今週は、ちょっと変わった生き物に、恋してしまった方にお話を伺います。
生き物の名前は、ガラパゴスバットフィッシュ。世界で唯一、南米エクアドル沖にある世界遺産、「ガラパゴス諸島」にしかいないお魚です。
そしてこの生き物に一目惚れしてしまい、自らのニックネームにもしてしまったのがバットフィッシャーアキコさん。
ダーウィンの進化論でも知られるガラパゴスの不思議な生き物の話、色々伺っていきます!。


〜今日は、ガラパゴスバットフィッシュ愛好家でNPO法人・日本ガラパゴスの会スタッフ、バットフィッシャー・アキコさんをスタジオにお招きしました。まず、ガラパゴスバットフィッシュを知らない方もたくさんいると思うのですが、どんな生き物なんでしょうか?
あんこうの仲間なのですが、ちょうちんあんこうとはフォルムが違って、薄い円盤のようなボディーに前足と後ろ足のような胸ひれ腹びれがついて、うまくたたずむような感じで海底に立っているんです。そしてなぜだか唇が真っ赤!という特徴がある魚ですね。



撮影:バットフィッシャーアキコ

〜写真を拝見していますが、塗ったような唇ですね。スター・ウォーズに出てきそうな宇宙人のような形ですね。
この表情やフォルムからしてもあまり魚という感じはなく、未確認生物のようなという形容がふさわしい生き物ですね。

〜このガラパゴスバットフィッシュに惚れ込んだきっかけは何があったんですか?
高校3年生の時だったんですけど、本屋さんに立ち寄って、気持ち悪くて可愛い生き物の写真を集めたフォトブックが積まれていて、それを何気なく手に取って開いてみたんです。そうしたらこの魚が掲載されていて、なんだこの生き物は!!という電撃が体中に走ってしまいまして。私にとって生まれて初めて体中に稲妻が巡ったというくらいの衝撃で、いてもたってもいられずその本をレジに持っていって、近くのファーストフード店でページをずっと眺めてうっとりしていたら2時間経っていた、というのがきっかけです。その写真を見て、「私はこの生き物に会いたいな」と思ったんですけれども、まずガラパゴスバットフィッシュは世界中どの水族館にもいないので、ガラパゴス諸島に行って、現地でダイビングするしか会う方法がないんです。それに備えてダイビングできるようにダイバーライセンスをとらなくちゃなと奮起して…私泳げないんですけど、でもこれをできないとどうしようもないからということで、独自の訓練をもろもろ重ねて、何とかしてライセンス取得にこぎつけました。そして、スペイン語も何とか日常会話程度はできるようになったのが大学3年の夏だったので、そのタイミングでガラパゴスに行くことにしたんです。
それで無事にガラパゴス諸島に到着しまして、まず最初にダイビングセンターに行って「私はガラパゴスバットフィッシュに会いたい」と言ったら、受付の人々の「は?」という微妙なリアクションを受けつつ、ダイビングツアーに参加しました。なんと初回のダイビングで会えたんです!その瞬間のことが忘れられなくて、なんというか、「いた!」というより「…落ちてる」という感じでした。


〜???どういうことですか?
魚だったら”泳いでいるのを見る”という感じですが、この魚の場合本当に海底の砂地にただ突っ立っていて、動いていないんですよ。落とし物がそのまんま落ちているという状態でいるんです。私もガイドと一緒に”これだよこれ!”という感じで近寄るんですけれども、相手は非常に冷静沈着で、ほとんど動かないんですよね。それでもなおずっとそこに鎮座しているような形で、初めてガラパゴスに行った大学3年生のときには夏休みを利用して1ヵ月滞在していたので、可能な限り会いたいと思って、ガラパゴスバットフィッシュが見られるダイビングポイントに船が出る日は皆勤賞レベルで参加して、見れば見るほど深みにはまって…アリ地獄状態ですよね、二度と抜け出せないという。

〜何回も会いに行ってしまうガラパゴスバットフィッシュの不思議な特徴、面白いところは?
まず魚なのに泳ぎが苦手。私のようなものが鼻息を荒くしながらカメラを抱えて近寄っても、ちょっと後ずさり。「困ったな、なんだよ」という感じで泳ぐんですよ。「ついに泳いだ!」と思っても遅くて、簡単に前に回り込めてしまうんです。そうすると彼は絶望したかのように立ち止まり、諦めて着地するんです。また、彼らは動かないので見つけづらいんですね。動いているとあそこにいるとわかるんですが、動かず岩や石と同化した状態で、プロのガイドでさえも見落としてしまうことがあるんです。あるとき、縦1列で先頭にガイド、後に私がいる状態で泳いでいるときに、ガラパゴスバットフィッシュを見逃してしまって、たたずんでいるガラパゴスバットフィッシュの横を泳いでいってしまったんです。私たちは足ヒレ、フィンをバタバタさせて泳いでいるので、砂が巻き上げられるんですけど、それと一緒にガラパゴスバットフィッシュが舞い上がって、水中で一回転して2バウンドして着地したんです!その間一切無抵抗というのが本当に何なんだろうなと。されるがままなんですよね。


ガラパゴスバットフィッシュ愛好家で、NPO法人日本ガラパゴスの会スタッフ、
バットフィッシャー・アキコさんのお話いかがだったでしょうか。
来週もガラパゴスバットフィッシュへの愛のお話、たっぷりお聞きします!

【今週の番組内でのオンエア曲】
・Alone Again / Gilbert O'Sullivan
・波よせて(original:Small Circle of Friends) / クラムボン

パーソナリティ

高橋万里恵
高橋万里恵

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