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僧侶のお酒は般若湯

瀬戸内寂聴さんの言葉と人生に迫る  第4回未来授業 Vol.2170
Podcast
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2021年11月、作家で僧侶の瀬戸内寂聴さんが亡くなりました。99歳でした。

今週は、寂聴さんが生前、ジャパン・エフエムネットワークのラジオ番組で語ったお話からその言葉と人生に迫っています。

寂聴さんは作家として活動する一方、51歳のときに出家して僧侶に。京都の嵯峨野に小さな庵を結び「寂庵」と名付けました。全国を訪ね歩いて法話の会も行い、悩みを抱える人の声に耳を傾けて人生相談にも応じました。法話の会にはいつもたくさんの人が詰めかけたと言います。

人気の秘密は、寂聴さんの話術とユーモア。僧侶が飲んではいけないとされるお酒の話からもその一端がうかがえます。

未来授業4時間目、テーマは『僧侶のお酒は般若湯』


◆瀬戸内寂聴(せとうち・じゃくちょう)
1922年、徳島県生まれ。東京女子大を卒業。 1957年「女子大生・曲愛玲」で新潮同人誌賞。1961年『田村俊子』で田村俊子賞。 1963年『夏の終わり』で女流文学賞を受賞。1973年に平泉中尊寺で得度、法名寂聴となる。 1992年『花に問え』で谷崎潤一郎賞。1996年『白道』で芸術選奨文部大臣賞、2001年『場所』で野間文芸賞。 2011年『風景』で泉鏡花文学賞を受賞。1998年『源氏物語』現代語訳を完訳。2006年、文化勲章受章。 近著に「愛することばあなたへ」(光文社)『いのち』(講談社)『97歳の人生相談』(kindle版、講談社)など。