木村拓哉 Flow supported by Spotify - TOKYO FM 80.0MHz - 木村拓哉

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2020年11月01日Flow 第百十八回目「拓哉キャプテン × Creepy Nuts」Part1

今月、11月のゲストはMCバトル日本一のラッパー「R-指定」さんと、DJバトル世界一のDJ「DJ松永」さんによるHIPHOPユニット「Creepy Nuts」のお二人です。
一体どんなトークになるのか、お楽しみに!!

まずは、番組にこんなメッセージが届いています。

【大阪府 さっちー 19歳 男性】
キャプテンこんにちは!初投稿です!
以前から、「平成=木村だ、俺は木村拓哉に憧れてロン毛にしている」などとキャプテン大好きアピールをしているCreepy NutsのR-指定さんが、先日のラジオで、その週のMステにCreepy Nutsが出演するという話になったとき、DJ松永さんに、「Rさんの“木村“見たいです!」(木村=歌番組で歌詞をその場でアレンジすること)
と言われ、「FNS歌謡祭の“木村“ね!」とのっかり、実際にMステで“木村“をされてました。
キャプテンはCreepy Nusさんをご存知でしょうか?
僕は昔からSMAPのファンで、またCreepy Nutsのファンでもあるので、ラジオやまた楽曲などでキャプテンとCreepy Nutsのコラボが観てみたいです!


木村:ということで、大阪府のさっちー、19歳男性、あなたの願いを叶えましょう!
11月のゲストはCreepy Nutsのお二人、R-指定さんとDJ松永さんをお招きしました。

R-指定:ほんと、すいませんでした(笑)
いや、会うと思ってないから。まさか本当に会えると思ってないから。

木村:でも、「あ〜、木村ね!」っていうのは、やっぱりそういう事で合ってるんですか?

R-指定:いや、あの、基本的に敬称略というか、呼び捨ての件は申し訳ないですけど、“ゴジラ” とか “スーパーマン” とかに “さん” って付けないじゃないですか!もう、それ級なんですよ、俺らからしたら。

木村:えー、ゴジラさん。ま、確かにおかしいですね。

R-指定:そうなんですよ。もう、そのレベルで。あと、みなさん “キムタク” って呼んだりするじゃないですか、木村さんの事。

木村:はいはい。

R-指定:で、ちょっとやっぱりなんか、“俺だけの呼び方をしたい” というのがありまして(笑)。色々やった結果、“木村” と。ほんとにね、呼んじゃってるわけなんですよ(笑)。

木村:いやいや。クラスの同級生もしくは担任の先生にしか言われない呼び名ですよね。「木村!」っていう。

R-指定:あれなんですよ! 俺らの中では、“粋なことをする”、“カッコイイ行動をする” ことを “木村” と呼んで、行動として呼んでたりするんですよ。

木村:あー! へー(笑)。

R-指定:だから、俺ら世代からしたら、ほんとに辞書で “男前” とか “カッコイイ” の欄を引くと、“木村拓哉” って書いてあるんですよ。辞書に。ぐらいの、俺らの中では…。

木村:いや、そんな辞書は出版されてないですよ(笑)。

R-指定:でも、俺らの中ではそれぐらいの事で。歌詞を『FNS歌謡祭』で、「今日の歌謡祭は〜」とか、SHAKEの歌詞をアレンジしたりとか。

木村:はいはい。

R-指定:あれを『ミュージックステーション』で「やってくれ」と言われて、実際にやったという事なんです。

木村:その、“木村” と使ってくださってる、プラス僕の中でクエスチョンなのが、「平成=木村」っていうのはこれ、これは何ですか?

R-指定:これ、でも間違いなく。逆に自覚なされてないというか。平成という一時代を表したら、俺と松永の間では “木村拓哉だったよな、平成って!” っていう印象なんですよ。

木村:え〜、今日はCreepy Nutsのお二人をゲストにお迎えして、この『Flow』っていう番組をやっていくわけなんですけども、ゲストに来ていただいた方の、どんな人生をFlowしてきたのかっていうのをお伺いする番組ではあるんですが。
まず、僕の目の前に座ってくださってますDJ松永さん。今、30歳。ということで、新潟県出身でDJなんですけど。見た感じ、何て言うんですかね〜。TOKYO FMさんの1スタッフというか、エンジニアリングとかをしてそうな「今日もよろしくお願いいたしま〜す。マイクのレベル合わせたいんで声お願いしま〜す」っていう、それが似合いそうな感じなんですけど。

DJ松永:ほんとそうなんですよね〜。人間としてプレーンなんですよね、見た目が。

木村:そんなプレーンな見た目なんですけれど、実績として恐ろしいんですよ。2019年にロンドンで開催された30年以上の歴史を誇る世界最大のDJ大会で優勝してるんですよね。

DJ松永:はい。そうです。すみません。

木村:僕の勝手な印象ね! DJやってる人って、ちょっとこう見た目的にはピュアではなく、ちょっとキャップを斜めにかぶりなのか、デカめのオーバーサイズのTシャツ着てるのか、指輪ゴロゴロさせーの、「あ、お願いしま〜す」ってちょっと気怠そうに、漂わせてるのかなと思ったら、「何?この好青年」みたいな人が世界一のDJの称号を持ってるんですよね。

DJ松永:あ、すいません。一応そうなんですよ。10代の頃とか、頑張ってニューエラかぶったりとかしてましたね。

木村:あ、してたんだ! それが20代を経て、今30歳になり、こんな感じに落ち着いた。

DJ松永:なんか、あまのじゃくな精神でHIPHOP聴いたりしてたんですよ。それこそみんながJ-POP聴いてる中で、中学2年生の俺がHIPHOP聴いてて、誰も聴いてない世界に触れてる優越感みたいなものがあって気持ち良かったんですけど。
その恰好して初めてクラブ行った時に、全員俺と同じ恰好してたんですよ。そうなってくると、あまのじゃく精神的に、“あれ? 俺、結局、制服着てる感じになってるな” とか思って。でも、ちゃんとHIPHOPらしい恰好した方が正義だなと思って、そういう恰好したんですけど、やってけばやってくほどHIPHOPは自分らしくあることが重要だとか、自分に自信がついていけば、 “HIPHOPっぽい恰好に身を包まなくてもいいのかも” と思って、どんどんどんどん自分に自信がついていった結果、こうなったんですよね。HIPHOPらしくない、DJらしくない格好に、なんかこう変化をたどっていったんですよね。

木村:そして、もう一人。R-指定さん。現在、29歳。大阪府堺市出身。そして日本最高峰のMCバトル「ULTIMATE MC BATTLE」で5連覇。

R-指定:大阪大会というのがありまして。全国大会の大阪予選で5連覇。

木村:2012年、2013年、2014年と3連覇を成し遂げて。

R-指定:これは全国大会。

木村:で結果、「MCバトル日本一のラッパー」っていう。だから、日本一位のラッパーと世界一のDJが僕の目の前に座ってるっていう。座ってるんですけど、なんか恐縮してるんですよ。日本一と世界一が恐縮するって、おかしいですよね。

DJ松永:します。します。

R-指定:その目の前には、木村拓哉が座ってるんですよ。俺らからしたら。

木村:えーっと、だから、“木村” です。

R-指定、DJ松永: (笑)。

木村:いや、でも実際さ、今年2020年、このコロナ禍でライブができなかったりとか、そういう状況の中、二人の音楽活動っていうのはどういう状態になったんですか?

R-指定:この期間は、ひたすら曲作ってましたね。家に二人ともこもって曲を作るということしかなかったんで。緊急事態宣言の時はずっと、お互い家で曲作ってましたし。でも、逆に言うと音楽だけに純粋な意味で向き合えたのかなみたいな。制作に。
でも、その期間が終わると、曲が出来あがるとライブしたいわけじゃないですか。でもやっぱり、ライブが出来ないと。今、配信ライブとかちょくちょくやらせてもらったりとか。ちょっとずつ、お客さん入れるライブとかも、ほんと数える程度ですけど。出来るようになったんですけど、やっぱりライブできないっていう状況が、こんなにアーティストにとってしんどいんやなっていうのは、お互いビックリするぐらい、改めて自覚させられたみたいな。それまで毎週ライブが入ってたりとか、曲作りもせないかん、ライブもせないかんとか、ばぁぁぁ〜ってなってて。

木村:そのライブっていう、実際に自分たちの作ったものを凄く熱く受け止めてくれる人たちがいるっていう現状と、自分達で新しいものを作るっていう、クリエイトの天秤が、すごく今までは均等に保たれていたりとか。もしくは、ライブの比重が重くなってくると、より良いものを会場に持っていきたいから、ちゃんと作らなきゃっていうので、天秤がすごくいい感じで取れてたと思うんですけど。

DJ松永:自分の自覚としてはライブに向かう時に、いいライブしなきゃとか、かまさなきゃみたいな感じ、乗り切るみたいな意識でライブをやってたんですけど、ライブやってないと精神的な健康が蝕まれていったんですよね。

R-指定:むしろ勝負って感じだったんですよ、それまでは。毎回毎回のライブが、この現場外されへんっていうのが毎日って感じだったんですけど。そんなことよりも、勝負とかよりももっと俺らの根源にかかわるとか。

DJ松永:そうそう。やっぱり、何で人前に立つとか、DJやり始めたかというと、人前に出てカッコつけたいんですよね。それで、ちゃんと歓声を浴びて称賛を浴びたい、自分の持ってるナルシストな自分を全部フルに出したいから、ステージに立ってたんですよ。でも、それがなくなると、そういう自分を消化できる場所が全くなくて、真っすぐ歓声を浴びたいみたいな自分が全く報われなくて、結構それで精神的にガタガタと崩れてたりとかして。このタイミングになって、“あ、めっちゃ俺ナルシストなんだな” って気づいたんですよね。

R-指定:自覚しましたよね。

木村:若干だけど配信でライブができるようになったりとか、さっきR-指定さんも言ってたけど、人数は制限されるけどもお客さんが居てくれてライブができるように徐々にはなってきてるじゃないですか。なんだけど、どこかちょっとむずがゆい状況ではあるんだけれど、だからといって制作意欲が蝕まれてしまって物が作れなくなるってなると、それも癪だし。

R-指定:そうですね。だからもう、そういうのもあって、新しく出したアルバムの1曲目なんかはそういう想いとかも全部曲にして。

木村:やっぱり、出てくるんだね。

M1.ヘルレイザー/Creepy Nuts

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