木村拓哉 Flow - TOKYO FM 80.0MHz - 木村拓哉

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2022年05月29日Flow 第二百回目「拓哉キャプテン × 藤原ヒロシ」Part4

5月のマンスリーゲストは、 藤原ヒロシさん。
今日はみなさんからいただいたメッセージを元に2人でトークしたいと思います。
そして、藤原さんの「人生の1曲」も伺います。最後までよろしく!


木村:ここからはですね、この番組に届いているリスナーからのメッセージに、ヒロシ君にもお付き合いしていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

藤原:お願いします!

【千葉県 さと 46歳 女性】
拓哉キャプテンこんにちは!!
お気に入りの服を見つけた時、キャプテンは同じ物を複数や違う色の物も購入しますか?
それとも同じ物は1枚しか買わないのか…? どちらですか?
ちなみに私は、違う色の物も購入してしまうタイプです…


木村:これ、どうでしょう?

藤原:僕は買っちゃいますね。気に入ったら、同じ色でも買っちゃうことありますね。

木村:えっ、複数?

藤原:うん。買わないですか?

木村:買わない。

藤原:へぇ〜。だってその時買わないと、もうなくなっちゃったりするから。

木村:なくなっちゃうかもしれないけど、もう1枚持ってるじゃないですか。

藤原:それがボロボロになる可能性があるじゃん。

木村:でも、それはボロボロになっていく過程が良くないですか?

藤原:(笑)。それはそれで置いておいて、新品の新しいものも…っていうか。特に気に入ったものは2足買ったりとか、僕はけっこうありますね。

木村:2色はなんとなくわかります。Tシャツの(カラー展開が)白・黒があった場合は…。

藤原:(購入は)両方ね。

木村:“これ両方いきたいな(購入したい)”って時はあります。でも、同じものを2つ買ってって…1度もない…かも。

藤原:へぇ。僕、けっこうありますね。スニーカーとか特に。

木村:俺、1度もないかも。同じものはさすがになくて、気付いたら“コレとコレすげぇ似てるな”っていうのは、VANSのスニーカーでありました。

藤原:ずっと白の無地を履いててボロボロになったから、もう1回白を買うってあるでしょ? 同じもの。

木村:いろんな番組とかを見ていてよく思うのが、「これ、かわいくないですか?」「かわいい!」ってなって、それを購入した後に、何と何と何に合わせられるなぁ…まで、みんな考えてるのかな?っていう。
自分は何かを買う時に、“これを買ったら下(ボトム)はあれでも絶対大丈夫だな”とか、“あ、これ、チノ(パンツ)でもいいな”とか。すげぇ想像してから買うんですよ。そういうのしないですか?

藤原:しますね。多分。だから「これかわいい!」って、そう簡単に言えない言葉ですよね。

木村:自分もそうなんですよ。

藤原:テレビとかで女の子とかが「これかわいい!」って言うのは、そんなに思ってなくても使う言葉じゃないですか。それか、ついつい言っちゃうというか。

木村:そうなんですかね。相槌に近い?

藤原:そんな感じじゃないですか?

木村:続いて、こんなメッセージも来てますね。

【東京都 ナタデココ 13歳 女性】
拓哉キャプテン、こんにちは!学校のことで相談があります。
私には、クラスの中で特に仲のよい人たちで集まったグループのようなものがあります。
最近、そこでちょっとした対立が起こるようになりました。
そんな中で私は、中立的な立場というか、どちらの意見にも共感できる点もあるし、それはちょっと違うんじゃないかな〜なんて思うこともあります。
だから、双方の愚痴を聞きながらも、○○ちゃんの意見も分かるけど△△ちゃんの言ってることも違う視点として納得できるよね!なんて言う感じで話していました。
そうしていたらある日、「どちらの立場なのかはっきりしてほしい。ずるい!」と言われてしまいました。
私は意見が分かれることも悪いことではないと思っているので、どちらかの立場にかたよる必要はないんじゃないかと思いつつも、ずるいと思われてしまったことが少し悲しかったです。
私は、今のままの立場を保っていてよいのでしょうか?


藤原:難しい問題ですね。「どっちの立場かはっきりして!」っていう気持ちもちょっとわかるじゃないですか。
多分、人の顔色見て言うことはやめて、ちゃんと意見が正しいかどうかをジャッジをしていくのがいいんじゃないかと思うけど。「この人が言っているから全て正しい」じゃなくて、「〇〇ちゃんのことは好きだけど、今回はあなたが言っていることは違うと思う」ってちゃんと言えるように。

木村:すごい。

藤原:無理ですかね?

木村:13歳の悩みにヒロシ君がすげー熱く答えてる感じに、俺はすごくジーンとしました(笑)。でも本当にそう思うし、自分も同感です。でもこれ、難しいよな。

藤原:難しいですね。

木村:”中立”という言葉を辞書でチェックしてみると「どちらの味方もしないこと」っていう風になってるんですが。まあ、辞書が全てってわけではないけど。

藤原:けっこう、“目から鱗”的なことかも。「中立」って、「どちらの味方もしないこと」ってよりも、「どちらにも良い顔を見せる」というか、どちらの意見も聞いちゃう感じがあるけど、(本来の意味は)そうじゃないんですね。

木村:辞書には「どちらの味方もしないこと」。

藤原:これはいい。それが出来たらいいけどね。これがちゃんと出来たら、ズルくはないですよね。中立という立場は。

木村:さっきのヒロシ君が言ってたような、“顔色を見て話す”のではなくて。

藤原:自分で思うことをちゃんと意見できれば。正直に意見を言えればいいですよね。
本当にそういう風に両方に良い顔をしてると、嫌われるパターンもけっこうあるじゃないですか。そこは気を付けてほしいというか、良い顔をするんじゃなくて、ちゃんと意見をハッキリ言う方がいいですよね。

木村:これ、相当熱くアドバイスくれましたよ。ナタデココ!

藤原:そうですよ。

木村:この後どうなったかは、ちゃんと報告お願いします!
ラスト、こちらもお願いします。

【東京都 さとし 男性 18歳】
僕はこの4月に地元の三重県から大学進学で東京に出てきて大学の近くの街で一人暮らしを始めました。
暮らし始めて1ヶ月も経っていないのですが、まだ東京の街がしっくりきていません。
こんな僕でも東京に馴染めるのかちょっと不安です。
拓哉キャプテンの思う「東京」の魅力ってどんな所ですか?


藤原:今と昔は違うからあれだけど、東京の魅力って、今ホントにあるのかなぁ?

木村:えっ!?

藤原:田舎にいても同じようにコンビニはあり、同じようなソサエティがあり、ネットは同じようにみんなが使えて…ということを考えると、前よりは絶対に減ってる気がするけどね。

木村:東京の魅力?

藤原:僕とかが(東京に)出て来た時は、ホントに田舎と東京の差って歴然とあって。例えば「え? ファミレスって24時間開いてるの?」みたいな。コンビニとかも田舎はそんなになかったから、(東京は)便利な街ではあったけど、それは少なくとも今は(地方との)ギャップはないですよね。
だから、東京の街よりも、東京に出てきている友達とかとうまくやれるかどうかっていうのもあるかもしれないしね。

木村:ベース(田舎と東京)はそんなに変わらないですもんね。“東京で暮らしている人そのものと、どういう時間を過ごせるか”っていうのが非常に関係してくるんじゃないかな。
まあ、今はこういう状況下なので、両手広げて飲みに行くとかはしづらいから、よけいに東京に馴染めない…っていうさとしの印象もあるだろうし。
今、この状況下は厳しいですよね。“東京に大学があるから来た”っていうのがあるけど、大学生活も、今までの東京…そのまんまの東京じゃないと思うんで。

藤原:1個ね、僕が東京に来て大きく「こんなことがあるんだ」って思ったのが、地方にいると、仕事をしてる大人って、サラリーマンとかお医者さんとかしかいないわけじゃないですか。でも東京に来たら、スタイリストでも、広告代理店でも、なんか(地方でイメージしていた社会人とは)全然違う職業で、すごく生活を謳歌して稼いでいる人たちがいっぱいいる。だから、高校までの「大学に行ってサラリーマンになる」とか「公務員になる」とか「病院の先生になる」とかっていう夢以上に、”もっとこんなに自由に楽しそうに仕事をしてる大人がいるんだ”ってことに気づくと思う。

木村:間口はありますよね。

藤原:学生時代に、もっと教えればいいと思うんですけどね。

木村:だから、それは教科書から変えていかないとダメなのか…。

藤原:高校の時に“広告代理店”って言葉とか知らなくない?

木村:知らない!

藤原:でもさ、「東京に出てきたらこういう仕事もあるよ」って、チョイスの1つとして教えてもいい気がしますよね。
本当にそこはけっこう感じた。“東京に出てきたら大人が全然違うな”って。田舎の先輩とか大人とは全然違うジャンルの人がいっぱいいて、「夢がある」って言うのも変だけど、“こういう風にやっていけるんもんなんだな”って、ちょっと思ったりね。今はコロナ禍で出れないけど、そういう世界が、クラブなのかカフェなのか、そういうところに広がってる可能性はありますよね。

木村:そうですね。

藤原:もうちょっと我慢していたら、東京も楽しくなってくるんじゃないかなって思うけど。

木村:今はみんなの共通の我慢も必要ですからね。お互いにもうちょっと踏ん張らなきゃいけない時期だと思うんで。

藤原:はい。

木村:ちょっとでもストレスを感じたり、“寂しいよ”って思うことがあったら、いつでもこうやってメールを送ってほしいと思います。
今月は藤原ヒロシさんとお送りしてきましたが、この番組では毎回ゲストの方に「人生の1曲」を伺ってるんですけど、ヒロシ君の「人生の1曲」はどんな曲になりますか?

藤原:これね、Ohio Playersって人たちの「Sweet Sticky Thing」って曲なんですけど。中学の時に買ったレコードで。姉と一緒にいたんで、姉がソウルとかを聴いてる中で、自分からすごく好きになった曲なんですよね。だから今もやってるメローな音楽とかそういうものは、ここから繋がってる感じがします。

木村:これを聴いてなかったら、そういう音楽傾向には…。

藤原:なってなかったかも知れない。

木村:音を聴いていたのが実はお姉さんだったと(笑)。

藤原:お姉ちゃんの影響下だったんですよ。

木村:”自分で”じゃなかったんですね。

藤原:お姉ちゃんに色々教えてもらったり連れまわされて、いい勉強をしました。洋服とかを好きになったのもお姉ちゃんの影響だと。

木村:ええ、マジですか?

藤原:ホント、ホント。

木村:なんか今日は「へぇ〜」が多かったな。
今月5月のゲストは藤原ヒロシさんでした。本当にありがとうございました!

藤原:ありがとうございました! また呼んでください!

[OA曲]
M.Sweet Sticky Thing/Ohio Players

(後TM:MOJO DRIVE/木村拓哉)

2022年05月22日Flow 第百九十九回目「拓哉キャプテン × 藤原ヒロシ」Part3

5月のマンスリーゲストは、 藤原ヒロシさんです!
今週も2人でディープに語ります。


木村:今後、“こういうジャンルをやってみたいなぁ”ってあります?

藤原:だいたい僕、(仕事に)誘われて「それいいね!」ってやるタイプなんで、そんなに(やってみたいことは)ないんですけど、でも、いろんなデザインはやりたいなと思う。

木村:この間自分がお願いさせていただいたツアーのTシャツとかグラフィックとかは、どういう風にスタートしていくんですか?

藤原:今回のツアーは、“イーグルがモチーフ”みたいなところがあったじゃない? だから“イーグルを使って何かできないかなぁ”って考えていて。それで“タイルっぽい感じで上手く組み込めないかな”って考えて、いつも一緒にやってくれてるデザイナーの人がいて、その人がわりとテクニカルなところもやってくれたりするので、その人に投げかけてやってもらったんですけど。

木村:作業していく中で、妥協はしないですよね?

藤原:それを“妥協”って言うかどうかわからないですけど、「コラボ(レーション)」みたいなものの醍醐味って、わりと妥協ポイントにあるような気がするんですよ。

木村:ほう。

藤原:だって、自分が好きな物を100%やったら「コラボ」にならないから。

木村:あ、そうか!

藤原:向こうが言ってることも交えながらやるので、僕はそこをまあまあ楽しんでますけどね。“僕だったら絶対これはやらないけど、そんなに向こうが「これがいい」って言うんだったら、それでいいや”というか。

木村:それを成立させないと、「コラボ」にならないんだ。

藤原:「コラボ」で言うとね。でも、今回の木村君から誘われてやらせてもらったものは、丸投げで頼まれたデザインだから、「コラボ」ではないじゃないですか。それはわりと自由にやれたりもするし、そこの塩梅は案件によって違うかもしれないです。

木村:そうか! 面白いなぁ…。ジャッジが、どこでOKになりどこでNGかっていうのは、その時のヒロシ君のコンデションにもよりますね。

藤原:コンディションにもよるし、“これ、絶対に僕がやらない方がいいですよ”っていうのもあるし。

木村:ありますか?

藤原:あります、あります。イメージが固まってて、「そのイメージに今fragmentでやったら、ワン・オブ・ゼムになっちゃうんじゃない?」というか。“コラボやるんだ〜”みたいに思われたらもったいない、みたいなものもあるし。

木村:そっち目線もあるんですね。

藤原:全然あります。それで断ることもあるし。「(コラボするのは)今じゃないんじゃない?」っていう。

木村:ここからはプライベートについて伺ってみたいと思うんですけど、よろしいでしょうか?

藤原:いいですよ。

木村:コロナ以前は「えっ、今ここに行ってんの?」っていうくらい、海外を飛び回ってたイメージがあるんですけど、実際コロナになって2年くらい経ちますけど、どれくらい変化がありましたか?

藤原:2年間ずっと海外には行ってなくて日本にいたけど、自分の中ではそんなに変化を感じなかったですね。“どうしても旅に行きたい!”っていう気持ちもないし…。なんだろう、基本的にオタク体質なんで、家にいるとか(笑)。

木村:マジですか?

藤原:だって、海外にいてもホテルにいることが多くて、お茶しに行くとかご飯食べに行くぐらいだから。観光巡りとかしないです。

木村:ホントに? そうなんだ。

藤原:そうなんです。だから、行ったことのない所には行ってみたい気はあるんですけど…。

木村:例えば?

藤原:コロナが蔓延する前に、毎年ジョージアに行ってたんですよ。そこでファッションウィークがあって、呼ばれて行って。
(ジョージアに)行っていた時に、たまたま休みが2日くらいあって、「車でどこかに行ってみよう」ってことになって、“アゼルバイジャン(共和国)にお茶しに行こう”と思って、行ってみたんですよ。アゼルバイジャンはジョージアの隣なんで、今は電子ビザが取れるので、申請してみたら1日でビザが下りて、そしたら(アゼルバイジャンに)行く1日前にその街でテロ未遂があって。一緒に行く子は「止めよう」って言ったんですけど、「1日前にテロ未遂があったってことは、今はすごく厳重に警備してるから大丈夫じゃない?」ってことにして、行ってみたんですけど。

木村:大丈夫だったんですか?

藤原:大丈夫だった。

木村:すごい。

藤原:行く機会もあんまりないから。

木村:お勧めってあります? 「ここ面白かったよ」とか。

藤原:普通に今も行けるところなら、チェコのプラハ(チェコ共和国の首都)が好きですね。

木村:お勧めポイントは何ですか?

藤原:昔のロンドンみたいというか、薄暗い感じのヨーロッパがそのまま残ってる感じです。

木村:プラハに。

藤原:うん。プラハはいいですね。

木村:あの、ビックリ情報として、”お財布を持たない”って…これホントですか?

藤原:(笑)。ビックリ情報じゃないですけど、(お財布は)持たないですよ。

木村:(お金を)どうしてるんですか?

藤原:お財布っていえばお財布だけど、袋に入ってます。Ziplocに入れてます。

木村:え?

藤原:そもそもお金(現金)あんまり使わないでしょ? 世の中、クレジットカードとSuicaでいけません?

木村:えっ、マジっすか!? 俺はまだちゃんと持ってます。

藤原:現金使うことある?

木村:(現金)使う派です。

藤原:現金、全然使わないですね…。だいたい何でも(クレジット)カード…カードもあんまり使わないかな。タクシーとかでもSuicaとかQRコードで支払ったりとか多いから。

木村:ヤバい! 俺、相当(キャッシュレス決済を)やってないです。

藤原:3〜4年前かな。パリに行った時にパスポートだけ持って行って、財布とかクレジットカードを全部忘れて行ったことがあったんですよ。

木村:海外に?(笑)

藤原:うん(笑)。その前にスノーボードに行ってて、スノボのジャケットに全部入ってて。それで、次の日、海外だったんですよ。(家を)出たら、クレジットカード、免許証、全部そっち(スノボのジャケット)に入ってて、忘れて来ちゃって。(出国は)もうパスポートを見せるだけだから。海外のブランドのショーだったから、空港に迎えとか来てるから、お金とか使わないじゃない。ホテルにチェックインする時に「カード(提示して)」と言われて、探してもなくて、「あれ? ないや」って、そこで初めて気が付いたの。

木村:どうしたんですか?

藤原:パリの友達とかにホテルから連絡して。「これこれこうで…」って。みんなから「お前、日本から来てクレジットカード1枚持ってないの?」って笑い者になりながら、4、5日の滞在だったんだけど、昼も夜も全部おごってもらって(笑)。

木村:完全にカンパの旅ですよね。

藤原:そう。1円も使わずに、みんな笑いながらおごってくれる(笑)。それでキャッシュを使わずに普通に帰って来れたね。

木村:「キャッシュを使わず」って、ヒロシ君じゃなかったら無理だよね(笑)。「お前ふざけんなよ!」って言って終わってるとは思いますけど。面白い(笑)。

藤原:Suicaとか使うでしょ?

木村:Suicaは、使う機会あんまりないですね。

藤原:そうか。コンビニとかあんまり行かないか。

木村:コンビニ、もし行ったとしても、現金で払ってます。現金ですよ。

藤原:えっ、木村拓哉が? お釣りもらいます?

木村:お釣り…多少あったら細かいお釣りは(募金)箱に入れて。

藤原:Suicaしか使わないですね。早く、あのパーキングメーターもSuicaになってほしいですね。

木村:俺、現金だなぁ。駐車場もコンビニも。

藤原:すごいですね。そんな人、僕の周りにいない。

木村:マジですか!

藤原:多分、現金って、あまり使わないですよね。
随分前だけど、真心ブラザーズのYO-KINGと話してて、YO-KINGが100円のパーキングに車を停めてて、(支払う時に)小銭がないから“どうしよう”と思ったら、目の前にローソンがあったから、両替しようとローソンに行って、ガムか何かを買って、そのままSuicaで払って帰って来て(笑)。

木村:(笑)。

藤原:お金入れようとして、「俺、Suicaで買ってしまった…」みたいなことがあったって言ってたけど、その気持ちよくわかるもん(笑)。

木村:俺、現金だなぁ…。

藤原:現金ねぇ…。(支払うことが)あんまりないですよ。きっと(時代が)そうなるよ。

木村:海外に行った時はさすがにカードを使ってますね。コンビニ的なところに行った時にお金を出すことは、ちょいちょい…くらいかな。日本でもそういう風になるのかな。

藤原:いや、もう木村以外は全部(キャッシュレスに)なってますよ(笑)。

木村:えーーー! 俺、そんな感じ?

藤原:だってコンビニで、僕の前で3人現金で払ってたらちょっとイライラしますもん。“Suicaで払ってよ!”って思うもん。

木村:なんでイライラするんですか?

藤原:だって時間かかるじゃないですか。お釣りうんぬんとか。

木村:そんなにかからないですよ! 

藤原:いやいや、Suica派の人はSuicaが早いですよね。絶対ね。

木村:さっきのパーキングのお金問題と近いかもしれないけど、自動販売機によって、お水が110円のところと100円のところと120円のところがあるじゃないですか。自分は犬の散歩に出掛ける時に、100円玉(1枚)しか持って行かないんですよ。だから、以前は110円のところと120円のところでは“ああ、喉乾いたな。犬もハァハァいってるな”って時でも、そこで買えない。さすがに今は自分の頭の中に“100円でお水を売っている自動販売機マップ”があるので大丈夫なんですけど、そういう時期がありましたよ。

藤原:それもSuicaだとね…。ただ、SuicaやカードやAmazonは、実際いくら使ってるかわからない感じになるじゃないですか。

木村:ある。

藤原:前に僕も、「ヒロシ君、Amazonタダだと思ってるでしょ」って言われて。

木村・藤原:(笑)。

藤原:確かにタダではないけど、タダだと思っちゃう感覚あるじゃない。Amazon買う時、値段見る?

木村:見ます、見ます。値段でジャッジする時は、正直あります。“同じ商品なのに1280円と2400円があるやつは、きっと2400円の方がいいんだ!”って思ってる時あります。

藤原:あえて高い方を買うんだ(笑)。
前まで僕は、Amazonの値段に対してある一定の信頼感があったわけですよ。メルカリとかヤフオクとかでは、物によっては高かったり安かったりするわけじゃないですか。Amazonとかってわりとスタンダード(な販売サイト)だから、そんなに高く売ってるものじゃないと思ってたわけですよ。お水とかでも、無理やり高いわけじゃないじゃないですか。

木村:(金額を)乗せてる感がないですよね。

藤原:でも、それがたまたま僕が出した、マイケル・ジャクソンのアルバムをリミックスしたやつ(「藤原ヒロシ & K.U.D.O. プレゼンツ マイケル・ジャクソン / ジャクソン5 リミックス」)がアナログになって、知り合いから「すごい高いね」って言われて(Amazonで)値段を調べたら…発売前ですよ? 発売前なのに、定価が3800円か何かだったのに、Amazonで7000いくらになってたんですよ。

木村:確実に誰かが(金額を)乗せてますよね。

藤原:そうなんですよ。“僕がある一定の信頼を置いていたAmazonがこんなことになってる!”と思って(笑)。

木村:(笑)。だから、それは消費者としてお客さんとして。

藤原:Amazonプレイス(Amazonマーケットプレイス)とかあって、値段を上乗せしておくところもあるんですよね。だから、この(『 Next Destination』の)アナログとかも、Amazonでも高くなってるはずですよ。

木村:いや、だってこれは(世の中に)出さないですもん。

藤原:売らないやつですか? プロモだけ?

木村:プロモっていうか、「自己満」だけです。

藤原:(笑)。そうなの?

木村:そうです。もし、これがAmazonに出てたとしたら…。

藤原:(犯人は)僕ですね(笑)。

木村:すぐにヒロシ君だとわかりますからね(笑)。

藤原:そうか。いいこと聞いといた(笑)。

木村:あぶねぇ、あぶねぇ(笑)。

[OA曲]
M.Orange Coffee (Slumbers Mix) /ROCKETMAN

(後TM:MOJO DRIVE/木村拓哉)

2022年05月15日Flow 第百九十八回目「拓哉キャプテン × 藤原ヒロシ」Part2

5月のマンスリーゲストは、 藤原ヒロシさんです!
ここでしか聴けないトーク、お楽しみに!


木村:「DJを辞めます」(宣言をして)、で、プロデュースではなく、自分で歌を歌う…。

藤原:でも音楽はすごく好きなので、プロデュースみたいなことはやってたよ。“クラブでレコードをかける”ってことはやらなくなった、というか。

木村:歌うことも実際におやりになっている。そこに至った経緯ってどういうことなんですか?

藤原:なんだろうな…。ギターが好きだったんで、前から家ではギターを弾いたり歌ったりしていたのが、友達に誘われてライブをやるようになって、ライブに呼ばれたりして行く感じになったからかな?

木村:ギター、相当(所持数)ありますよね?

藤原:ギターありますね。でも、この前まとめて断捨離したんですよ(笑)。

木村:えっ!? ギターの断捨離ってどうやってやるんですか?

藤原:知り合いのギター屋さんに来てもらって「コレとコレ売りましょう」みたいに持って行ってもらって、10本くらい売ったかな。

木村:10本!

藤原:はい。けっこう売れました。でもけっこう無駄なギターを買ってたんですよね。

木村:マジですか!

藤原:そうなんですよ。やっぱり若い頃から買ってたんで、溜まってたんですよね。で、前に使ってた物とかを放出しました。

木村:10本のギターは…10本手放す時、喪失感はなかったですか?

藤原:10本くらいだった気がする。まだ全然ありますよ。そこまで(喪失感は)なかったんですよね。ずっと倉庫に溜めてて、”そういえば、コレあったな”くらいな物もけっこうあったんで。

木村:そうなんだ。

藤原:弾くギターって決まってきません?

木村:決まってきます! 何本かあっても、手に取りやすいものもあれば、毎回(ギターを)抱く度に「失礼します!」って感じのギターも、正直あります。
“ガシャガシャいけるやつ”と“大事にいこうかな”っていうのは、ギターによって若干フィーリングが違うのかなっていう気持ちはありますね。

藤原:そういうのも色々あって、”これは弾かないな”とか、そういうのを売っちゃいました。そろそろさ、終活に向かわないと(笑)。

木村:終活? まだ全然でしょ(笑)。
歌を歌う時は、オリジナルで詞を書くという作業も?

藤原:それもありますね。詞を書くの難しいですね。(木村も詞を)書いてるでしょ?

木村:いや、書くってところまでいかないですけど。何回か経験がある位で。どこで躓きます?

藤原:どこかなぁ。まず最初と、何かきっかけがあるとスラスラ行けるんですけど、そのきっかけと、最終で“やっぱりこの言葉は絶対使いたくない”って時に躓く。

木村:自分は、何か自分発信のモノをクリエイトしようってなった時に、世の中の状況とか、実際に自分たちがやるべきこと、そういうバランスに対して“今、自分は気持ちをどっちに持っていきたいんだろう?”っていう、自分自身の方向性をジャッジするところで躓きますね。詞を書くってなったら、“こっちは触れときたいよな”って思いが出てしまったりとか。

藤原:あと、「木村拓哉」って名前が難しいですよね。“その名前でそんなこと言えない!”みたいなのってない? 名前で…っていうのも変だけど、やっぱり「木村拓哉」って名前はメジャーだしさ。僕とかはマイナーだし、何やってもいいっていう。捻くったものがわりと好きなんで。

木村:いやいや、全然マイナーじゃないし、捻くったものって(笑)。でも、そういう捻くった感覚は、fragment(fragment design:藤原ヒロシによるデザインプロジェクト)では、それが当り前のようにメインになってると思うんですけど。
今ではfragmentがいろんなコラボレーションをしているということはみなさん良く知っていると思うんですけど、そのきっかけは何だったんですか?

藤原:きっかけは…元々「コラボレーション」って言葉じゃ無かったと思うんですけど。

木村:えっ、違ったんですか?

藤原:多分、そういう言葉がなかったと思うんだけど。
一番最初に僕がニューヨークへに行った時に、Tiffanyの店に行ったんですよ。1982年頃かな? Tiffanyとかで買うものもそんなにないんだけど、映画(「ティファニーで朝食を」)もあることだし、初めてのニューヨークだし…ということで、お店に行ったら、MONTBLANCのボールペンが売ってたんですよ。普通のTiffanyのペンもあるのにMONTBLANCも売っているから、“なんだろう?”と思って聞いたら、「うち(Tiffany)が認めた良いものを売ってるんだ」って言って。そこに“Tiffany"って刻印が入ってたんですよ。

木村: MONTBLANCのペンにTiffanyって。

藤原:その時に、ロレックスにも“Tiffany”って刻印が入ってるものがあったりとか。

木村:実際にありますね。

藤原:そこでMONTBLANCのペンを買って時計も買ったりしてたんですけど、その考え方は素晴らしいなと思って、自分たちが洋服を作るようになってカバンを作るようになった時に、「日本には”吉田カバン”って良いカバン屋さんがあるから、吉田カバンで作ってくれないのかな」と思って、頼んだのが(コラボ)初めてです。

木村:え〜!

藤原:それがGOOD ENOUGH(藤原ヒロシプロデュースの日本のストリートブランド)をやってる時なんで、90年頃とかかな。

木村:あの位の時にすごい(藤原ヒロシの事務所に)お邪魔してたんですよ。

藤原:そうですね。

木村:ああ、そういうことだったんだ。

藤原:そうですよ。よく(木村が)来てくれた時のお店は「READY MADE」だったと思うんですけど、「fragment」というものはなかったんで、コラボレーションのものしかなかったんですよ。
「UNDERCOVERで去年作ったこの靴はすごい良かったね。じゃあ、もう1回色を変えて作りませんか?」とか。「APE(A BATHING APE)のTシャツのこのベースが良かったんで作りましょう」とか、そういう他のブランドと一緒にやってるのだけしか売ってなかったんですよ。

木村:へぇ〜。

藤原:90年代後半くらいですかね。97年とか。

木村:今はもう、fragment designがメイン?

藤原:今はもうfragmentでは洋服も何も作ってないので、コラボものしかないというか。

木村:でもNIKEだったり、LEVI'Sだったり、Louis Vuittonとか。

藤原:そういう(ブランド)ところとやってる。

木村:すげぇな。この間、何かのお話をさせてもらってる時に「船」をやってましたよね。

藤原:船(コラボ)やってました。

木村:「これから船を見に行くんだよ」って言うから、“船舶免許とか取ったのかな?”って最初思ったんですよ。そしたら「fragmentでデザインした船があるから、それを見に行くんだ」って。

藤原:ちょうど日本に来た時だったんですね。

木村:「船やってんの?」って話になって。

藤原:そうなんですよ。わりと面白いものはちょこちょこ来て、やらせてもらったり出来るんですよね。でも、船もすごいけど、「木村拓哉のツアーグッズ」もかなりすごいですよ。普通出来ないですよね。

木村:本当ですか?

藤原:本当ですよ。

木村:やった! すごい嬉しいんだけど。自分のツアーグッズっていうのは、面白かったものの1つに入りますか?

藤原:全然入りますよ。面白いというか、光栄というかね。遠い親戚とかから連絡来るレベル(笑)。

木村・藤原:(笑)。

木村:他にも今まで手掛けてきたものを全部あげたら数えきれないと思うんですけど、俺が面白いなと思ったのが、”学生服”もやったんですか?

藤原:学生服、やりました。

木村:それは、男子生徒が着る?

藤原:男子生徒も女子生徒も、全部そこの学校の制服とかバッグとか。

木村:バッグも?

藤原:そうなんですよ。軽〜いノリで「学生服とか面白いからやりたい!」って言ったら、もうネクタイとか靴下とかバッグとかいっぱいやらなきゃいけないことがあって、けっこうな仕事量でした。

木村:じゃあ、完全にトータルコーディネート。面白そうだな。そこの学校に通ってる生徒…。

藤原:面白かったですよ。みんなfragment着てる。

木村:それすごいですね。それを着て授業を受け、青春の必須アイテムとして、fragmentの制服を着た女の子を好きになり(笑)。

藤原:fragmentの制服を着た男の子がね(笑)。

木村・藤原:(笑)。

木村:すげーな(笑)。あとは何が?

藤原:今、家をもう1回建てるとしたら、”こういうのを付けよう”とかってあります?

木村:うーん。

藤原:この前友達が引っ越すっていうことで、いろんな物件を見に行ったんですよ。最新の物件もあれば、20年前に建ったけどそこそこの良い物件とか、色々見てたんですね。でも、家の中の物ってほとんど変わってないんですよ。だって20年前からウォシュレットもあるし、エアコンもあるし、床暖房もあるし。何が違うかな?って。その住宅事情の進化があまりないなぁと思って。

木村:うんうん。

藤原:で、(住宅事情の進化を)聞いていたら、微妙に変わってるのがガラスなんですって。ガラスに貼るフィルムで温度が変わったりとか、熱があまり入らないようにするとか出ないようにするとか、UV、紫外線がカットされるとか、そういうのはけっこう変わってたりするんだって。あんまり目に見えない変化じゃない。僕はね、マンションにこれを絶対付けてほしいっていうのが1つあって、「加湿器と除湿機のボタン」。

木村:あ〜! それがもう最初から付いてる。

藤原:絶対使うでしょ?

木村:使う。

藤原:で、“乾燥してるから加湿器”と思って使ってても、2週間くらいしたら除湿機が必要でしょ?

木村:必要。

藤原:あれ、最初から付けておいてくれたらどうですか?

木村:そうね。それこそ加湿をするとなると必ずカートリッジを外して水道の所まで持って行って、水をジャーッってギリギリになるところまでで止めてキャップして。

藤原:(本体まで)持って来て絶対、ビショビショビショビショ…。

木村:ポタポタってあって。

藤原:そういうのがさ。

木村:確かに。もっと細かいところまでいっちゃうと、体質にもよりますけど、花粉症の方だったりとか、

藤原:確かにね。空気清浄機みたいなののいいやつね。

木村:加湿、除湿、空気清浄っていうのが元からついてたら。

藤原:それを、いちいち水入れに行かなくても水道と連結してくれてたら楽じゃないですか。それがどこにもまだないんですよ。

木村:それ絶対いいと思います。

藤原:それを木村工業でちょっとなんか特許取って(笑)。

木村:(笑)。でも、面白いなぁ。“足らないもの”っていうことではなく、“あったらいいな”っていうのもありますね。ドラえもんの話じゃないですけど、“こういうものがもしあったら嬉しいのにな”っていうのが発想のスタート地点としてあって、そこから色々こう…面白い。

[OA曲]
Mind Roaming/ORDER of THINGS

(後TM:MOJO DRIVE/木村拓哉)

2022年05月08日Flow 第百九十七回目「拓哉キャプテン × 藤原ヒロシ」Part1

5月のマンスリーゲストは、 藤原ヒロシさんです!
どんなトークになるのか、お楽しみに!


木村:木村拓哉「Flow」今月のマンスリーゲストはこの方! 実現しました! 藤原ヒロシさんです! よろしくお願いします。

藤原:こんにちは! よろしくお願いします。

木村:こうやって直にお話させていただくのは、以前自分が連載させていただいてた雑誌(『UOMO』集英社)の対談ページ以来になるんですけれども。
これはスタッフから投げかけられてる質問なんですけど、『そもそもお2人の出会いは?』 。(出会いは)何になるんですかね?

.藤原:多分、最初に出会ったのは原宿でしたね。原宿の僕の事務所か、そういうところですよね。

木村:そうです! ヒロシ君が(事務所の)2階のデスクのところにいて、村淳(村上淳)とかに「ちょっと拓哉、行こうぜ」って言われて事務所にお邪魔してる時に、「すいません、お邪魔してます」って感じで…。あれ、何年くらい前ですか?

藤原:25年くらい…もうちょい前?

木村:ひょっとしたら、もっと前かもしれない。

藤原:30年くらい前かなぁ?

木村:すっごい覚えてるのが、ヒロシ君の事務所から帰ろうと思ってエレベーターを呼んだら、そのエレベーターから(エリック・)クラプトンが降りて来たんですよ(笑)。“なんだコレ!?”と思って。

藤原:良い遭遇だったんですよ。

木村:“今、このエレベーターから降りて行った人、クラプトンだったよな!”っていう。

藤原:そういう時代だったんですね。

木村:そういう時代でした。

藤原:元々、木村君は周りの友達もそうだけど、ファッション業界にも精通してたじゃない?

木村:友達は多かったですね。

藤原:たまに原宿に来てる時があって、そこでお会いしたという。

木村:そういう感じでしたね。自分のスタイリングをしてくれている野口強さんとかから、「ヒロシ、いまあそこに住んでるらしいよ」とか、インフォメーションだけは僕も色々と聞いてたんですけど。
近いところで言うと、今年2月にやらせていただいた僕のツアー( 木村拓哉『Live Tour 2022 Next Destination』)のオフィシャルのTシャツとかフーディとかバンダナとかのデザインをヒロシ君にお願いしたら、「あ、いいよ!」って言ってくださって、fragment design(藤原ヒロシによるデザインプロジェクト)が担当してくれたっていう。

藤原:はい、そうです。

木村:あれ、何でOKしてくれたんですか?

藤原:全然意味はないけど、やったら楽しそうじゃないですか(笑)。だって“木村拓哉”だよ(笑)。

木村:何言ってるんですか(笑)。

藤原:木村拓哉のツアーグッズができることなんて、まずないじゃないですか(笑)。

木村:逆に僕からいうと、ヒロシ君に(デザインのお願いを)振ってもいいのかどうかっていうところが、自分の中では非常にドキドキ感があったんですけど。

藤原:いえいえ、光栄でした。

木村:そしたら、ヒロシ君の方からLINEで「今まだ制作途中なんだけど、こういう感じのイメージをしてるんだ」っていうのを写真を添付して送ってくれて。”こういう風に捉えてくれたんだ!”って。

藤原:あれ、良かったでしょ?

木村:良かった。

藤原:自分でも“こりゃいいな”って思ってたんです。

木村:現場のスタッフもすごい盛り上がって着てたし、実際に手に取ってくれたオーディエンスの方とか、ライブに来れなかった人も、「届きました!」って着て盛り上がってくれてる様子を僕は見ていたので、非常に嬉しかったです。
そしてですね、この番組に、3月に山下達郎さんがゲストで来てくれたんですけど、 その時に「木村君は(アルバムの)アナログレコード作らないの?」という話をポーンッと振られて、GYAO!で配信中の「木村さ〜〜ん」の中で、僕の2ndアルバム『Next Destination』のアナログレコードを制作したんですよ。
これ実際、カッティングスタジオにもお邪魔して、工程も目の前で見させてもらったり音も聴かせてもらったんですけど、その“アナログレコードを作る”ってなった時に、「レコードジャケット」ってあるじゃないですか。それを、ヒロシ君にデザインしていただいたバンダナをそのまま使わせていただいて、完成しました! ここに置いて立てかけてあったのは、そのレコードなんですけど。

藤原:ください。

木村:(笑)。

藤原:それくれないの? それ見せるだけなの(笑)?

木村:もちろん、渡しますよ! この場でお渡ししようかなと思いまして、用意させていただきました。

藤原:ちょっと見せてください。

木村:どうぞどうぞ。

藤原:ありがたいですね。素晴らしい!

木村:ただの思い付きなんですけど、「アナログのレコードのジャケットどうします?」って言われた時に“あのバンダナ(のデザイン)でいいかな?”って思って。

藤原:”やっつけ思想”が出てきましたね。

木村:やっつけじゃない! レコードジャケットって、部屋に置いておいてもちょっと可愛かったりオシャレだったらいいなっていう、勝手な妄想があって。

藤原:正方形だしね。

木村:“正方形のデザインって、何がいいかな?”“自分の写真とかじゃねぇな”って思って。それで“今回デザインしてくれたバンダナはどうかな?”と思って、作らせていただきました。

藤原:一生の記念として取っておきます。

木村:でも、今の、「レコードできました! 受け取ってください!」って渡した瞬間の、レコードに触れ慣れてる感じが半端ない。

藤原:それ、慣れてないんだよ(笑)。もう20年くらいレコード触ってないんだよ(笑)。

木村:マジですか?

藤原:DJを辞めて以来、全く触ってないです。家にターンテーブルもないし。

木村:ないんですか! じゃあ今は、“音を聴く”ってなったら“レコードを聴く”ってことは、あんまりないんですか?

藤原:“レコードを聴く”って、ゼロです。逆にそうなんですよ。

木村:マジで!? 今けっこうショックだったんですけど…。じゃあ今は“音源を聴く”ってなったら、どういう形で聴いてるんですか?

藤原:CDかMP3とか、そういう…まぁ、Macの中ですかね。

木村:所有してるレコードはあるんですか?

藤原:それは、まだ全部あります。ターンテーブルだったり(レコードを)再生するものはないです。全部レコードは倉庫に置いていて。たまにもらったりすることはあるから、(部屋に)飾ってあったり、置いてあったりしますけど。家でレコード聴きます?

木村:それが、今回レコードを作ってみて、“あっ!”って思ったんです。

藤原:(レコードを再生する機材が)ないんでしょ?

木村:“ソフトを作ったのに、それをプレイするハードがないな”と思って。“これはちゃんと手にして接続せねば!”って思ってる。

藤原:せっかく(自宅に)つけるんだったら、いいオーディオセットとか買いたい気もするよね。

木村:もちろん、そうなんですけど。

藤原:それもそれであるんですけどね。

木村:(オーディオ機材がほしいって)あります?

藤原:ちょっとあります。もう1回。DJ用のとかじゃなく、普通に(レコードを)かけるやつね。

木村:僕はDJをやったことがないので、もちろん聴く専門のものになってしまうとは思うんですけど、もし今後、その(レコードを)聴くプレーヤーを選びに行くとかいうことになった場合、スケジュールさえ合えば…。

藤原:一緒に買いに行きましょうか。

木村:それ「木村さ〜〜ん!」でやってもいいですか?

藤原:いいですよ。

木村:マジですか!

藤原:けっこう(レコードプレーヤー)高いですね。「木村さ〜〜ん!」の力と、2個まとめて買うんで、安くしてもらえるかもしれないしね(笑)。

木村:えっ、けっこう(金額)するんですか?

藤原:多分、いいやつだとけっこうすると思いますよ。それこそMcIntoshとか、ちょっと光るやつとか。僕、買わないけど一時期調べたんですよ。“これほしいな”っていうのはいくつかあるんで、行ってみましょう。

木村:うわ、ドキドキ!

藤原:どこに売ってるのかな? 調べます。

木村:多分、ヒロシ君のネットワーク使ったら5分後位に出てきますよ(笑)。

藤原:でも、いいですね。そういう機会がないと僕も買わないというか。“買おう”と思ってても、全然まだ買ってないから。

木村:今回こうして作らせてもらって、もし(レコード)プレーヤーを手にすることになったら、きっとこの1枚では済まなくなると思うので。

藤原:今後も作っていくし。

木村:作るだろうし、“レコードで音楽を聴く”っていうことにもなっていくのかなと思ったりもして。ぜひ、そういうタイミングと内容になったら、色々お願いします!

藤原:はい。行きましょう! 買いに行きましょう。

木村:やった〜! 嬉しい!

藤原:僕もそういう機会がないとアナログに戻らなかったので。

木村:そんな僕の目の前に座ってくれている藤原ヒロシさんなんですけれども、三重県出身で、ファッションデザイナー ・ミュージシャン ・音楽プロデューサー。これは、スタートはどこだったんですか?

藤原:キャリアのスタートは、もちろん東京ですけどね。
高校を出て、東京に出て来て、その頃「ツバキハウス」ってクラブがあったりとか。ファッションもDCブランドとか、MILKとかMEN’S BIGIとか流行ってた頃だったんで、そういう人たちに遊んでもらうようになって、そこからですかね。

木村:今もチラっとクラブの名前とかもありましたけど、クラブのDJっていうのは、どういうきっかけで?

藤原:その頃、ちょうど海外でヒップホップが産声をあげた位だったんですけど、僕はそういうのがすごく好きで、自分でレコードも買ってたんで、その持ってるレコードを知り合いのクラブでかけさせてもらうというか、1日5000円もらってDJする、という感じをやってたんですよ。
それまで、DJというのは“サラリーマン”というか、クラブで給料をもらって、クラブにある備品としてのレコードをかけるのが仕事だったのね。そうじゃなくて、“自分が好きなレコードを持って行ってクラブでかける”ということをしたのが、僕だったり…その前は、大貫憲章さんが自分の好きなロックを集めてかける「LONDON NITE」があったりとか。そういう時代に変わった頃なんですかね。

木村:その後、高木完さんとのヒップホップ・ユニット「タイニー・パンクス」を結成し、日本初のクラブ・ミュージック・レーベル、「MAJOR FORCE(メジャー・フォース)」へ参加。
90年代からは自身の楽曲を発表する一方、(音楽)プロデューサーとして、小泉今日子さんとか…。

藤原:先にプロデューサーですかね。小泉さんとかUAとかをやって。

木村:あと(藤井)フミヤさんとか。

藤原:フミヤ君もやって。そうなんですよ。ギリギリJ-POPがめっちゃ売れる時代で。ギリギリちょっと印税に辿り着いた感じですかね。

木村:キョンちゃん(小泉今日子)とか、フミヤさん、あとUA。もうこういうこと(プロデュース)はしないんですか?

藤原:しないわけでもないですけど、“良い人がいたら”というか…。でも、それをメインにやっているわけではないので。何かあったらやりたい気持ちもあるけど。

木村:2006年にDJ引退を宣言し、現在はシンガー・ソングライターとしても活動中ということなんですが。なぜ(DJ引退を)宣言しちゃったんですか?

藤原:最初にDJをやった時の話をさっきしましたけど、“自分の好きなレコードを持って行って、好きな物をかけるDJ”だったんですね。そうすると、お店には常にDJがいるじゃないですか。サラリーマンというか、お店の従業員のDJがいて。良い曲がかかったら、その人たちに「これなんていう曲ですか?」って聞いても、その人たちは曲名もわからなくて、“ただ流行ってて人気があるからかけてる”ぐらいな熱量のDJがけっこういたんですよ。で、“そうはなりたくないなぁ…”と若い僕は思ってたのに、気が付いたら自分もそれに近い感じになってたというか。
レコード屋さんに行って「これいいですよ!」って若い店員から(薦められたレコードを)買って、それをそのままかけて。で、”これ、誰だっけな?”。そのアーティストもあんまり覚えられないというか。多分、熱量も下がっちゃったんだなと思って。

木村:なるほど。

[OA曲]
M.TERRITORY/HIROSHI FUJIWARA

(後TM:MOJO DRIVE/木村拓哉)

2022年05月01日Flow 第百九十六回目

今週は、みなさんからいただいたメッセージを紹介させていただきます。
最後までよろしく!


木村:いつもたくさんのメッセージ、本当にありがとうございます。まずは、 先月4月のマンスリーゲスト、満島ひかりさんとのトークの感想が届いております。

【神奈川県 しずく 53歳 女性】
拓哉キャプテン、こんにちは! 
満島ひかりさんとのトーク、凄く共感してしまいました。
自分もちょっと似たような所があったので(空想癖とか、親への思いとか)、へー! こんな感覚でいても、素敵な女優さんになって活躍してるんだなぁと、ちょっと羨ましい気持ちになりました。
自分もちょっと変わった生き方をしてきたので、元気になりました。
可愛らしい顔つきや仕草には、色んな経験から成るものだけれど、満島ひかりさんのそれは、ちょっと独特で、普通じゃなさ感が出ていたのも、納得できる幼少期が聞けて、面白く、益々、活躍する女優さんになられるのではと思いました。
また、これからのドラマでの展開も楽しみにしております。
拓哉キャプテンとの絡みも、多そうで、ワクワクしながら毎回受け取ります! 


木村:いや〜、確かに、あんまりいないでしょうね。“ちっちゃい頃、いつ隕石が落ちてきても良いようにスタンバってる少女”って、あんまりいない…ですよね(笑)。それを沖縄で真剣に思っていたと。あと、”両親が宇宙人かもしれない!”って思ってる子供って、どういう心境なんだろうね? …なんだけど、それは(「親が宇宙人では?」と疑っていることを)両親には伝えなかったっていう(笑)。
僕自身は、(満島)ひかりちゃんのことを「存在が菩薩」みたいな感じで言わせてもらったんですけど。なんか、本当に笑顔が絶えない方なので。一緒にドラマを撮影させていただいていても、“「向き合う姿勢」がしっかり地に足の着いた方だなぁ”って、横にいてすごく感じますし、非常に独特な、素敵な俳優さんだなと思いますね。
そんなドラマ「未来への10カウント」(テレビ朝日系)に関して、こんなメッセージもいただいているようです。

【千葉県 くるみ 40歳 女性】
キャプテンこんにちは。
最初はボクシングの内容のドラマってどんな感じだろ?って思って見ましたが、すごく面白いです!
特に1話での校長室での桐沢と葵先生、校長、教頭とのやり取りがツボりました。
内田有紀さんとの共演もかなり久しぶりだと思います。
私の想像ですが収録の合間に八嶋さんと生瀬さんがふざけたりして
他の共演者の方たちを笑わせたりして場を和ませてくれてるような気がします。
安田顕さんとの共演はいかかですか? 撮影裏話などありましたらぜひ聞きたいです。


木村:そうですね。内田有紀さんとはかなり久々ですね。
途中途中、お互いに撮影所に入っていて「お! 元気?」っていう時は幾度となくあったんですけど、こうやって同じ作品で同じスタジオで撮影をする、同じロケ現場へ向かうってことは、“久々”というだけじゃなく、“面白い”感覚がありますね。
あと、メールにも書いてありますけど、安田顕さんとの共演は初めてなんですけど、本当に真摯に作品に向き合う方だなって思ってますね。本当に真面目。
千葉県のくるみが想像してくれてますけど、収録の合間に、やっしー(八嶋智人)は、なんか色々やってますね。オラキオさんたちと職員室の中でずーーーーっと喋ってます。ずーーーーーーーーっと喋ってますね(笑)。
生瀬(勝久)さんは、お話の輪に加わることもあれば、お一人でモニターの前で自分が呼ばれるのをお待ちになってる感じもありますけど、自分と生瀬さんで(一緒に)いることも多いですね。ゴルフの話をさせていただいたりとか。
ポロリするつもりはそんなにないんですけど、このあと12時から配信されるGYAOの「木村さ〜〜ん!」はですね…。この間ね、(ドラマの撮影現場に「木村さ〜〜ん!」のスタッフが)いきなり来たんですよ。「あ、ども!」って感じで。「何やってるの?」って聞いたら「あ、これ「木村さ〜〜ん!」です」って言われて。このあと12時から、みなさんにお届けするらしいです。
続いても、ドラマ「未来への10カウント」に関するメッセージです。

【埼玉県 やこ 51歳 女性】
ドラマ始まりましたね。楽しみにしていたので、早速初回みました。
みている中で見覚えのある場面が・・・
木村さんと満島さんが歩いている廊下は、私の知っている景色。
当時あの木製の椅子に座って談笑していたところと同じなような。
卒業してうん十年。確信が持てなかったので、しばらく連絡の取っていなかった同級生にメールをしてみました。
やはり母校で、下駄箱や廊下はほとんど変わっていなかったので、すぐわかったそうです。
ドラマに使って頂いて懐かしく学生時代を思い出し、また久しぶりに同級生とのやりとりのきっかけを作って頂いたドラマに感謝です。
友人は、医療職、私は福祉関係に勤めているので特にこの環境下では、すぐに再会は出来ないけれど、落ち着いたときに再会の約束をしました。
ドラマの展開も楽しみですが、私にとっては校内の場面も合わせて楽しませてもらいます。


木村:ということは、俺らが(撮影で)お邪魔させていただいているあの学校の卒業生ってことか。OGですよね。そうか。わかる人にはわかるんだね。
あと、(ドラマの中で桐沢(木村)が黒板に描いた絵に)”焼き鳥の絵が!”って非常にみなさんに盛り上がっていただいたようですけど、あれ、適当に描いたんですよ(笑)。席に座ってる生徒役のみんなに「これ何だかわかる?」って聞いたら、「ねぎまっすよね?」ってすぐに言ったから、“あ、伝わった伝わった。じゃあいいや”と思って。
ドラマを楽しんでくれるのもすごく嬉しいんですけど、同級生との再会も早く実現するといいですね。
へ〜。こうやって観てくれている人もいるんだな。

木村:続いては、リスナーのみなさんが一生懸命チャレンジしていることを応援する【リポビタン×Flow 頑張るリスナー応援企画!】
前回紹介したみっちゃんから返事が届きました。

【愛知県 みっちゃん 18歳 女性】
吃音症についてのメールを送ったみっちゃんです。
この前は読んでんいただいてありがとうございました!
吃音症で生きるのが辛いと思った事もありましたが、木村さんのお言葉に心が救われましたし、ますます色んな事を頑張ろうと思いました。
またTwitterで克服出来ると良いねなどリスナーさんの温かい言葉を見て、とても嬉しい気持ちになりました。


木村:っていうお返事が届きました! みっちゃん、わざわざ返事を送ってくれてありがとうございます。
そうしたら、リスナーの方からもすごい反応がありまして。代表して、こちら。

【宮城県 ゆー 53歳 女性】
先週の『リスナー応援企画』で、みっちゃんさんの吃音のメッセージを聴かせて頂き、私も同じ吃音症で悩んでいる1人としてメールを送りました。
私も幼い頃から吃音症を抱えていて、みっちゃんさんと同じく本当はお喋りが大好きなのに詰まるのが怖くて話せなかったり、授業中先生に当てられて心臓バクバクになって震えが止まらなかったりなど…辛かったり悔しかったりした事が沢山あるので気持ちが手に取る様に分かります。

木村さんの励ましもとても心に響きました。ありがとうございました!
全国の吃音症の方達にも響いている事を願っています^_^


木村:ここでは一人のリスナーの悩みとかに僕が代表して答えさせていただいてますけど、こうやって「愛知県のみっちゃん」と「宮城県のゆーさん」が、このラジオを通じて繋がってくれてることは、非常に嬉しいなと思います。みなさん、引き続き、”私はそう思う!”とか”いや、私はこう思うよ!”とか、意見の交換の場所にしていただけたら嬉しいなと思います。
そして今日は、こんな方からメールが来ています。これ、ちょっとビックリしたんですけど…。

【福島県 網膜剥離の教員免許持ちのプロボクサー 35歳 男性】
木村さんのドラマを見てこれまで影響をされてきたプロボクサーです。
プライドを見てアイスホッケー選手になろうとしたこともあるくらい木村さんのファンです。
実は未来への10カウントを見まして、自分と重なる点が多くてびっくりしています。
今、現在ボクシングで網膜剥離の為に試合も出来ずにどん底です。
現在、指導者として小さい子供から大人までジムで指導をしております。
そして、私も教員免許も持っていて、また木村様に影響されて教師になろうかなと真剣に悩んでおります。
いま俺のチャンジしていることは、網膜剥離を完治させて、全日本の新人王になることです。
私の憧れでもある木村様に応援してもらえたら、きっと網膜剥離に負けずにまた、試合できると思ってメッセージしました。
今回、ボクサーを木村さんに演じて頂き本当に嬉しいです。
ボクシングの魅力と裏方の指導者の魅力が世界に広がればいいなと思っています。
未来への10カウント最高!!


木村:これ、マジで? 完全に桐沢ですよね(笑)。
え〜、これは…そうですね、焦らず、ホントにしっかり治して、JBC(日本ボクシングコミッション)指定の病院で「治ったね」って言っていただけた暁には、絶対に(新人王を)目指してほしいなと思いますね。
万が一ですよ、万が一、網膜剥離というものが立ち塞がっているならば、そこは、早めに現況を自分で理解して受け入れて。うん。それで全て(ボクシングやその先の未来が)ダメになったわけではないから、胸を張っていってほしいなと思います。そういう経験をしたからこそ、伝えることのできる内容っていっぱいあると思うので。
わ〜、ビックリしたわ。ホントに(桐沢が)いたわ。
僕も(ボクシングを)齧る程度のことしかできないかもしれませんけど、実際にリングに上がられているみなさんに失礼の無いような作品を作っていきたいなと思っているので、引き続き気合を入れて撮影します!

【リポビタン×Flow 頑張るリスナー応援企画!】
あなたがいま、一生懸命チャレンジしていること、頑張っていること、頑張っている理由など、エピソードと共に番組宛に送ってください。メッセージをくれたリスナーの中から10名様にリポビタン製品をプレゼントします!
みなさんの熱いメッセージ、お待ちしております!

[OA曲]
M.I’ll be there/木村拓哉

(後TM:MOJO DRIVE/木村拓哉)


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