今朝は、6月に東京代々木、明治神宮で行われた「神秘の森の教室」というイベントのレポートです。
これは、被災地沿岸部を中心に、命を守る森の防潮堤作りを進める団体「鎮守の森のプロジェクト」が主催で、NPO法人 響、明治神宮の協力で実施されたもの。
森の防潮堤作りに必要な、ポッド苗という苗木づくりの体験、そして植物の専門家の案内による、明治神宮の散策が行われました。
参加者は大人から子どもまでおよそ30名。まず一行は、鎮守の森のプロジェクトの植樹指導も西野文貴さんの案内で神宮の森を構成する色んな植物を観察したのですが・・・実はこの森、意外と身近な植物がたくさん根付いていることが分かりました!

◆明治神宮の森を歩く
これ茶の木ですね。茶の木の特徴は上から見ると脈が腹筋みたいにちょっと割れてシュワシュワシュワってなってますね。この感じが特徴です。茶の木があるところまでは常緑樹の森ができる一つの目安になっています。これは藪椿。日本の椿と同じ属になります。
あ、ちょうどいいところに葉っぱが落ちてました。これケヤキです。これはニレ科になります。実は日本のニレ科の植物の特徴のひとつに葉の付け根の部分が左右不対称になりやすいということがあります。よく街路樹なんかでも見かけるので覚えやすい植物でもあります。
植物の種類を覚えるコツは、一つの種類を確実に覚える。あとはその覚えた種類とは違うな、といって段々自覚えていくんですね。それが一つのコツになります。

この木は大きいですね。30mくらいはありますね。イチイガシといいます。特徴は葉っぱの裏を見ると、茶褐色っぽい感じで毛が密集してるんですよね。ブナ科の仲間、どんぐりの仲間っていうのはこれくらい大きくなるんですよね。
このクスノキの樹皮はヘビの皮みたいな感じですね。上に伸びた時に四方八方に行く感じですよね。横にあるイチイガシを見てみると真っすぐ上に行ってますけども、クスノキは上が暴れるような感じですよね。
もう一つおもしろいのは、雨の日なんかはよくわかるんですけども苔。苔のついてる方向に注目してみると、こっち側にはよくついてるとかいうことがあります。それはそちらから湿った風がくるので苔がついているんですよね。苔が付くってことは水に耐えられる植物、たとえばシダ植物がその樹幹、樹皮に付いてたりするんですよね。そういうのも見ながら歩くと、別に植物名を知らなくても、自然を一つずつ紐解いていくことができるかなと思います。
そして遠くから見てもわかる樹種というのが、この森の中では特徴的なスダジイという木になります。スダジイはどんぐりの中でも食べておいしい木なんですよね。秋になって、採って煎って食べるとものすごくおいしいです。お酒のおつまみになるくらいおいしいです。そのスダジイの特徴は下から見上げた時に茶色、黄金色に輝くような色をしてるんですね。これは遠くから見てもすごくよくわかります。最初に覚えやすい木ですね。遠くから見るとブロッコリーみたいな形をしているんですね。

明治神宮の森は四段階あります。0年、50年、100年、150年を見据えて明治神宮の森は作られています。森は2〜3mの大きさしかならないヤツデのような木や、7m〜10位になるサカキやヤブツバキのような木。さらに上にはシイなどの木。そして下草ですよね。ヤブミョウガ、ケチヂミザサとかですね。こうやって見ると森っていうのは高木、亜高木、低木、草本の四層構造でできていますね。ただしそれだけではありません。よく見てみると、ギャップがあいたところがありますね。光が入るところ。そういうところを見ると、それに適応した植物たちがいます。その羽状複葉といって、羽根みたいにパパパパパと対になって出てる植物。これカラスザンショウといいます。ミカン科の植物です。ミカン科ということは蝶の仲間が食草にしています。他にもアカメガシワとかですね。そういうのは先駆性亜高木というところに位置していて、光が出た瞬間に一気に大きくなって子孫を残そうとするタイプなんですね。


今回のお話いかがだったでしょうか。西野さんのお話しはポッドキャストでも詳しくご紹介しています。
こちらもぜひお聞きください!

【今週の番組内でのオンエア曲】
・I Won't Let You Down / Meghan Trainor
・僕らの夏の夢 / 山下達郎

パーソナリティ

高橋万里恵
高橋万里恵

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