木村拓哉のFlow - TOKYO FM 80.0MHz - 木村拓哉

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2020年10月04日Flow 第百十四回目「拓哉キャプテン × 鈴木京香」Part1

今月、10月のゲストは女優の鈴木京香さんです。
一体どんなトークになるのか、お楽しみに!!


木村:今月のゲストは、この方。ほんとに来てくれたんですね!
女優の鈴木京香さんです。よろしくお願いします。

鈴木:よろしくお願いします。こんにちは〜。

木村:お久しぶりです。

鈴木:お久しぶりです。

木村:約一年弱ぶり!

鈴木:そうですね。でも、年末ぎりぎりまで撮影してたから、十か月ぶりぐらいですか?

木村:そうですね。十か月弱ぶりぐらいですかね。
いやー、僕がテレビ朝日さんで『BG〜身辺警護人〜』を終わるか終わらないかぐらいの時に『未解決の女 警視庁文書捜査官』で、そろそろ京ちゃんが来るっていう噂は耳にして、“あ、会えんのかな!” って思ったら、わりとすれ違いだったりとか。それで、未解決の女の衣装合わせかなんかで。

鈴木:そうなんです。ちょうど木村さんが、何かのバラエティにゲストでお出になってるっていって。でもちょうど収録に入られたっていう時だったんですよね。だから会えず(笑)。

木村:そうなんですよ。その時も同じスタジオで僕はバラエティの収録、京ちゃんは衣装合わせって事で。「今日、京香さん来るらしいよ」みたいなことは僕も聞いてたんですけど、その日も会えなかったんですよね。

鈴木:そうですね〜。

木村:僕はBGの撮影が終わり、未解決の女に引き継がれ、僕は未解決の女のオンエアーを観たりとかしてると、そこに何故かね〜、沢村一樹さんがね〜、なんか普通にいるんですよ。“なんで俺がそこにいないんだ!” っていう感じを受けながらも観てました。

鈴木:いや〜、ありがとうございます。私たちも言ってました。「木村さん何してんだ!」とかね。「私たちも、そっちにちょっと顔出せないものか」とか色々考えたり。作戦練ったりしたけど。でも、スタジオが違ったんですよね。

木村:そうですね。

鈴木:ねー。残念でしたけど、でも、今日こうやってゲストに呼んでいただいて、ほんとに感激です。ありがとうございます。

木村:いやいや、来てくれるのかな〜って思ってたら。だって実際、未解決の女の収録もあったし。それが終わるや否や、中井貴一さんとの。

鈴木:はい。『共演NG』っていうドラマを。

木村:あれ、すごいっすよね!タイトルもタイトルだし。最初、ニュースで見た時に “中井貴一さんと鈴木京香さんって共演NGだったっけ?” っていう。“え?そんな二人が何で一緒にやるの?” と思ったら、あれ作品のタイトルなんですね。

鈴木:そうなんですよ〜。中井さんも皆さんに「共演NGだったんだね〜みたいに言われた」って言ってましたけど。全くそういうことはないけど、ドラマの中では共演NGだった二人が一緒にドラマを作るっていう感じの話で、それも面白いので是非観ていただけたら。

木村:参加したかったな〜。

鈴木:でも、木村さん、いらっしゃらないでしょ? 共演NG。

木村:えっ!?

鈴木:いる?

木村:僕ですか? 共演NG。うわっ、すっげー質問とんできたな! 僕の共演NGですか? いないと思いますけどね。うん。

鈴木:木村さん、苦手なものもなさそうだし。

木村:あー、ないです。

鈴木:でしょ! だから、人でも苦手ってないだろうから、木村さんは共演NGないだろうなと思って。私も共演NG、自分はないんですけど、されてる可能性はあるので。

木村:ないでしょ!

鈴木:いや、分かんないですよ(笑)。

木村:鈴木京香を相手に「僕ちょっと、彼女NGなんだよね」っていう人はいないと思いますよ。

鈴木:でもほんとに、そんな風に言われないように、これからも仕事をしていこうって。

話題は2人が共演した『グランメゾン東京』へ…。

木村:すっごく僕も印象に残ってるのが、一日にそのタイミング。早見倫子さんが、とある街のレストランとはいえないレベルの、ほんとカフェですよね。路上にテーブルを出した。
そのカフェに座って、尾花に「食べさせてよ! じゃー、あんたのその手長エビの…。」で、尾花が作って「ボナペティート」と出し、食べて「美味しい」って言って、「何で私にこれが作れないんだろう」って涙するシーンがあったんですけど。

そこに太陽の光がパーンって当たるのが、一日30分しかなったんですよ。その30分を目指して全てのカットを撮っていって、さー、早見倫子さんが座ったその椅子に太陽が当たる瞬間、今から30分だよ! っていう中で撮影したんですけど。
なんだろう、やることなすこと全ていい方に転がったというか。僕自身もこれは観てくれる人にひょっとしたら伝わってくれるかなと思って、あのテーブルであのシーンで倫子さんが口にする手長エビのお料理を、番組のスタッフが現場で用意してくれる、料理の先生が作った料理をあたかも尾花が作ったようにして出すのが、自分の中で、すごい「嫌だ!」と思って、今このシーンで、食べて涙するこの料理は「絶対尾花が作らなきゃダメだ!」と思って、厨房で8皿ぐらい作ってましたね。

鈴木:ねー。美味しかったですよ。手長エビのエチュベ。

木村:あれは、気合入れて作りました。

鈴木:あの時のシーンのことは、やっぱり忘れられないですね。食べた美味しさで、悔しいんだけど嬉しいっていう気持ち? 複雑なんだけど、あんな気持ちで泣くっていうこと、“難しいな! 出来るかな!?” って思ってたんだけど、あれはやっぱりキャプテンの心意気、全部ちゃんと作ってくれて。

木村:急に、急に何すか! キャプテン呼ばわり。

鈴木:だって、ここではキャプテンと呼ばなきゃ。

木村:何なんですか? 前知識というか。誰だ!? これを入れたのは?

鈴木:でもほんとに、そのお陰だって思うし。あれはスタッフみんなもそういう気持ちで、みんなで集中できたんですよね。あんなに上手くいくことって、ほんとにないと思う。あんなに時間の厳しい縛りもあるし。夢のようですよね。

木村:はい。全て、なんか、あんなに集中するっていうことが久々だったんで。何かね、終わった後の充実感っていうのが半端なくて。

鈴木:実際こう。一回目のテイクで、何かがこう。上手くいかないっていうよりも、私も悪かったんだけど、もうちょっと出来そうな、感情が上がりそうな感じで、“もう一回やりたいな” と思ったら、さすが演出家の方は見ていてくださって、「もう一回いきましょう!」ってもう一回やってくださったの。

その、もう一回テイクを撮るお皿も木村さんが急いで作ってくれたんですよ。
だからその、何て言うんだろう。時間に制限があるし、気持ちの難しさもあるし。あとは慣れない海外でのロケーション撮影でスタッフもすごく大変だったと思うけど。
あんな風に、こうピタッと上手く、2回やったことが良かったっていう感じで、私は2回目のテイクが使われてたことがすごく嬉しくて。やっぱり、何て言うんだろう。1回目に上手くいかなかったことをずっと気に病むのではなくて、なんとなくちょっと残った、“もっとできそう” っていうのを汲んでもらえて。なおかつ、まだ夕景がなくなるまえに木村さんは手長エビのエチュベを完成させて運んでくれて。それを見ていてくれるのでね。あれは、ほんとに素敵なシーンになりましたね〜。

木村:だから、台本に描かれている以上の、尾花をやらせていただいていた、あの時の自分も、実際に自分で作ったエチュベを倫子さん役の京ちゃんが食べて涙した時は、なんかね、全く台本に真っ白、行間ってあるじゃないですか。ト書きとかセリフとか。その行間の白い部分に、尾花のいろんな気持ちがブルルルル〜って刻み込まれていく瞬間っていうか。

鈴木:あー。

木村:実際に食事をされて、「何で私には、これが作れないんだろう」って悔し涙、嬉し涙を流してる倫子さんには見えないところで、尾花っていうやつが、早見倫子さんっていう女性によって何かこう、スイッチがコンって入れられた瞬間が、なんか勝手に起きたというか。そういうシーンになったような気がします。今、振り返ると。

M1.RECIPE (レシピ)/山下達郎

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