木村拓哉 Flow supported by Spotify - TOKYO FM 80.0MHz - 木村拓哉

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2018年11月25日Flow 第十七回目「拓哉キャプテン×マツコ・デラックスさん」 Part4

今月のゲストは、マツコ・デラックスさんです!

実は2人は同じ高校の同級生!
今回は、リスナーからのメールにも一緒に答えていただきました!

今週がラストのご登場! マツコ・デラックスさんの“人生の一曲”についても伺いましたよ!


木村:リスナーからのメールが来てるんで、ちょっといい?

マツコ・デラックス:うんうん。

新潟県 <ちゃむちゃむ>さん 39歳 女性
最近、涙もろくなっています。
昔から感動的な映画やドラマは絶対に泣きますが、
最近では山や滝などの「絶景」を観ると、何かがこみ上げてきて号泣してしまいます。
先日は近所の公園の、いたって普通の大きさの木を見て、なぜか号泣してしまいました。
そんな私の姿を見た散歩中のおじいさんが、「大丈夫?」とハンカチを貸してくれて、
その優しさにまた号泣してしまいました。ちょっと恥ずかしいです。
きっとこのメッセージも読まれたら号泣すると思います。
拓哉キャプテンは涙もろいですか?
絶対に泣いてしまうものってありますか?教えてください!

木村:これどうですか? 絶景を見て、山や滝などを見ると泣いてしまうっていう<ちゃむちゃむ>。

マツコ・デラックス:私は自然系ではないんだけど、最近さ、どっかで“泣くもんか”と思って、泣いてなかったところがあるわけよ。ドラマとか、映画とかを見てても“これすごい泣けるよね”って思ってても、「そお?」って言ってみたりとか、めちゃくちゃ意地を張って生きてきたのよ。

木村:へ〜。

マツコ・デラックス:だけどやっぱりこの歳になって、負けちゃうようになってきた。たぶん、この<ちゃむちゃむ>さんも年齢はあると思うよ?

木村:まだ、39歳だよ?

マツコ・デラックス:いやいや、これぐらいから始めるって。これぐらいから来んなよ!

木村:マジで?

マツコ・デラックス:私、最近本当に泣く!テレビとか見てると、特にドキュメンタリー系とか見てると、別にすごい悲しい話とか、すごい辛い話してるわけじゃないのに、すごく日常を淡々と追ってるだけの、ああいう系が好きなんだけど。
日常の断片を切り取っただけで、過度な演出をしてるわけでも、お涙頂戴なわけでもないんだけど、そこに人がいて日常しているっていうだけで、最後番組のエンディングがかかると、もう一人で泣いてる(笑)。
だから、<ちゃむちゃむ>さんの視線が、私にとっては人間なんだと思う。

木村:うんうん。

マツコ・デラックス:人間が淡々と粛々と健気に生きている姿を見ているだけで、最近涙が止まらない。

木村:俺はね、辛いとか悲しいで泣くことはないかな。努力を重ねた上でのハッピーとか、そういうのは泣いちゃうかも。

マツコ・デラックス:最近、何で泣いた?

木村:ドキュメント、ダンス部とかそういうやつで。みんな、もちろん全力で頑張ってるんだよ?
全力で頑張ってて、目標を持ってやってんだけど、そこで全力でやってる人たちが、結果こうだったっていうその流れは一応あるんだけど。全力でやってる奴らが、全力でやったからこそ流す涙ってあるじゃん? それを見ると、やっぱつられちゃう。

マツコ・デラックス:やっぱり男の子の脳だ。

木村:そうならない?

マツコ・デラックス:やっぱり、みんな泣きたいんだよ。泣くと、なんか出るのよ、デトックスっぽい効果があるんだと思うんだよね。

木村:一時期、それをしませんかっていうのやってなかった?

マツコ・デラックス:そうそう、それって絶対なんかあるなと思うのは無意識のうちに涙が出てきて。
泣こうと思って泣いてるわけじゃないんだけど、“あ、泣いた”と思った時に、“うん!泣け!”ってどこかで思ってるんだよね。
自然に委ねてるかと言ったら、その泣いてる自分を途中でどこか客観視してる部分っていうのもあって。だから、彼女もそうじゃん?
泣いてる自分っていうものを、ものすごく解説してるじゃない?
たぶん、自分で泣きのスイッチを入れている部分もあると思うんだよね。

木村:それをこらえないね。

マツコ・デラックス:だったとしたら、泣きたい時なんだから。いいんじゃない?泣いて。

木村:良かったね、<ちゃむちゃむ>。これ、<ちゃむちゃむ>はもっと泣くぞ。

マツコ・デラックス:いい! いい! 人に迷惑かけない程度に、1人でいる時はずっと泣いててもいいのよ。

木村:そうね、人に迷惑をかけなければいいね。

マツコ・デラックス:泣きたいんだよ! 今までタガが外れたのよ、何も恥ずかしくないって思ってから、まあ泣くね!
ビックリするぐらいのきっかけで泣く!

木村:それは1人の時でしょ?

マツコ・デラックス:たまにやばい時ある! 町を歩いてても、おばあちゃんが手押車みたいなのあるじゃん? あれで横断歩道を1人で、すごいゆっくり歩かれてるのとかを見てるだけで、泣きそうになる時とかある。

木村:マジで?

マツコ・デラックス:ほぼ身勝手な妄想なわけよ。おばあちゃんは別に、何気なく毎日の買い物でただ歩いてるだけなのかもしんないのに。
「全然、私は元気よ!」って言われたらおしまいなんだけど、なんか横断歩道とか歩いていると手を差し伸べたくなってしまっていたのよ。だめよね、それは身勝手よね。

木村:身勝手っていういか、マツコの中のメイクストーリーっていうのが、すごい作動しちゃうわけでしょ?

マツコ・デラックス:“幸せってなに?”っていうさ(笑)。
自分が、まだどうなるか分かんないよ? このままでいけば結婚はないわけだし。

木村:だから、まだ分からないって。

マツコ・デラックス:おそらくの話よ? 今でこそさ、こうやってお仕事させていただいて。
「マツコさん、マツコさん」ってスタッフも寄ってきてくれるけどさ、いつの日かさ仕事がなくなる日がくるわけで。

木村:マツコがこういうことを思ってるってのがすごいよね。

マツコ・デラックス:思ってるよ! その時に“気高くありたい!”と思うわけよ。それで“寂しー!”ってなっちゃって押しつぶされてしまう人間には絶対なりたくないっていうのがあって。
その時も気骨に「楽しかったよみんなと仕事できて、もう来ることもないだろうけどみんな頑張るんだよ!」って言って、気骨でありたいなって思うわけよ。
たとえ家に帰って誰もいなかったとしても、その気骨さみたいなものを、おじいちゃんとかおばあちゃんが1人で歩かれてるところから感じるのよ。
俺たちもすごい人生があって、今、最後一人になって、いろんな思い出を回想しながら、自分が1人で旅立つ時間を粛々と過ごしてるって事に対して、その姿がすごく気高いなって思ってしまうの。だから、“私もこうあろう!”って思うのよ。
「寂しー! 誰かきてー!」って、絶対にならないようにしようと思うの。

木村:きっとならないでしょ。

マツコ・デラックス:たまにすがっちゃうかも! ここを借りて言うのもなんだけど、たまには飯食ってくれよ! 各P!D!(笑)

木村:ハハハハハハ!(笑)今略したけど、プロデューサーとディレクターね。

マツコ・デラックス:あと作家さんね。
仕事が終わったからって、自分は退くよ? あなたたちは旅立ちなさいと。

木村:退く退くって言う人が絶対残るのよ。
さんまさんも言ってたけど、「俺は60歳で、ええねん」って言ってて、何あれ?

マツコ・デラックス:60過ぎて、また元気になってるわよ。

木村:またひとつギアが増えてるんだよ。だから、そういう風に言ってる人は退かない、たぶん何も言ってない人が退く。じゃなかったら、とっくのとうに終わってるよね。
来てくれた人に共通して、これだけは聞いてるんだけど、人生の一曲ってあげたら何?っていうのを聞いてるんだけど。

マツコ・デラックス:けっこうあるんだけど、今日、真面目な話になったから真面目路線でいくね。

木村:いいよ。

マツコ・デラックス:真面目路線でいくと、クイーンの「ボヘミアン・ラプソディ」。

木村:お〜〜。

マツコ・デラックス:私、いろいろ路線があるのよ。ディーバ路線とか。

木村:ディーバ路線だけ聞かせて。

マツコ・デラックス:マライア・キャリー。もちろんホイットニー・ヒューストンも好きだし、マドンナも好きだし、シンディー・ローパーも好きだし、みんな好きだけどマライア・キャリー。

木村:今回は真面目路線で、クイーンの「ボヘミアン・ラプソディ」。

マツコ・デラックス:この曲スッゲー長いから(笑)。

木村:11月のゲストはマツコ・デラックスさんでした! ありがとうございました!

番組では感想をはじめ、質問や相談、
動画「木村さ〜〜ん!」でやって欲しいこともお待ちしています!

M1. Bohemian Rhapsody / QUEEN

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