木村拓哉 Flow - TOKYO FM 80.0MHz - 木村拓哉

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2022年06月26日Flow 第二百四回目「拓哉キャプテン × Kj」Part3

6月のマンスリーゲストは、今年デビュー25周年を迎えたロックバンド・Dragon AshのKj。
Kjの「人生の1曲」も伺います。


木村:東北の『ライブハウス大作戦』っていう震災復興支援に、積極的に参加されてきたらしいね。

Kj:うんうん。

木村:今、戦争というものも世の中には存在していて。震災やコロナもそうだけど、そういうことって、バンドとして、Kjとして、ゼロから音を作ったり言葉を紡いだりすることの、何かきっかけになったり、影響ってあったりする?

Kj:うん。でもね、俺が今まさに思っていたし、思っているのは…例えば、今おっしゃってくれた『東北ライブハウス大作戦』っていう、震災以降音楽が止まってしまった街に小さなライブハウスを作って、“音楽の灯を絶やさずにみんなの拠り所を守っていこう!”っていうムーブメントを始めたボスがいて。で、賛同した仲間たちとか自分みたいな後輩が、そのライブハウスに、例えば仙石線が石巻までまた開通してない時に行って、弾き語りしてるんですよ。みんなでね。
例えば俺の時だったら、多賀城までは電車が動いてたから、「多賀城」って駅で降りて、そこで誰かに車借りて、無理矢理石巻まで行く、とか。

木村:うん。

Kj:多賀城までも通ってない時は、高速もぶっ壊れてて片道だったんで、”その道で行くか、線路をひたすら歩くか”で行って、弾き語りしてたんですけど。
それこそ、バンドで行くと大所帯だし、大変じゃないですか。なので、バンドマンなんで(弾き語りは)本望ではないけれども、でも、音楽が全く鳴らないよりは弾き語りでも鳴った方がいいと俺たちは思うので、ギターだけ担いで、それぞれみんな仲間たちと行って。
この活動自体は、バンドカルチャーを好きな人はある程度知っていたりするけれど、でもそれはとても小さな話で。“俺たちの気持ちの問題”というか。それが結果的に、木村さんが(『東北ライブハウス大作戦』を)知るに至るっていうことが、こういう活動の1番デカい(意味)と思ってて。
だから、例えば(木村が)俺と出会わなければ、このカルチャーを知らないかもしれないし、こういうムーブメントは知らないかもしれないじゃないですか。でも、俺が木村さんと会うことによって、木村さんがこれを知って、影響力のある方が口にしてくれることで、すごい人数のリスナーにこのムーブメントが届くっていうのが、俺が1番したいことなんですよね。

木村:ラジオを聴いてくれている人たちの中に「え! その弾き語りが聴きたいよ!」って人が、絶対にいると思うし。

Kj:逆にね。

木村:本能で「俺は絶対に音楽は鳴った方がいいと思うし」って言って、線路を歩いてくれたKjがいるわけじゃん。だから、何ていうんだろうな…そういう素敵な奴らっていうのは、“気持ち動いてる”というか。

Kj:まぁ、“餅は餅屋”だと思う。だから、俺らにはできないことの方が多いけど、でも”音楽で変えられる何か”っていうものも、確実にあって。ゼロじゃなくて。「そこは任せてよ!」みたいな(笑)。その代わり、音楽で変えられないことは…。

木村:「頼みますよ!」

Kj:「頼みますよ!」だし、「音楽で変えられなくても、音楽を聴いた君には変えられるかもしれないじゃん!」っていうのが、多分、音楽のカッコいいところで。「俺では世界を平和にできないけど、この音楽を聴いた誰かは、もしかしたら世界を平和にできるかもしれないし」みたいな。
その青臭いロマンっていうのが、多分、ずっとバンドマンが1番宝にしてるものだと思うので。それをいろんな人に巻き散らかして生きてるだけでも…。

木村:だから、そのピュアなメンタルやメッセージを「今そんな綺麗事を言っててもさ〜」って、端っこの方に追いやる人たちもいるかもしれないけど、やり続けたものの存在価値っていうのは、それを受け取る人が決めるものだと思う。

Kj:だと思うし、“俺たちが青臭いこと言わなかったら、一体誰が言うんだよ!”って思っちゃうから。アーティストぐらい、絵空事言ってたっていいと思うしね。

木村:ちょっとプライベートの話、聞いてもいいですか?
ラグビーをやってたっていう話を聞いて、インドア派? アウトドア派? 今の生活、今のKjがどうなのかなっていうところなんだけど。でも、音楽を作るってなったら間違いなくインドアだもんね。

Kj:自分は相当引きこもりです。あの…暗いとかじゃなくて。性格は超明るいし、めちゃめちゃ友達も多いんですけど、かなりインドア派です。
例えば木村さんの曲「OFF THE RIP」は、俺の中ではものすごくアウトドアなイメージがあるので、意識して”外の光が届くような曲”にしようと思いました。

木村:お〜。実際、僕もその印象で、レコーディングも、それこそライブの時も…。

Kj:解放感がある感じですよね。

木村:解放感がありましたね。へえ、そうなんだ。
ここからは、番組に届いているリスナーからのメッセージに、Kjにも付き合ってもらおうと思います。

【東京都 波乗りKoji 38歳 男性】
キャプテンこんにちは!
僕は昔からキャプテンのファッションが好きで、キャプテンが私服姿をinstagramにあげると、すぐにそのファッションをチェックするようにしています。
そこでキャプテンに質問です!
キャプテンが服を選ぶときの基準って何でしょうか?
自分のファッション選びの参考にしたいのでぜひ教えてください!!


Kj:もう、さんざん真似しましたよ。木村さんのドラマの中での格好ね。俺は『若者のすべて』(1994年フジテレビ系ドラマ)ですけども。まぁ、「ロンバケ」って(『ロングバケーション』1996年フジテレビ系ドラマ)言う人もいるでしょうし、いろんなそれぞれの木村さんがあるでしょうけども、自分は『若者のすべて』1本なんで。

木村:1本(笑)。

Kj:はい。それこそ、革パンツも真似しましたね。レッドウィングのエンジニア(ブーツ)は高いんで、ホーキンス買って、レッドウィング風にエイジングして(笑)。ライダース(ジャケット)もそうですね。シングルライダース。亀は飼わなかったですけど。流石にね、はい。

木村:亀?

Kj:(ドラマの中で木村が)部屋で亀に餌をあげてたんですよ。…いや待って、覚えてない?

木村:覚えてる覚えてる(笑)。

Kj:あれでみんな亀飼ってますから! 絶対忘れちゃダメですよ!

木村:(笑)。今「亀」って言われた時に一瞬、“ファッションで亀って…俺、あったかなぁ?”って(笑)。

Kj:だから、その時の俺たちから見たら、そういうのもファッション。あの木造のアパートの端で亀を飼って、「俺も1人だよ…」的な、あのカタルシス。もう、キリがないですから!
多分、言われてもあんまり楽しくないから、これ以上言わないですけど(笑)。

木村:いやいや。そういう「〇〇観てたんですよ」とか、それこそ、ある作品で乗ってた単車を「俺も同じように改造して乗ってました」とか聞くと、“ああ、そいいう世代なんだ”って、逆に嬉しくなることはすごくあるので。
でも、服は、選ぶ基準というか、僕は好きなものが変わってないので。それこそ、高校の時分からブレはあるんですけど、メインルートはそんな変わってない感じかな。
だから、インターでは降りるんだけど、その道に戻って来る。

Kj:結局ね。

木村:そういう感覚かな、僕は。いや〜、面白かった。Kj、ヤバいっすよね。

Kj:楽しいです、俺。

木村:マジですか。

Kj:すごい楽しいです。ラジオとか全然出ないので。

木村:いやもう、出てください。どんどん。定期的に呼ぶので。

Kj:じゃあ、定期的に来ます。面白話、仕入れてきます(笑)。

木村:お願いします(笑)。
今月はDragon AshのKjさんとお送りしてきましたが、今のKjが持つ目標とか夢とか、あと挑戦したいことって、今、ありますか?

Kj:まあ、25年もプロでバンドマンとして生きているって、最早ここまで来たらむちゃくちゃかっこいい生き方だと思うので、みなさんが許す限り、表現が枯渇しない限りはやりたいと思ってるのと、同時に、それと同じかそれ以上に、大人になって久々にバンドを組みたいと思ったメンバーとThe Ravensっていうバンドを組んで最近制作をしていて、もうじき作品も録り終わるので、そのバンドを真剣にやっていきたいっていう、その二本柱かな。

木村:この番組では毎回ゲストの方に「人生の1曲」を伺ってるんですが、Kjの「人生の1曲」、どんな曲になるんでしょうか。

Kj:はい。Dragon Ashの話もいっぱいさせてもらったので、「繋がりSUNSET」という、自分たちの曲を選びたいと思います。

木村:(「繋がりSUNSET」)が、「人生の1曲」?

Kj:はい。20代の最後に作った曲です。1曲に1ヶ月2ヶ月かけて(作って)。タイミング的に“自分が20代の最後に人に届ける曲”ってわかっていたので、“自分は20代に何を鎹(かすがい)にして生きて来れたのかな?”“何を握り締めて今ここにいるのかな?”と思ったら、”繋がり”だったんですよね。本当に、綺麗事でも何でもなくて。
仲間だったり、それこそ俺たちとかガキのバンドマンを虐げてきたウザい先輩だったり、下の子たちだったり…全部の繋がりが、多分、自分を今のアーティストにしてくれているので。その「繋がりSUNSET」っていう曲は、すごく大きな曲です。

木村:いいなぁ。「人生の1曲」が、自分の曲だよ! なかなかカッコいいですよ! いやぁ、ありがとうございます。
ということで、今月6月のゲストは、Dragon AshのKjでした。ありがとうございました。

Kj:ありがとうございました!

[OA曲]
M.繋がりSUNSET/Dragon Ash

[後TM]
OFF THE RIP/木村拓哉

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