福山雅治 福のラジオ

TOKYOFM/JFN38 Stations Every Saturday 14:00-14:55

放送後記

夢への手の伸ばし方、アナタは? (5月2日放送分より)

2020/5/6
今週も”おうちでラジオ”でお送りした福のラジオ。
何かと不安な状況の中、【ねえ聞いて、福山おじさん!】のコーナーでは、
将来について悩む学生さんからのメッセージをご紹介しました。
福岡県 GUMOくん(大学生)
僕は昔からテレビが大好きで、それに関わる仕事がしたいと思い、業界への就職を希望しています。
と一応言ってはいるのですが、本当にそうなのか悩ましい部分があります。
僕は昔から人を楽しませることが大好きで、最近ではM-1グランプリに出場したり、YouTubeに自分で作成した動画を上げたりと自分なりに人を楽しませる活動をしているのです。
昨年の「福山歌紅白歌合戦」でも、『家族になろうよ』の自作PVを投稿して、決勝に残ることができました。
公園や大学での撮影で、周りに人がいて相当恥ずかしかったですけど頑張ってよかったです。 

このように僕は人を楽しませたいし、自分で動画編集や企画を考えるのが好きなので、テレビ業界に行きたいというのは嘘ではないのですが、本当は「自分のことを見て楽しんでほしい」んだと思います。
なので、もしテレビのスタッフとして働き始めたら、自分も表側に行きたいという気持ちで辛くならないか、すごく不安なんです。
現に今も、同世代の芸人さんやユーチューバーの方が活躍しているのを見ると、どこか悔しいような羨ましいようなモヤモヤした気持ちになってしまいます。

ただ、夢は正直明確ではないし、多少我慢しても、ちゃんと給料がもらえる職に就けばよかったという後悔をしないか、という不安で一歩踏み出せないでいます。

自分で言うのもなんですが、地元では賢いとされる高校・大学を卒業してきたので、「それにも関わらずそんな道に進むなんて」
という世間体や、何より親に心配をかけることが、もう一つの踏み出せない理由にもなっています。
今後自分がどうすべきかよくわかりません。


GUMOくん。
僕は就職して、安定した給料がもらえるということに対するリアリティはありませんでした。
アルバイトはしてたから労働の対価として、給料が支払われるということは、もちろんわかっていたけれども、安定した給料・生活っていうものはなんかピンときてなかったんですね。

もう一つの理由としては、自分の父親が会社員じゃなかったっていうのと、母親も働いてはいたけれど、服飾の仕事で自分で何かやっていたということがあるかもしれません。僕が小学校の頃は、家で縫子さんやりながら、かつ、近所の人から頼まれた服を作ってオーダーメイドで仕立ててあげていました。
僕が中学だか高校だかぐらいの頃になると、ロングコートが流行ってて、ほしくて。。。
そうしたら、それを僕と兄貴の分を作ってくれたんですよね。千鳥格子柄とベージュのコートだったかな。

そういうふうに「どこかに勤めて」っていう家じゃなかったので、僕も勤めるっていうことに対するリアリティがなかったんです。
いま話してて思ったけど、そういう環境だからやっぱり自分も、なんか「作る」ということに対しての興味があったんでしょうね。

GUMOくんは、お父様が会社勤めされているのでしょうか?
だから会社で働いて給料をもらう、ということ以外、想像しにくいのかもしれない。

でもどうなんだろう。

テレビ局に就職できたとしても、希望の部署に配属されるかはわかりません。自分がディレクター志望でも、営業とか、そういうことになる場合もあります。
なので、”表に出る”という、本当にやりたいことがあるのであれば、まず先にそっちをトライしてみるというのはどうでしょう?

まあ中途で採用してくれるのかっていう問題もあるので、望んだ就職先になるかどうかというのわからないですけど。
ただまあ夢があるのであれば、順番的にはそっちの夢の方からやり始めた方がいいような気がします。
ちょっとやってみてください!!
自分なりの夢への手の伸ばし方。探り方。

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「自分なりの夢への手の伸ばし方」、アナタは考えたことありますけ?

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