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未来授業 第3回  川上浩司 Vol. 1364
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今週の講師は、京都大学デザイン学ユニット 特定教授、川上浩司さん。
川上さんの専門はシステム工学やデザイン学。道具や装置など「仕掛け」のデザインを専門としており、特に「不便益(ふべんえき)」の研究で知られています。

不便益とは、不便なのに得をする、不便だからこそ得られる効用のこと。この研究の中で川上さんは、便利すぎることが、「弊害をもたらす」ケースを、いくつも挙げています。
例えば複雑な機械、コンピュータは一度故障してしまうと、私たちには対処できない。。。つまり「ブラックボックス化」です。
今日は、あらゆるものがコンピュータ管理、自動化されつつある今の社会を不便益の視点で考えます。

未来授業3時間目。テーマは「自動化は人の何を変えるか」

川上浩司(かわかみ・ひろし)
1964年島根県生まれ。京都大学大学院工学研究科修了。博士(工学)。京都大学学際融合教育研究推進センターデザイン学ユニット特定教授。著書に『不便から生まれるデザイン』『不便益という発想~ごめんなさい、もしあなたがちょっとでも 行き詰まりを感じているなら、 不便をとり入れてみてはどうですか?』。