木村拓哉 Flow supported by Spotify - TOKYO FM 80.0MHz - 木村拓哉

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2019年12月15日Flow 第七十二回目 「拓哉キャプテン × 大島優子・三浦翔平」Part2

今週のFlow、先週に引き続き、ゲストにお迎えしたのは大島優子さん、三浦翔平さんです。

来年1月4日(土)、5日(日) の2夜連続、夜9時から放送する
フジテレビ開局60周年記念スペシャルドラマ「教場」で共演している3人!

どんなトークが飛び出すのか!? お楽しみに!


三浦:(共演者同士で)結構コミュニケーションを取ってたよね。

大島:うん。でも、やっぱり翔平がまとめてくれていたというか、率先してみんなに話しかけてたりとかしてたね。

三浦:本当はやりたくないんですよ(笑)。僕は僕の仕事をしたくて、一人で準備をしたいタイプなんですけど、“これはやらんとあかん現場だな……”って思って。
他の生徒の子達にも、ちょっと空きがあったら練習する時間あるんじゃないの? っていう話をして、そこから一気にスピードがどんどん早くなっていきましたね。

木村:“何の練習?”って思ったと思うんですけど、警察学校で点検っていうのがあるんですよ。
「気をつけ」「休め」「楽に休め」っていうやつなんですけど……。

大島:今、“ハッ…!”て思った!(笑)

木村:多分、二人はもう耳にしたくない! っていうぐらいのワードだったと思うんですけど、この3つの姿勢ですらも、合わせることが必要とされるんですよ。30人が一度に。
教官の「気をつけ!」に対して、三浦翔平も大島優子も今まで一度も使ったことのない筋肉をフルに使った“気をつけ”なんですよ。

大島:本当にそう! 初めてやった日は筋肉痛でしたもん。

三浦:筋がおかしくなったね(笑)。

大島:“気をつけ”と“休め”だけなのに、汗はかくし、緊張するし、筋肉痛になるし。

木村:その後に警笛、手帳、手錠、警棒という点検所作があるんですけど、それができるようになるまで、みんな尋常じゃない時間を過ごしたと思います。
教官である風間公親は見てるっていう立場だったので、変わっていくみんなをあからさまに感じることができたし、
それこそ、翔平が音頭を取って焼肉屋に集合した後の訓練は、“みんな着替えた上で役として現場で汗をかいて訓練してるのに、なんで自分だけ私服だったんだろう”と思って、自分も風間公親役の衣装に着替えて現場に立ち会うようになって、急に変わったよね。

三浦:変わりましたね。

木村:指導で入っていた古谷さんも、訳の分からないスイッチの入り方したじゃないですか。

三浦:急に鬼教官になりましたもんね(笑)。

大島:それまでは結構言い方とかも柔らかかったんだよね。

三浦:気を使ってくださってたんだと思います。

木村:「こうですね」とか「こうして下さい」という言い方だったんだけど、あの日を境にして「何度同じこと言わせるんだ!」って始まって。

三浦:今の時代では考えられないですね。

木村:そうだね。それを含めて、すごい面白い企画だなって思った。
今は会社だろうが、教育の現場だろうが、少しの気持ちのやりとりでも圧を感じた時点でパワハラやモラハラと言われてしまうじゃない。
そういう時代なのに、こういう作品をやるんだっていうね。

大島:放送されるときにどういう反響になるんだろうっていうのは、とっても楽しみですよね。
パワハラという言葉が浸透してきている中で、私たちは実際にそれに近いものを体験したことですごく心が鍛えられて。これはハラスメントじゃないって思いましたもん。
役としても台本に沿ってやってましたけど、生身の人間として感じたときに、“これをやらなきゃ自分はここに居れないんだ。やらなきゃいけないんだ”っていう心を自分で奮い立たせて鍛えるというのを感じられたから、プレッシャーみたいなものは何も感じなかったです。

木村:それは翔平も一緒?

三浦:一緒ですね。逆に、あの空気感がもっと早くから出ていればなお良かったのにな、と思いました。
意外とヌルッとしてるな、という印象が最初はあったので。

木村:最初はね。だから、僕も思わず言葉にしちゃったんですけど、「ごっこしにきたんじゃねーぞ」って訓練のときに言ったら、気づいたら誰も椅子の背もたれを使わないで座るようになって、あのときはすごく不思議だった。
誰も指示を出した訳でもなく、お願いしたわけでもないのに、あるタイミングでいきなり全員が声を揃えて「ハイッ!」って返事をするようになったよね。

M1. ひこうき雲 / 荒井由実

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