木村拓哉 Flow supported by Spotify - TOKYO FM 80.0MHz - 木村拓哉

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2021年05月30日Flow 第百四十八回目「拓哉キャプテン × LiLiCo」Part4

今月5月のゲストは、映画コメンテーターのLiLiCoさん。
LiLiCoさんとのトークも今週で最後。今週は皆さんからのメールを元に2人でトークしたいと思います。そして、LiLiCoさんの「人生の1曲」は何でしょう? 最後までお付き合い、お願いします!

まずはこちらのメッセージから!


【新潟県 かなみ 29歳 女性】
拓哉キャプテンこんにちバン!
LiLiCoさんとのトーク楽しみにしていました!
そこで映画に詳しいLiLiCoさんへ質問です。
拓哉キャプテンの映画作品で一番好きな作品はなんですか?
私は「マスカレードホテル」です! 「マスカレードナイト」の公開も楽しみです!
LiLiCoさん教えてください!


LiLiCo:私もね、『マスカレードホテル』大好きなんですよ。“この木村さんが見たかった”って思ってたんですけれども。遡って考えると、『武士の一分』が好きかなと思って。なんか、ああいう役をやると思わなかったんですよ。

木村:あの作品に関しては、なんか役じゃなかったですね。もう、山田洋次さんに「一緒にやらないか」って言われて、断る理由がないなって。「じゃあお願いします」って言って行ってみて、台本を読んでみたら“すげぇ役だな!”っていう。

LiLiCo:でもわかりやすかったし、“わあ、木村さん良いな!”って思いました。 だからその2つだな。だから早く『マスカレードナイト』も観たい。でもなんか、そろそろドロドロのラブストーリーも観たいなと思って。

木村:ドロドロの!?

LiLiCo:そう。『昼顔』もそうだったんですけど、リアルライフだともちろん良くないけど、不倫とかなんかちょっとドロドロした恋愛って、みんなめっちゃ燃えるじゃん、結局は(笑)。それを観てみんな「キャー!」って言ってるんじゃない? やっぱり。

木村:ドラマだからね。

LiLiCo:ドラマだからそれができる。だからそれを映画でも、若いカップルはもういっぱい観たから、大人のカップルがどんどん壊れていくっていうものを(笑)。それを木村さんにちょっとね(笑)。

木村:魔女が企画しそう(笑)。

LiLiCo:そこの1つの狙いは、やっぱり不倫相手の1人は私というね(笑)。1回拓哉を抱きたいなと(笑)。

木村:え、ええ!?

LiLiCo:(笑)。

木村:えー、続いてこんなメッセージをいただいております。

【東京都 しほ 15歳 女性】
拓哉キャプテンこんにちバーン!
私は今年高校1年生になったのですが、私の学校はラジオをやる授業があります。
私は喋るのが苦手でどうやったら上手く話せて、楽しいラジオになるでしょうか?
拓哉キャプテンのラジオを毎週聴いていて話し方や声、
そして、楽しいラジオでほんとすごいなと思います!答えてくれたら嬉しいです。


木村:LiLiCoもラジオをやってるけど、なんかモットーとかありますか? 心がけていることとか。

LiLiCo:4時間半の生放送ですからね。4時間半毎週やっているので。生放送だともちろん使えない言葉は言っちゃいけないっていうのは当然のことなんですけど、でも、「人を傷つけない」ということがとても大事かなと思います。キツいことを言っても、全部自分に向けてるんですよ。全部自虐ネタ。けっこう「ブス」とか言うんですけど、全部自分のことなんですよ(笑)。もうやだもん、こんな顔(笑)。 もっと綺麗になりたかった。でもみんなは「ハッピーにする力があるじゃん」って言うけど、そんなのもうどうでもいいよ! それだったらも高畑充希ちゃんみたいな顔になりたかったよ(笑)。

LiLiCo:このテンションでそういう内容を言うからだよ。だから人を不幸にしないんだよ。

LiLiCo:でも、メールに「上手に話せない」っていう文章があったんですけれども、私も最初日本語は全然話せなかったので。私がその時やったのは、やってることを全部口に出すの。ちょっと怖いけど。そしてiPadを開いて、スイッチをオンにして、1個ずつ(口に出して)言うと、何を聞かれても答えられると思うんですよね。よく「LiLiCoさんに何を聞いても何か出てくるよね」って言われるんですけど、ゴルフ以外…ゴルフだけは全然わからないんで全く何も出てこないんですけど、ゴルフ以外は大体、知らないなりに話はできるっていう。だから人に興味を持つことってすごく大事かなと思って。そうすると、やっぱりインタビュアーはとしては、一応ディレクターが聞きたいことの紙はもらうんですけれども、好きな人が目の前にいると、(それ以外のことも)聞きたいじゃない。「木村さんのそのジャケットはどこの?」とか、「今朝は何食べたの?」とかって聞きたい。だから、目の前にいる人に恋をするんです。そうするともう紙もいらないし、どんどん聞きたいな、興味あるなっていう。

木村:その瞬間に、疑似恋愛にポンってスイッチを入れる。

LiLiCo:はい。恋が緊張を生み出すと思っていたら良くないと思うんですけど…。

木村:同性であってもそれはありなんでしょ?

LiLiCo:はい。“この人はどういう人なのかな”っていう。だから、「なんかこの人あんまり喋らないんですよ」っていう人いるじゃないですか。その人から引き出したくてしょうがないんですよ。

木村:俺もね、割と…引き出せるかどうかは分からないんだけど、こうやって、例えばゲストね。今回はLiLiCoが来てくれてお話ししてるじゃないですか。で、ブースには僕ら2人しかいないけど、例えば事務所の方だったりとか、たまにスタジオに来てる人とかいるじゃん。こうやって話してるトークをブースの横の部屋で聴いてる人いるじゃない。なんかその人が聴いてただ帰るっていうのは絶対に嫌だなと思って。“あそこ絶対クスクスさせたいな”っていう。そういう自分の中の勝手な欲があって、要所要所にプチプチって穴を開けられたら嬉しいなみたいな感じはありますね。

LiLiCo:サブはパッと見ますよね(笑)。

木村:話すのって、大体みんな苦手ですよね。特に1人喋りっていうのも、このFlowではやってるんですけど、(普段は)1人で話してるっていうことはあんまりないもん。だからマイクに向かってずっと1人で話すっていうよりかは、必ず、聴いてくれてる人をここに偶像化してその人に向かって話してるか、あとは実際にこうやってガラス越しに座ってくれているスタッフと目を合わせて話したりとか。だからしほも、誰かそういうクラスメイトだったり、そのラジオの授業をやる際にいてくれる先生だったり、その人に向けて話をするといいと思う。すごく遠くに向かって話をするんではなくて、すごく身近な人。周りのすごく近い人にお話をするような感じで話をする。そうすれば、ラジオの授業なんで、しほが話す言葉も声も電波が伝えてくれると思うので。

LiLiCo:木村さんのラジオをいつも聴いているなら、多分何かを感じてると思うんですよね。“もしかしたら私だけに話してくれてるんじゃないかな”とか。でもそれはそういうことなんですよね。近いところにいる人に話しかけてるっていうことなので。で、もう1つネタができたじゃん。木村さんに教えてもらったんだよ、これ! ヤバくない? え、めっちゃ言うよ、私(笑)。私だったら「木村拓哉さんが教えてくれたんだよ!」って。

木村:いやいや。でもこの番組が全国38局ネットっていうのもものすごい恵まれていることだと思うんだけど、その周波数に自分が発した言葉だったり感情だったりテンションが乗っかって、その電波を受けてくれた人たちに届けられるっていうのは、やっぱこの…なんだろうな。自分がずーっとやってたいなって思える、なんかすごい特別なカテゴリーですよね。

LiLiCo:ラジオはいいですよね。めちゃくちゃいいですよ。

木村:ぜひ、しほにも。ラジオの、今は授業かもしれないですけど、ひょっとしたらこれがきっかけでね。

LiLiCo:そうですよ。そんな授業があるなんて嬉しい。

木村:どうする? 何年か後に会ったら女子アナになってたら(笑)。

LiLiCo:ね。そうかもよ? 私だったら頑張ってなりますよ。

木村:夢を叶える魔女ですからね。LiLiCoの今の夢や目標は?

LiLiCo:スウェーデンに帰りたいっていうのと、10年後15年後ぐらいに、スウェーデンで鉄板焼き屋さんをオープンしたいなと思っていて。飲食にも手を出してみたいなと思って。日本の鉄板焼って、火を出して…ショーですよね。なんか見せてくれたりとかするのが美しくて。そろそろ人材を探さないといけないなっていうのと、あとヨーロッパ全部そうなんですけど、スウェーデンは特に新しいビルを建てないんです。大事な街並みをそのまま取っとくっていう。だから物件がないんですよね。スウェーデン人の面白いところなんですけど、飲食ビルみたいのがなくて、路面店じゃないとちょっと怖くて入れない。中が見えないとなかなか入らないっていう。なので、何かがなくならないと何かが開かないって感じなので、ちょっと難しいかなと思いながら、それまでお金を貯めてます。あとは松崎しげるさんとデュエット(笑)。

木村:また名指ししたよ(笑)。

LiLiCo:松崎さんと歌った時にはまた連絡ください(笑)。「やったな、この魔女!」って。その時にまた生きてる音がするから(笑)。

木村:いや〜、叶いそうですね。ということで今月はLiLiCoをお迎えしてお送りしてきましたが、この番組はの毎回ゲストの方に「人生の1曲」を聞いてるんですよ。LiLiCoの人生の1曲って、どんな曲ですか?

LiLiCo:ちょっと前振りしていいですか? 今映画の仕事をしていて、小さい時も当然映画をいっぱい観てきたんですけど、私の中で『グリース』っていう映画がすごく強く残ってて。あれは私が8歳ぐらいの時のものなんですけど、最初は勉強ばっかりしていた女の子が、ちょっと髪の毛を巻いて赤い口紅をして黒い革ジャンを着てピンヒールで歩いてるところに、“ワオ!”ってなって。その時8歳ぐらいでしたけど、“やっぱ女って、髪の毛ブワーッでタイトな黒いパンツ履いてピンヒールで歩かないとモテないんだな”という大きな勘違いをした瞬間であったんですよ(笑)。最後の方に遊園地で踊ったりとかするんですけれども、あれでもう遊園地は踊るところだと思いこんでたぐらい(笑)。その映画の中でフィナーレのところで流れる、「You're the One That I Want」いう遊園地で踊ってる2人のデュエットが、私に大きな影響を与えました。私は音楽がすごく好きなので正直曲はいっぱいかけたいんですけども、1曲選ぶのであれば、『グリース』のサントラからの「You're the One That I Want」。

木村:すげー意外。まさか『グリース』からくると思わなかった! 映画音楽かなとは思ったけど、『グリース』だとは思わなかった。

M1.You're the One That I Want (From "Grease")/John Travolta & Olivia Newton-John

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