木村拓哉 Flow supported by Spotify - TOKYO FM 80.0MHz - 木村拓哉

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2021年06月20日Flow 第百五十一回目「拓哉キャプテン × ミキ」Part3

今月6月のゲストは、兄・昴生、弟・亜生の兄弟お笑いコンビ・ミキのお2人。
今週はお兄ちゃん・昴生の人生の1曲も伺います。ここでしか聞けないトーク、お楽しみに!


昴生:木村さん、この業界に入って、“この人に会ってみたい!”って思ってた人に会ったことあります?

木村:いたいた!

昴生:どなたですか?

木村:“会いたかった”っていうので会えたのは…えー、でもやっぱ…急に振られるとドキッとするな。

昴生:僕はもうダウンタウンさん、さんまさんと、そして木村拓哉さん。あと1人、カズさん、三浦知良さん。この方だけまだ会えてなくて。もうダウンタウンさん、さんまさん、木村さんには会えて、正直リーチかかってるんですよ。だからカズさんで早くビンゴを達成したい。

木村:俺はね…そうね。でもやっぱたけしさん、さんまさん、タモリさんっていう。元々興味なかったから。

昴生:この業界ですか?

木村:うん。どちらかというとアンチだったんですよ。

昴生:「なんや、芸能界」みたいなことですか?

木村:「なんや、芸能界」っていうよりかは、「なんや、アイドル」?

ミキ:あ〜。

昴生:それで一発目「Can't Stop!! -LOVING-」ようあれ歌ってましたね! あんな雨の中。

木村:いや本当そう思いますよ。

ミキ:(笑)。どういう気持ちやったんですか?

木村:多分、100%ではなかったと思う。

亜生:ちょっと自分を俯瞰で見るぐらいの感じですかね。やりながら。

木村:まあ、そうね。あのね、100ではなかった理由はね、“なんでこんなどしゃ降りの中でやるの?”っていう。

ミキ:(笑)。

木村:すんごい思ってた。

昴生:上からも水で下もプールやから水じゃないですか。あんな水浸しのアイドルいないですよ、ほんまに。ビッシャビシャ。

木村:でもね、ちょっと、“まあこれだったらいっかな”って思ったのは、来てくれた女の子がみんな水着だったんですよ。

昴生:(笑)。だからみんな雨の中でもあの笑顔か。謎解けたわ!

木村:それは…もう微笑むでしょ。

ミキ:(笑)。確かに!

木村:自分たちが出た番組とか見ます?

昴生:僕はけっこう見ます。自分で答え合わせします。“あ、ここ使わはるんや”とか“あれ、これ使われてない”みたいな答え合わせが好きです、僕は。

亜生:だから、(昴生は)僕の番組とかも見てるんで。僕が1人で出たりとか…ドラマとかもそうです。色々。

昴生:だから『帰れま10』(テレビ朝日系)とか師匠と出させてもらったやつも、“えっ! ここの師匠と僕のコンビネーション最高だったのにな…”みたいのとかはあります。

木村:へえ〜。見るんだ。

ミキ:師匠は見ます?

木村:あんま見ないですね。

昴生:えー!

亜生:一緒一緒。俺も。

昴生:いや、見た方がいいですよ。めちゃくちゃカッコいいっすよ。

木村:いや、あんま見ないですね。ドラマとかそういうのは、どういう風に出来上がったのかなってので見ますけど、“あそこを切られてる”“使ってねーじゃん”っていう感覚はないですね。

亜生:バラエティとかトークとかで出た時は、あんまり見ないってことですか?

木村:あんまり見ないかな。

昴生:けっこう残ってるんですよね、やっぱ。やりながら“あ、ここはウケたな”みたいな。“ここはけっこう自分の中でいい感じでできたな”って。

木村:あ、そういうのない!

昴生:えぇ! …って言いながら、僕も最近はやっぱそういうのあんまり見ぃひんようにしようかなとは思って…。

木村:(笑)。

亜生:1人だけ流派が違うな!

昴生:いや、一緒やねん。最近はそうなってきたんですよ。

木村:なんで?

昴生:なんかちょっとずつ(師匠と流派が)違うのが嫌になってきたんですよ。

木村・亜生:(笑)。

亜生:僕もちなみに見ないというか…。

昴生:嘘つけ!コイツ…!

木村:ドラマは見るでしょ?

亜生:ドラマは見ます。ドラマは見て、自分のスベったとこは見ます。あかんかったなとか、あれがオンエアされてなんでこれがあかんかったんかっていうのは見ますけど、ウケたところは覚えてないんで、見ないです。

昴生:師匠はドラマは見ます?

木村:ドラマは見ます。“まあいろんなカット撮影したけど、あー結局…そっかそっか、これがこうなったか”っていう。

昴生:僕もドラマ出させてもらいましたけど、ドラマって大変ですね!

亜生:すごいですわ!

昴生:最初に、僕、佐藤健さんと同じドラマに出させてもらったんですけど、「カット!」ってかかったら、佐藤健さんが、奥に大きいモニターがあって、そこにパッと自分の芝居を見に行かはったんですよ。見に行かはったんで、“あ、見に行くもんなんや”と思ったんですよ。

木村:でも、それは好き好きですよ。

昴生:そうですよね。でも僕は勝手がわからへんから、見に行くもんなんやなと思って、佐藤健さんにバーっとついて行ったんですよ。そしたら、それを見に行ったの僕と佐藤健さんだけやったんですよ。それ初めての(ドラマの)現場じゃないですか。全員が“一言も喋ってへんくせに、何をお前がモニターチェックしてんだ”みたいな空気で、めちゃくちゃ恥ずかしかったです。

木村・亜生:(笑)。

木村:僕は逆に見に行かない派です。モニター。

ミキ:えー!

木村:もう監督が「OK」って言ったら、“あ、OKなんだ”って。1回も見ないです。だから初めて見るのは、(シーンが)繋がって、完パケっていうスタッフが焼いてくれたDVDみたいなやつ、あれで初めて見ますね。

亜生:今までずっとそうですか?

木村:ほぼそうです。現場で見ないです。

ミキ:え〜! 『ラブジェネ』(ラブ ジェネレーション:フジテレビ系列)も!?

木村:(現場で)見てないです(笑)。

昴生:あれ見てないんや〜。良かったですよ?

木村:いや「良かったです」っておかしいでしょ(笑)。繋がったのは見ましたよ。

昴生:月9の恋愛ドラマの中で、1番です。ラブジェネ。あんなシンプルな…今じゃ考えられないんですよ。会社員同士の恋愛。今なんていろんなキャラ乗っかってるじゃないですか。ただの会社員の恋愛ですよ。

木村:そうですね。

昴生:そうでしょ? あんなんありえへんもん。

木村:でもね、俺は、あの最終回の撮影やってる時に、牡蠣にあたったんですよ。

ミキ:え!?

木村:牡蠣にあたって腹壊して(笑)。

昴生:どこのシーン? 長野の松(たか子)さん(演じるヒロイン・上杉理子)の実家に行ってたとこらへん?

木村:ううん。渋谷の駅前の映画館。

昴生:えっ! ほんまにラストやん!!

木村:そう。もうほんっとに、最後の最後のシーンを撮ってる時に。その時に牡蠣にあたって、ぶっ倒れてたんですよ。もうワンカットごとに、当時あったメイク車っていうのに乗り込んで、倒れてました。

亜生:うわ!

昴生:ハイ、これもうラブジェネファン、僕に絶対感謝してや。こんなん聞かれへん。

亜生:この裏話は聞かれへんね!

昴生:はい、僕が出しました。これは感謝してください。木村拓哉ファン、感謝してください。

亜生:その上でもう1回見たいな。

木村:まあ、スケジュール的には、あの映画館の前のシーンを撮影して、で、また次の日に渋谷ビデオスタジオっていう所に入って、彼女の実家のお父さん達とお鍋を食べるってシーンがあったんですよ。

昴生:あった! (理子が)お見合いするんだけど、それを(木村拓哉演じる)哲平が止めに行くのよ。

木村:そのシーンを撮らなきゃいけないって言って、でも自分は腹を壊してるし、“食えるかな〜”って思って。で、お父さんお母さんがよそってくれたやつを自分が「いただきます」って言って食べるシーンだったんで、“いや、これいけるかなぁ?”と思って。で、早めにセットに入って、“何鍋なんだろう”と思ってチェックしたら、本当にね、牡蠣にあたった俺としては1番見たくない牡蠣が、沸騰したお出汁の中をトゥルンって、上がってきたのが見えて。

ミキ:(笑)。

木村:“ヤバイなこれ。誘われたらどうしよう!?”と思ったんだけど、まあ本番ではちょっとだけ染みた大根とか。

昴生:でも、あのシーンでは逆にその苦しみが良かったです。帰って見よ!

木村:見なくていい!

亜生:前日に牡蠣にあたって、次のシーンが牡蠣鍋だったからあの…! すばらしい!

木村:すばらしくない(笑)。何で俺の話になってんの?(笑)

昴生:いや、僕、聞きたいこといっぱいある! 『ラブジェネ』ほんとに好きなんですよ!

木村:なんでラブジェネの話になったの?

昴生:好きだから。

木村:(笑)。返し0点!

昴生:弟子に冷たい師匠やで、ほんまに。

木村:あの、2人は京都出身で、で、吉本さんからデビューしてますけども、2019年の4月以降って、拠点を東京に移してますよね。どうですか?

昴生:大阪におった時、東京でもいっぱい仕事をもらってて、本当にプライベートの時間がなかったんですよ。もう新幹線毎日乗って…みたいな。

亜生:往復で5時間取られるんで。

昴生:それでもう、ほとんど働きっぱなしみたいな状況やったんで、これを何とかせなアカンなと思って、いったん東京に来たら落ち着くかなと思って、で、東京に来て落ち着いたんで、今はすごい過ごしやすくなってます。

亜生:色々プライベートも充実して。

木村:その充実した感じが、こちらの…。

ミキ:師匠! 嘘でしょ!? ありがとうございます!!!

木村:『MIKI OFFICIAL BOOK ミキ、兄弟、東京』(ヨシモトブックス)という本になっているわけですね。なるほどねぇ〜。

昴生:さすが師匠やで!

木村:さっきお2人から僕に1冊いただいたんですけど、何か「誰々さんへ」とか何にも書いてないんですよね…。何でですか?

ミキ:…!?

木村:これは後でどうなるかなって感じなんですけど。

昴生:僕らがサイン書いてね、「木村師匠へ」みたいな、いります? そんなん。

木村:俺はいる。

昴生:いるんかい。いらんやろ、それ。

木村:だって、何も書いてなかったら普通の本じゃん。後でお願いします。1回返却します。

ミキ:え! 何て書いてたらいいんやろ…。

木村:お任せします(笑)。ミキのお2人をお呼びしてお送りしてきたんですが、この番組では毎回ゲストの方に「人生の1曲」っていうものを伺ってるんですけど。

昴生:これね、悩むんですよね。「人生の1曲」って言われたら。ここでなんかSMAPさんの曲を言うのは、ちょっと太鼓持ちすぎだなと思って。

木村:(笑)。

昴生:だからそこはちょっと避けていいですか? 僕の人生の1曲は、エルヴィス・コステロの「スマイル」です。ちょい外ししました。これは、さんまさんと師匠の…。

木村:お〜! 『空から降る一億の星』(フジテレビ系列)。

昴生:あのドラマの主題歌なんです。あの、バラードやのにタイトルが「スマイル」っていう。そういう、なんかちょっとさんまさん(演じる堂島)の心の内にあるような曲というか。しかも、木村さんと(さんまさんが)共演しているという。僕、あのドラマも大好きなんで。

木村:ありがとうございます。

昴生:あれが僕の「人生の1曲」。やっぱり芸人なんで、スマイルの気持ちを忘れたあかんしってことで、これを選ばせてもらいました。

木村:おっしゃれ〜! けっこう考えてきたね。

昴生:それか、「君と僕の6ヶ月」。これ、どっちか迷いました。

木村:(笑)。じゃ、「スマイル」で!

昴生:えっ! あっちもええのに!

M1.Smile/Elvis Costello

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