木村拓哉 Flow supported by Spotify - TOKYO FM 80.0MHz - 木村拓哉

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2021年06月06日Flow 第百四十九回目「拓哉キャプテン × ミキ」Part1

今月6月のゲストは、お笑いコンビのミキのお2人をお迎えします。
一体どんなトークになるのか、お楽しみに!


木村:今月は、お笑いコンビのミキのお2人をお迎えいたします。よろしくお願いします!

ミキ:よろしくお願いします! 師匠、呼んでいただきましてすみません。

木村:いやいやいや(笑)。兄弟漫才をやっているミキのお2人なんですが、京都出身で2012年結成。

ミキ:そうですね。

木村:昴生(こうせい)が86年生まれの35歳、弟の亜生(あせい)が88年生まれの32歳。

ミキ:師匠に昴生、亜生と言っていただけるのは嬉しいですね。夢みたいな話ですよ、本当に。

木村:ひとつ一緒に時間を過ごしていく上でまず確認したいことがあるんですけど、初めて僕らがご一緒したのって『帰れま10』(テレビ朝日系)だったじゃないですか?

昴生:あれは忘れもしない、ちょうど1年前くらいですね。

亜生:そうですね。伝説の『帰れま10』でしたね。

木村:そこで、2人からなぜか「師匠」って呼ばれるようになったんですけど、なんでなんすか?

昴生:説明しますと、師匠と初めてお会いさせていただく際に、楽屋挨拶とかではなく現場で初めてお会いさせていただいたんですよ。現場に着いたらもうすぐに「始めます」と言ってスタートがかかって、スタートした瞬間に、もうなぜか師匠のことを「師匠」という風に呼んでたんですよ。理由はないんですよ。もう「師匠」と呼んでいたんです。阪神巨人師匠、カウスボタン師匠と同じ感覚で「師匠」と呼んでしまっていたんです。

亜生:兄弟子が「師匠」って言ってるってことは、僕にとっても師匠なんで。

木村:兄弟だからね。

昴生:兄弟子って言い方…兄です。

木村:(笑)。

亜生:一応「兄弟子」っていう感じなので、僕ももちろん「師匠」で。これは。

木村:お兄ちゃんが「師匠」って呼んでしまったから、弟も「師匠」っていうこと?

亜生:もちろんもちろん。お兄ちゃんの師匠は僕の師匠ですから。僕も自然に「師匠」って。

昴生:“どう呼ぼう?”とか考えている間に師匠って言ってたんで、それ以上呼べる言葉がないですね。

木村:それで、自分もそう(師匠)としか呼ばれなかったから…。

ミキ:あの収録中(笑)。

木村:弟子を取ったこともないし、なんで俺が師匠なんだろうって思ったんですけど(笑)。

亜生:初弟子っていうことです。

木村:初弟子っていうか、弟子って取ってないので。

昴生:でも、『Flow』の収録の時とかも全然行きますし。

亜生:僕ら外で待ってたりします。

木村:でもよく考えたら、逆に第三者、第四者からすると、「なんでキムタクの現場にミキが来てんの?」ってなるでしょ?

ミキ:弟子やからです!

木村:その説明を毎度、全ての現場でしないと(笑)。

昴生:それはでも師匠の仕事…。

木村:えっ、それは俺の仕事なの!?(笑)

昴生:それは、弟子を持った師匠の責任だから…。

木村:だから弟子は取ってないから(笑)。

昴生:僕らが師匠って呼んでるってことは、そういうことなんで。

亜生:師匠なんで。

昴生:やっぱり学ばせていただいてるので。

亜生:そうですね。

木村:これは弟子入り詐欺かなんかなの?(笑)

ミキ:違います違います!

昴生:別にお金とかもいただいてないじゃないですか。芸がお金ということで『教場』もしっかり観させていただきまして、勉強させていただきました。

木村:なるほど。ドラマだったり映画だったり、ああいう表現というのは、2人からすると芸なのね。

昴生:完全に結びついてます。漫才とかに消化させていただいてます。

木村:消化…(笑)。

ミキ:師匠からいただいた芸ですので。僕らの漫才は木村拓哉師匠からいただいたものと取っていただいて。

木村:じゃあけっこう、漫才の出来とか、かなり俺、気にしないとダメってこと?

昴生:そうですね。新ネタができたら見てもらうっていう空間も作っていただけたら(笑)。

亜生:どこかに場所を借りて、僕ら新ネタができたら稽古場とかで見ていただいて。

木村:じゃあ新ネタができたら、うちの事務所に(笑)。

ミキ:(笑)。

木村:そこに来ていただいて、“どんな漫才になったのかな?”っていうのを僕が確認するってことですか?

亜生:はい、そうですね。

木村:えー、けっこうめんどくさいなぁ(笑)。

ミキ:(笑)。

昴生:師匠すみません、そこまでやったら確かに行きすぎたなと思って(笑)。でも、師匠もちょっと愛を平均的に分けてほしいです。

亜生:何がですか?

昴生:ちゃんと(弟子に対しての)愛を半々に分けてほしいです。

木村:愛を?

亜生:弟子に対する愛?

昴生:弟子に対する愛が今日は亜生に偏りすぎているかなって。

木村:なんでなんで?

昴生:先ほど前室の方で、ずっと釣りの話やめてもらっていいですか?

木村・亜生:(苦笑)。

木村:なんで(笑)。

昴生:僕は(釣りを)知らないし(話に)入れないです。

木村:だって“やってた”って言ったじゃん。

昴生:やってたって言っても大分過去なんで。亜生とばっかり目が合ってずっと喋ってはったんで、その偏りだけなくしてもらって、僕の興味の…。

木村:待って。師匠が怒られてるの? 弟子に「偏ってんじゃねぇよ」っていう(笑)。

昴生:ちょっと偏りがすごかったんで。

木村:いや、偏ってはいないです。

亜生:じゃあ何の話をしたらいいの? 師匠が釣りの話をしてくれはったんやから、それは釣りの話するやん。

木村:そこで揉められても困るんだけど。2人でね。

昴生:お前がな…。

亜生:だって師匠の発言に文句を言うってこと? 師匠が釣りの話をしたいのに釣りの話をするなってこと? 信じられへんわ、大嫌いです。

昴生:師匠の僕らへの愛の問題なんですよ。

木村:愛は本当に平等ですよ。

亜生:ですよね。

昴生:僕らは僕らでいいんですよ。ごめんなさいね、ホンマに正直なところ一番腹が立ってるのは、僕らより先にEXITを呼んだってことです。

亜生:はい。なぜなんですか師匠! 絶対に(先に呼ぶのは)僕らですよね。

木村:それは…(笑)。

昴生:それに関しては聞いていて憤りを感じてます。“えっ(普通先に)俺らやん!”って。

木村:えっ、今日なんか…そういう日なの? なんでこんなに責められるの?

昴生:僕らも愛してほしいんですよ。

亜生:一番弟子やと思って、僕らは。

木村:いや一番弟子…。いやいや(笑)。

ミキ:あっ! 今師匠が言うた! みなさん聞きましたよね!?

木村:だって他にいねーもん、師匠なんていう奴(笑)。

亜生:公認です! 今ミキは一番弟子になりました(笑)。

昴生:それやのに、なんで先にEXIT呼ぶんですか?

亜生:なんでですか?

木村:知らねー、なんかあそこの帽子を被ったアイツがブッキングして…。

ミキ:あいつか!

木村:アイツアイツ。

昴生:それから聞きましたけど、EXITの最高顧問というのも取り消してください。

木村:最高顧問は最高顧問らしいよ。そんで、ミキの2人からすると師匠ということになってる。

昴生:最高顧問なんてわけわからんすよ。

亜生:はい。

木村:2人からすると、EXITとミキっていうのはどういう関係なの?

昴生:吉本の先輩後輩というか、ちょうど芸歴の感じも間というか。僕と亜生で芸歴の差が4年開いてるので、この間にりんたろー。がおって、亜生の下に兼近がいるんですよ。

亜生:兼近、僕、りんたろー。さん、お兄ちゃんとなってるんで。

木村:なんでミキのお兄ちゃんと弟の間に4年も開いてるの?

昴生:僕が先に始めて、4年間ぐらいずっと誰かと組んだり解散したりを繰り返してたんですよ。4年目の時に、辞めようかなと思った時に亜生君が「やりたい」って言ってきたんで、素人の弟を連れ出してやったというのが結成のきっかけです。

木村:じゃあ、お兄ちゃんが辞めようかなと思ってたところに。

昴生:弟が助けてくれたんです。

亜生:僕が。

木村:「やるよ」って言ってきて。

昴生:亜生のこの一言がないと、今こうやって木村さんとラジオなんかしてないです。

亜生:だから、もしかしたら僕の方が兄弟子なのかもしれない。

木村:またややこしい話を始めやがって(笑)。

昴生:すみません。師匠、これはマジでこいつがホント悪い。

亜生:何がですか?

昴生:そんな話したないねん。切り替えろや。

亜生:こいつ、いつもラジオの時髪の毛とかセットしてこーへんのに今日だけセットし○△■…わ。

木村:(笑)。

昴生:お前責めるんやったら甘噛みすんな(笑)。

亜生:ごめんごめん(笑)。

昴生:俺も責められづらいねん。そんな甘噛みされたら(笑)。

亜生:すんません、間違えました(笑)。

木村:いつもは、ラジオの時はヘアセットはしてない?

亜生:全然。してないのに師匠の時だけパッと。

昴生:それはそうやって、そんなん。

亜生:(人によって)変えんなよ。そういうところ嫌いや。

昴生:お前さ、わざとここで対立関係作ろうとすんなって(笑)。それ師匠に見抜かれてんねんから。

亜生:すみません師匠(笑)。

木村:完全に見抜いてます(笑)。

ミキ:(笑)。

木村:さっきからみなさんのラジオのスピーカーから兄弟喧嘩がずっと聴こえてると思うんですけど。最初、(兄弟で)こういうことをやりたいって言った時は、お母さんとかお父さんは「頑張れよ!」って感じだったの?

昴生:もう大反対ですね。もうお母さんは泣いてました。

木村:泣いてた?

亜生:お母さん泣いてましたね。

昴生:僕が芸人になって大阪に出て行ったんですけど、それから京都の実家ではバラエティ番組を観ることはなくなったらしいです。つけたら僕のことを思い出すから。

亜生:僕はまだ実家にいたので、その頃はテレビ観たらちょうど『爆笑レッドカーペット』とかお笑いのブームがきてて、僕は番組を観たかったんですけども、それをつけるとお母さんが悲しむから、NHKで…。

木村:悲しむの?

亜生:はい。だからNHKでドキュメントばっかり観てました。その時代は。

昴生:なので応援は一個もなかったですね。

木村:今は?

昴生:今はメチャメチャ応援してくれてます。

亜生:変わりましたね〜。

昴生:全国ツアー全部付いて来るくらい応援してくれてます。

亜生:楽屋入り先にしてます。

木村:えっ、お母さんが?

昴生:お母さんとお父さんが楽屋入りして、珍しい小屋やったら「ここにサイン書かせてもらい」って言って勝手に楽屋にサイン書こうとしたりとかな。完全応援に変わってきてます。

木村:じゃあ今も、ひょっとしたらこのラジオを聴いてくださっているかもしれない。

ミキ:いや絶対に聴いてます!

昴生:聴いてないわけない。

木村:本当ですか? 嬉しいですね。

昴生:こちらこそですよ。1回テレビで、僕らが色々インタビューを受けてる時に、「お母さんがけっこう先見の明がある」みたいな…。

木村:あ、言ってたね!

昴生:っていう話をテレビで言った時に、木村さんからラインが来て、「俺のことも見つけてくれた?」みたいな(笑)。

木村:“2人のお母さんは先見の明がある”ってことをすごく説明してくれたから、“俺のことは見てくれたのかなぁ?”と思って、その確認をしただけです(笑)。

ミキ:もちろんです(笑)。

昴生:うちのお母さんが一番最初に木村拓哉を見つけたんです(笑)。

木村:あっ、そうなんだ(笑)。

亜生:「この子絶対売れる!」って言ってました(笑)。

木村:ありがたいなぁ。良かった〜。引き続き頑張ります(笑)。

昴生:そんなオバはん、しばいてください(笑)。

M1.Mmm Bop/Hanson

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