今回は、九州・熊本 阿蘇市からのレポートです。
阿蘇といえば美しい草原、豊かな水、そして農業や牧畜で知られる土地ですが、
この土地から生まれた、新たな名物が注目を集めています。
その名も「タカナード」。



阿蘇の伝統野菜「阿蘇高菜」を使ったマスタードで
お肉にも野菜にも合います!
実は、これを生み出したのは、まだ30代前半の女性。
先祖代々の土地と農業を、1000年先まで残そうと挑戦を続けています!
このあと詳しくお伝えします。


「阿蘇さとう農園」

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<< 現地レポートの様子 >>



高橋:いま阿蘇のカルデラの北側、阿蘇さとう農園にお邪魔しています。
左を見ると阿蘇山、畑も見えて・・・・佐藤ちかさんよろしくお願いいたします。
阿蘇タカナード、我が家は切らしたことがなくて。肉にも野菜にも


佐藤:ありがとうごあいます。
わたしたちも製造販売していますが、お店に置くことが多いんです。
どういう方がどう使っているか、切らしたことがないなんて
初めて伺って嬉しく思っています。


高橋:いまわたしたちがいる阿蘇さとう農園は2014年にオープン。
その前はクルマのデザイナーを?


佐藤:デザイン部なんですがデザインの立体化をするモデラー。
大阪の方の会社にいました。
阿蘇に戻ったきっかけになったのは東日本大震災と
翌年の阿蘇地域も被害を受けた豪雨災害。
立て続けに日本が被害にあったのを受けて帰って力になれないかと
勝手に考えてUターンしたと。


高橋:それまでは?

佐藤:もともと祖父祖母が農家だったんですが、
兄弟は誰も継がないことが分かり、長女ということもあって、
やってみたいと思って家族に話して
先祖代々の土地を使うことになりました。
祖父祖母の時代は昔ながらの農業で、家に牛や馬がいて、
畑で色んな野菜をその時期その時期で栽培して出荷していたという。


高橋:どういうふうにそれを自分なりにやっていこうと思ったのは?

佐藤:最初はいろんな野菜を作ってみて、
いま8年目で阿蘇高菜と草原を使った牧羊が
大きな柱になっていくかなとわかってきたところです。
阿蘇高菜はずっと栽培して漬物にするのが続いていましたが、
それだけじゃなく形を変えて私はマスタードを作っていきたいと思っています。




高橋:高菜は阿蘇地域では昔から収穫されていた?

佐藤:うちの祖母が90代ですが生まれた時にはあったんです。
毎年自分の家で種をとってそれを次の年に巻いて毎年作ってきました。
収穫に特徴があって、普通の高菜は白菜ほどじゃないですが、
大きな形をしているが阿蘇高菜はほうれん草のような細い形で、
普通の高菜は束で鎌でざくっとで収穫するが、
阿蘇高菜はお茶の新芽のように手積みで柔らかいところを
1本ずつ折って収穫するスタイルなので、
春の3月二十日から〜4月あたまくらいまでが収穫期になります。


高橋:タカナードは葉っぱではなくタネを利用しているんですね?

佐藤:そうです。
新規就農1年目に高菜も作付けをしていて、
自分で漬物に加工して販売したんですよ。
収穫も漬物も作って販売して、葉っぱの収穫期がとても短くて
その瞬間に取らないといけないことに気づいたんです。
それからお漬物を販売すると、だんだん食卓から減っていて、
地元で安く販売されていることを知って、
これはちょっと農家としては採算が難しいと気づきました。
なので私が着目したのがタネなら収穫時期が長いんですよね。
手積みじゃなくて機械でも収穫できることも見込んでいたので、
タネを食用に使えれば阿蘇高菜はもっとたくさん栽培して
後世に残せるという期待をマスタードを作り始めました。


高橋:でもどうしてタネをマスタードにしようと思ったんですか?

佐藤:これは私も運が良くて、
たまたま夕飯時にテレビを見ていたら
マスタードづくりの番組があったんです。
それまで食卓にマスタードがある家庭でもなかったので
なんだろうというところから始まったんですが、
マスタードは原料が菜種とお酢と塩だとわかって。
だったら高菜も同じ部類じゃないかと思って
隣で食事していたばあちゃんに聞いたら
「むかし、ばあちゃんのばあちゃんが、からしがないときに
高菜のタネばすりつぶしよった、やったことはないけど聞いたことがある」
という話を受けて、高菜も辛味をもっているので
その特性に気づいて、そこから風味を出すことや
辛味を引き出すことをいろいろ試行錯誤して、
結果的にマスタードが出来ました。




高橋:試行錯誤する中で、行けるなと思った瞬間は?

佐藤:それまでは苦味があったり辛味や風味が出ないことが
何度作っても起こって、その解決策が出来たときは、
これこれこの味と嬉しかったのは覚えています。
それでマスタードを作るようになって周りの農家からも
タネを買い取るようになりました。
まわりの農家さんも葉っぱの収穫だけでは時期が限られるので、
それが終わったらすき込んでしまう状況だったので、
もしよかったらそれを残してタネにしてもらったら
うちが買い取りますよということで
どうにか畑の高菜を作る面積を減らさないでほしい
ということで買取を初めて、いまはたくさん集まるようになっています。


高橋:農家さんにとってもありがたいし、良い循環になりますよね?

佐藤:そうですね。
私もそういう助けになればと思っていました。
いま作っている方で時期をずらしていろんな形で
収入にもなることもしてみたいと思っています。




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熊本県阿蘇市「阿蘇さとう農園」から、佐藤智香さんのインタビューを
お届けしました。


今回はこの、阿蘇高菜の種をマスタードにした
「阿蘇タカナード」を3名の方にプレゼントします!



お肉に合わせるのはもちろん、ピザやポテトサラダ、納豆などに合わせても美味しいです!
ご希望の方は、番組HPのメッセージフォーム番組HPから「タカナード希望」と書いて送ってください。

(※当選者の発表は、発送をもってかえさせていただきます。)

【今週の番組内でのオンエア曲】
・Peruna  / Akeboshi
・Skinny Genes / Eliza Doolittle

パーソナリティ

高橋万里恵
高橋万里恵

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