったことで良くも悪くも反応してくれる方々がいるじゃないですか。そういうのってすごい事なんだなっていうのを、改めて感じることが最近特に多いですかね。

話題は、2人が共演したドラマ『教場』へ。

木村:台本に教場って書いてあって、数字のうすーい「2」が書いてあるんですけど。「1」の時ですよね。

伊藤:そうですね。

木村:1の時、199期の彼らが教室にいて、風間が自己紹介して授業を始めるってところでバン!って作品が終わったんですけど。あの時、今振り返っても、あんまり無いか。

伊藤:いや!ドッキリというか、僕ホントにパニクって。初めてなんですよ、芝居中にパニクるっていう感覚が。

木村: (笑)。

伊藤:だいたい、何されてもある程度こう、対応というか、しなきゃなってのがあったんですけど。その役柄でいるっていう事を大事にするんですけど。初めてもう、“あ、自分になっちゃった。ヤッベー!” と思って、すっげー後悔しちゃって。すっげー嬉しかったんですけど。

台本上では終わった後でカットがかからなくて。風間教官に「伊藤!」って呼ばれて、僕が「えっ!?」ってなって、とりあえず「はい」って立ち上がって、「前に来い!」って教壇の横に僕を呼んでくださって、僕が行ったんですけど。そしたら急に木村さんが、「胸ぐらをつかめ!」って、“訳わかんない事言ってる、この人” と思っちゃって。“何それ!?” と思って。で、僕がドギマギしてたら、木村さんが「こうやって、つかむんだよ!」って、僕の胸ぐらをグッとつかまれて、僕もつかみ返して、「カット!」ってなったんですよね。
あれ、何だったんですか?

木村:いや、あれは単純に、教員っていうのは生徒を送りだしたら、またスタートを0から始まるっていう。“振り出しに戻った感じでいいのかな” と思って、あの冒頭の、要は教場が始まり、風間公親だっていう自己紹介があった後やった作業っていうのが、胸ぐらをつかめっていう、生徒のみんなにアプローチする。最初のアプローチがそうだったんで、またきっとこれ、“振り出しに戻っていいんじゃないかな” と思って。

で、誰がいいかなと思って、パーって見渡していたら健太郎が壁際の席から、意志をしっかり持った、「どんなことがあっても絶対、俺は卒業してやるよ!」みたいな目をして、こっちを見てたんですよ。“あ、こいつ強い目をしてるな” と思ったから、試しに「伊藤!」って呼んだら、「えっ!?」ていう感じで、“いやいやいや、さっきの目はどうした!” って思ったんですけど。そしたら、「あ、あぁ、はい」って立ち上がったんで、「悪いが前に来てくれ」って言って呼び出して、その一連の流れにしてみたっていう。
オンエア上は一切、そこ使われてないんですけど。中江監督って結構ね、そういう使わない使うっていうのは編集で決める人なんで。

木村:そうそうそう。「オールナイトニッポン0(ZERO)」のパーソナリティっていうのは、ラジオっていうのは結構好きだったカテゴリーではあるんですか?

伊藤:そうですね。車に乗ってたりする時に、曲ももちろんすごい好きで、基本は曲を流しますけど、曲にちょっと飽きたなって時にラジオ流したりとか。父親が絶対ラジオだったんですよ、車の中では。っていうのを聴いてたので、やっぱりすごく馴染みがあったというか。やらせてもらえるってなった時は、すごく嬉しかったですし。

木村:でも、週に一回、深夜の時間帯の生放送。あとその、生放送って言う緊張感とかどんな感じですか?

伊藤:最初はあったんですけど、だんだんすごい楽しくなってきて。直にリアルタイムに、聴いてくれるリスナーの人とやり取りができるじゃないですか。“そういう環境ってなかなかないな” と思って。自分の声で直接言いたいことが言えたりだとか。っていうのも好きな環境でしたね。

木村:好きって言えるのは一番強いよね。うん。好きでやってないとね。無理やり「仕事だから」、「スケジュールだから」っていうのでやってるのって、聴いてくれてる人に失礼だもんね。好きでやってるっていうのはいいですね。
あと、車に乗ってる時に音楽もしくはラジオって言ってたけど。音楽は何を聴いて育ったっていうのはありますか?

伊藤:育ったでいうと、ほんとにSMAPさんですね。

木村:へー。バンドとかではなかったの?

伊藤:バンドはもうちょっと、中学高校とかになって。基本、ベースはずっとSMAPさん。ずっと聴いてるんですよ、いまだに。いまだにずっと聴いてて、その中で違う何かを聴くってなった時にはレッチリとか。ジャンル結構色々なんですけど、ロック聴いたりっていうのはありますね。

木村:だから、夢はアメリカでアメ車に乗って砂漠、ステーキ焼き、犬に分ける。

伊藤:そん時はカントリーミュージック流したいですね。

木村:カントリー。

伊藤:カントリーも好きなんですよ。乾いた音というか、フロリダ・ジョージア・ラインってアーティストがいるんですけど、すごい好きでよく流すんですけど。そういうカントリー系のミュージックを聴きながら砂漠を走りたい。

木村:へー。ちゃんとコーディネートしてあるな。

2人: (笑)。

M1.Cruise/Florida Georgia Line

2020年09月06日Flow 第百十回目「拓哉キャプテン × 伊藤健太郎」Part1

今月、9月のゲストは俳優の伊藤健太郎さんです。

木村:久々ですね。久々って言うか、大分会ってなかったので。しかも、あれだけいろんな場所で公言してくれてる健太郎君とガッツリ話すの初めてなんで、非常に楽しみです。
今日も最後まで、お楽しみに!!

番組に、こんなメッセージをいただいてます。

【大阪府 もちもちみゆき 15歳 女性】
キャプテンこんにちは!
拓哉キャプテンとラジオで、トークセッションをしてほしい俳優さんがいるんです!
それは、伊藤健太郎さんです!!
教場でも最後、共演されてましたよね!?
キャプテンもご存知の通り、伊藤健太郎さんは大の木村拓哉さんファンということで、本当にお二人のトークを聞きたいんです!!
キャプテン、ぜひぜひ!ぜひお願いします。


木村:というメールをいただいておりまして。大阪府 もちもちみゆき 15歳、このメールのおかげで実現させていただきました。
ということで、今月のゲストは俳優の伊藤健太郎さんです。よろしくお願いします。

伊藤:お願いします。いや〜。嬉しくて、昨日全然寝れなくて。

木村:(笑)。

伊藤:違うんですよ。ほんとにヤバくて、俺。どうしようと思って、話いただいてから。いや、嬉しかったんですけど。今日の日をすっごい楽しみにしてて。楽しみで楽しみで仕方なかったんですけど、近づくにつれてちょっと時間止まってくれないかって。

木村:時間止まったら、出来ないじゃん(笑)。

伊藤:そうなんですけど。だから、ちょっと、よく分からない状態になってましたね。

木村:もちもちみゆきのメール以前に、「Flowのゲストを次誰にしようかな」とかスタッフと打合せをする時があるんですけど。その時に、「こんな方はいかがですか?」って言うスタッフ推薦のゲストの方、あと自分がこういう人とお話してみたいなっていう、それでゲストの方に連絡を、出演交渉ですよね。それをさせていただいてOKだった暁には、こうやって実現させていただいてるっていう流れがずっとあるんですけど。もちもちみゆきのメールの前に一度、「健太郎君いいじゃん!」って言ってて。

伊藤:木村さんがですか?

木村:いや、みんなで話したときに。それで、まぁその、ニッポン放送でレギュラーをやってる中で、すごく好意的に放送してくれたらしいから、それはちゃんと、そんなにね、公言もしてくれているのであれば、実際に自分もラジオやってるし、健太郎君もやってるわけだから、だったら一緒になってお話をするって言うのもありなんじゃない。っていう話をして、それで今回実現したんですけど。
なんかスタジオに入って来るや否や、健太郎君がね〜、お土産を用意して持ってきてくれて。で、さっき、“開けようかな” と思ったんですけど、“いや、これは本番中に開けた方がいいな” と思って、今開けますね。

伊藤:はい。

木村:全く予想がつかないんですけど。うぉっ!!
へーっ! なにこれ!? あ、時計だ!!

伊藤:そうです。時計になってるんですよ。サーフィンのフィンが。

木村:うわ、カッコイイ〜!!

伊藤:良かった〜! 木村さんのSNS見させてもらってるんですけど。サーフィンやられるじゃないですか。

木村:やります。

伊藤:そのコーナーみたいなのありますよね、お家に。

木村:ありますよ。

伊藤:それを見たときに、そういうの覚えてたんですよ。で、お店見て “何がいいかな” と思ってたんですけど、それがたまたま壁にバーンとかけてあって、“わっ!これだ!!” と思って買ったんですけど。喜んでもらえるかなと思って。

木村:これは相当嬉しいですね。

伊藤:良かったっす(笑)。

木村: “え、これ何が入ってるんだろう” と思って、開けてみたら、ロングボードに差すフィンがあるんですけど、スケッグって言うんですけど。そのスケッグの形をした、素材が木の時計ですね。これ、オシャレ〜。ありがとうございます。すいません。

伊藤:いえいえ。

木村:じゃあこれはしっかり持ち帰って、あの一画に飾らせていただきたいと思います。

この番組はですね、ゲストの方がどう人生をFlowしてきたのかっていうのを色々掘り下げていく番組なんですけど。
今、前にいらっしゃる伊藤健太郎なんですけども、1997年6月30日生まれっていう、現在23歳。東京都出身。モデルさんとしてデビューして、2014年の『昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜』で、えっ? 健太郎名義で。伊藤健太郎じゃなくて健太郎。

伊藤:最初は健太郎だけで。もっと遡るとローマ字でkentaroだったんですよ。ローマ字のkentaroでずっとモデルをやってて。

木村:すごいね。KENZOみたいだね。

伊藤:そうですね。KENZOみたいな(笑)。そうなんですよ。

木村:で、漢字表記だと健太郎だけでしょ。金太郎みたいだよね。違うけど、違うけども名前だけで、かつローマ字で。

伊藤:で、ちょっとお芝居のオーディションに行くってなった時に “漢字にしよう” ってなって漢字になって。もっとガッツリお芝居しようってなって、名字がついた感じだったんですよね。

木村:へー。なんか、出世魚みたいだね。

伊藤: (笑)。

木村:将来何になりたいなと思ってたの? 学生の頃。

伊藤:アメリカに行きたかったんですよ。

木村:すげー(笑)。まーでも、大事よね。そういう漠然とした。アメリカ行って何したかったの?

伊藤:アメ車で砂漠走りたかったんです。

木村: (笑)。結構周りにいるタイプだな。

伊藤:います? (笑)。憧れてたんですよね。デカい冷蔵庫からデカい牛乳バーン出して、シリアルにバーン入れてみたいなのに憧れてて。

木村:じゃー結構、好きな映画もそうでしょ? そういう映画でしょ?

伊藤:そうですね。そういう映画がすごい好きだったりとかがあるので、“とにかくアメリカに行きたい” っていう想いがあって。

木村:アメ車に乗って砂漠を走って、デカい冷蔵庫から牛乳デカいやつダーンと出して。

伊藤:ピックアップトラックで後ろから、でっかいステーキを出して、モーテルで焼くみたいな。

木村:待って!待って!整理していい? ピックアップトラックからステーキを出して、モーテルで焼く?

伊藤:なんかあの、スーパーに寄って、ピックアップの後ろのあるじゃないですか。そこに買ったステーキを置いとくんですよ。で、砂漠を走って、いい感じのモーテルあるなって言ってモーテル寄って、モーテルの中でステーキを焼いて、なんかちょっと食べるみたいなっていう、その生活にずっと憧れてた。

木村:生活をするなら、仕事してなきゃダメだよね。アメリカに行き、アメ車に乗り、ステーキを買い、モーテルで焼き、犬に分け、仕事は?

伊藤:仕事は、古着屋さんとか。

木村:アメリカの?

伊藤:そうですね。アメリカで、古着屋さんというか、僕がずっと考えてるのは、古着もあります。自分が好きなものをとにかく置きたいんですよ。靴もあれば雑貨もあれば、ちょっと横にはバーカウンターがあったりだとか。なんかそういう秘密基地みたいな場所で、お金を稼ぎ、休日はアメリカをバーッと回ったりとかして。

木村:そのお店はどこで開くの?

伊藤:どこがいいですかね?ロスアンゼルスが凄く好きなんです。気候的にも。何度か行ったことあるんですけど、あーゆう場所だったりとか。

木村:じゃーちょっと、メルローズの海側なのか、渡った反対側なのかのどこかの一画?

伊藤:海側いいですね〜。海、好きなので。海側で、休みの日はそれこそサーフィンしたりだとか。車の上にサーフボードをバーンと乗っけたりだとか。もう、夢が広がりますよね。こういう話してると。

2人: (笑)。

木村:でも今、話を伺ってると不可能ではないだろうな。逆に健太郎の夢が叶った暁には、そのお店には必ず行きたいなと思うし、“俺が使う板はお店に置いといてもらおうかな” と思いますね。

伊藤:いや〜、嬉しい! 絶対置きます!!

M1.Love Rollercoaster/Red Hot Chili Peppers


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