今朝は、東京の中心部にある大きな森、明治神宮からのレポートをお届けします。
先日、この明治神宮の豊かな森を舞台に、「アースデー いのちの森」というイベントが開かれました。
これは、東京の真ん中で森と向き合い、木と触れ合いながら、自然とともに生きることを考える場づくりとして 毎年行われているもの。
子どもたちもいっぱい集まり、様々な体験を楽しんでいました。
まずはこのイベントについて、アースデイいのちの森事務局長 井梅 江美さんに伺いました。

◆アースデイとは?
「アースデイ」とうことで、世界で同時に開催している環境フェスティバルなんですが、「アースデイ いのちの森」は東京の大都市のど真ん中にある明治神宮の森を会場にして、自然と触れ合える場を提供しているイベントです。今年で7回目になります。
明治神宮の70ヘクタールの広大な森のなかで、子どもたちが自然と大地に触れ合って、泥を顔にペインティングしたりするような遊び場もあれば、多くの人たちが集ってトークをしながら未来に向かってどのように自然環境を残していけばいいのか、地球の上でどのようにしてサスティナブルな環境をつくっていけるのかということを話しあうコーナーもあります。

東京の中でも明治神宮の森とういのはとても自然の豊かな森です。昔の日本人は森と人とがすごく密着していた生活の中で、自然に生かされているという気持ちが育まれていたと思うのですが、いまの東京では、それを実際に日頃の生活で感じることがあまりありません。ですので、ぜひこの明治神宮の森に来て、自然に生かされているという感覚を取り戻してほしいなという思いではじめました。
明治神宮の森は、まだ95年前につくられたばかりの森です。全国の10万本の献木と11万人青年たちの奉仕で出来上がった森なんですね。いまではもう95年経っているのですが、木の世界では95年”しか”経っていない。でも絶滅危惧種や新種の生物が生きている、本当にとても自然豊かな森に成長してきています。ですので、日頃なかなか見ることのできない鳥だったり、虫だったり、タンポポだったりがあります。カントウタンポポが一面に広がっているような、本当に稀少な植物がたくさんある森で開催しています。
来場者の方々は、大地に寝そべる方が多かったです。子どもたちもとても喜んで走り回ってくれています。安心安全に、でものびのびと大きな声を出しながら遊べる場はなかなか東京にはありませんが、それが実現できている場所だと思います。


明治神宮の鎮守の杜は代々木の杜とも呼ばれています。総面積およそ70ヘクタール、これは東京ドーム15個分!!
そしてお話にあったように明治神宮の森は、大正時代当時の植物学者たちが、100年後を見据えて、手入れをしなくても永遠に世代交代するよう計算して作られたものなんです。絶滅危惧種のカントウタンポポだけでなく、なんとオオタカまでこの森に巣作りをしているといいます。
永遠に続く、いわゆる「常若(とこわか)の森」である明治神宮の森。ここで行われたアースデーいのちの森では色んな催しが行われました。
例えば、土を固めて真ん丸にして、コケでくるんだボール型を作る「コケ玉作り」。これは明治神宮のどんぐりの苗木を、そのコケ玉に植えて育てるというものです。
ほかには「神宮の秘密の田んぼ」、野鳥の会も協力した、神宮の森の野鳥の声を楽しみながらのガイドウォークなど。こんな楽しい催しもありました。

◆アースデイいのちの森
ビンゴカードを持って森を回ろうといって、いま一生懸命虫眼鏡を使って地面を這っている小さな男の子がいますが、あれは虫を探しています。向こう側の方にはエステをしている人がいるんですが、明治神宮でお借りしている泥を水と撹拌して、それを顔に塗っています。次の日はツルツルになりますよ。
これは竹のジャングルジムをつくっています。



そしてこれは桧プールです。明治神宮の宮大工の方がつくってくれた桧のプールなんですがとてもいい匂いです。これは普段、宮大工さんが明治神宮の境内のいろいろなところを修復して出たおがくずを溜め込んでいてくれて、桧の匂いにはリラックス効果があるということで、プールをつくっていただきました。その隣はピースシードさんのブースです。種というのはお米も種だし、キウイの中にはいっている粒も種だし、身近に種っていっぱいあるんですが、それが木になって、色々な食べ物ができてきたり、私たちの吸う空気を作ってくれたりということがあるので、そこを読み解いていきます。


この「ピースシード」という団体による、種をまこうという 企画。これは2000年から始まった取り組みなんですが、詳しく伺いました。

◆いのちのたね
ピースシードという団体がやっている「いのちのたね」というコーナーで、初年度からずっとやらせてもらっています。これはネイティブアメリカンのカール・バーンズさんという方がまもっていた、本当にカラフルできれいな「ガラスの宝石とうもろこし」というものなんです。

私たちピースシードは、シードバンクというものを運営していて、種がほしい人に種をお分けして、栽培して頂いて、全部食べてしまわずに一部を種で返してもらうという形でずっとやっています。
これは去年ここで欲しい方にお渡しして、返ってきた種を再びみんなで色分けする作業をお話しながらやっています。私はよく幸せを分けると増えるよねっていうんですが、種を大切にして、渡すときには里子に出すような気持ちでお渡しして、また育てて頂いて、また返ってきてっていう、そういう関係で人間関係も深めていくようなことをやっています。
あちらでは田植えの作業をやっていますが、お米も種ですよね。胡麻もそうだし豆もそうですし、種をいっぱい食べているんですね。それが食べ物として普段出会ってしまうから、循環が見えない。私たちはよくワークショップで「米はたね」というのをやっていますが、それぞれの土地でそれぞれに進化して、それぞれの米文化があって、用途があってということがあるんですね。それを見て感じて、昔は野生だったものを人間が一生懸命食べられるように工夫して、いまの栽培品種ができたという時間の流れ、人々が本当に長い時間の中で次世代に残したから今があるということを伝えたいですね。次の世代に伝えていくために、私たちは楽しみながら種を残す。そういうことをやっています。


今回お届けしたお話しはポッドキャストでも詳しくご紹介しています。
こちらもぜひお聞きください!
来週も引き続き「アースデイ いのちの森」の模様をお届けします。
どうぞお楽しみに!


【今週の番組内でのオンエア曲】
・La / Old Man River
・歓びの種 / YUKI

パーソナリティ

高橋万里恵
高橋万里恵

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