福山雅治 福のラジオ

TOKYOFM/JFN38 Stations Every Saturday 14:00-14:55

放送後記

教育実習の先生への恋、そして・・・。(9月5日放送分より)

2020/9/9
中学、高校に、自分よりちょっとお姉さん、お兄さんの
教育実習の先生がやってくる。。。
クラスがざわついたりしたこと、ありませんか?
今回は、そんな教育実習の先生に恋してしまった
いまもなお熱い男性からの
“恋バカ・エピソード”、ご紹介しました。

茨城県・ミヤベンさん(48歳会社員)
福山さん、週末の活力もらってます。
アリガトウゴザイマス!
この話は僕が、中3の不良だった時代の恋愛の馬鹿話です。
「アッハッハー」と笑ってやってください。 

あの頃、不良でした。
毎週、生活指導で、柔道の先生だった竹山に
校内放送で職員室で何度も呼び出されていました。
昔から不良はませてると言われたとおり、
僕も中1から彼女がいました。
中3の時に付き合っていた女とは、
同じクラスで授業中もイチャついてました。
こんな僕に恋バカ事件が起きるんです。

中学3年の9月か10月。
教育実習の先生が来て
僕のクラスで過ごすことになったんです。
大学生のその先生は、いろいろ大人びて見えました。
スケバン刑事というドラマに出ていた相楽晴子さんに似て、
ショートカットが綺麗で、ガチで惚れていました。

でも一緒にいられるのは2週間くらいだけです。
毎日楽しかったけどそれが切なくて、ますます惚れました。
だから僕は教育実習が終わってからも会いたいと思って、
人生で始めてのラブレターを書いて渡すことにしました。

お勧めのCDをあげるふりして、
そのCDの中に手紙を入れて渡しました。
CDはBOØWYの『BEAT EMOTION』です。
その中に手紙と、返事用のための封筒と便箋も入れて。

ところが先生の最後の日になる1日前の昼休み、先生に
ねえミヤベン。これは受け取れないよ
って手紙を返されました。

先生からは

「みやべんに彼女がいるの知ってるし、
 この手紙が残ってると後で絶対悔やむから、
 形に残さないで処分した方がいい。」

「みやべんが自分で捨てる。
 先生が持って帰って捨てる。
 どっちがいい?」

と。
だから僕は「自分で捨てます」と言いました。

そして放課後。
手紙をどこに捨てようかと思っていたら、
そんな日に限って帰りのホームルームで、
生活指導の竹山が僕のクラスに乱入。
抜き打ちの持ち物検査が始まりました。

机の中のものも鞄の中のものも、
もちろんポケットの中のものも、
全部出せと言われて机の上に提出。

だけどもちろん僕は手紙を出しませんでした。
でも目をつけられていたはずの僕だけは、
ボディーチェックまでされました。

内ポケットに手を突っ込まれて、
手紙を握られたんです。
竹山はその手紙を広げて見た後、
黙って僕のポケットの中に戻しました。

でも!!!
その一部始終を、近くの席にいた彼女が見ていて、
そこから地獄の幕開けです。

帰り道
「ミヤベン! あの手紙は何? 隠さないで見せろ!」
とすごまれ、すべてが発覚して、
別れを言い渡されるまですぐでした。
最後は彼女の仲間の不良の女子全員に囲まれ、
1時間くらい土下座をして、何回か蹴られて終わりました。

その後卒業まで彼女は口を聞いてくれませんでしたし、
女子の間では女を弄ぶタイプとあらぬ噂を広められ、
彼女も出来なくなり、二股はダメだと最初に気付いたものです。

でもその日以来、生活指導の竹山だけは
何か悪いと思ったのか、
僕の持ち物検査の確認が緩くなりました。
それだけが救いでしたが、しばらくはうらみましたね。
僕の恋のバカな話を笑ってやってください。
ご静聴アリガトウゴザイマシタ。



ズバリ言ってもいい??
内容よりもミヤベンのキャラの方が面白かったぞ。
目に浮かびます、ミヤベンっていう人が。
そのキャラの強さが目に浮かんで、
内容の面白さを超えてしまったんだなあ・・・笑

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昭和の香りを感じさせる
熱いメッセージを送ってくださったミヤベンさん、
ありがとうございました!

引き続き、恋に正面から向き合いすぎてしまった、
その時は恋しか見えていなかった・・・
そんな【恋バカ】メッセージ、番組サイトでお待ちしています!

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