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源氏物語の愛

瀬戸内寂聴さん 晩年のメッセージ  第1回未来授業 Vol.2175
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2021年11月、作家で僧侶の瀬戸内寂聴さんが亡くなりました。
JAPAN FM NETWORKでは2007年からおよそ10年に渡って寂聴さんのラジオエッセイを放送しました。今週はその肉声を再構成してお届けしています。

自叙伝や人物伝で名を上げる一方、軽妙なエッセイでも人気を集めた寂聴さん。出家して僧侶になってからは人生相談の達人としても知られました。

そんな寂聴さんの晩年のライフワークとなったのが、古典「源氏物語」の現代語訳です。「源氏物語」は紫式部が1000年以上前に書いたとされる世界最古の長編小説。寂聴さんはその現代語訳に6年以上もの歳月をかけました。

未来授業1時間目、テーマは『源氏物語の愛』

◆瀬戸内寂聴(せとうち・じゃくちょう)
1922年、徳島県生まれ。東京女子大を卒業。 1957年「女子大生・曲愛玲」で新潮同人誌賞。1961年『田村俊子』で田村俊子賞。 1963年『夏の終わり』で女流文学賞を受賞。1973年に平泉中尊寺で得度、法名寂聴となる。 1992年『花に問え』で谷崎潤一郎賞。1996年『白道』で芸術選奨文部大臣賞、2001年『場所』で野間文芸賞。 2011年『風景』で泉鏡花文学賞を受賞。1998年『源氏物語』現代語訳を完訳。2006年、文化勲章受章。 近著に「愛することばあなたへ」(光文社)『いのち』(講談社)『97歳の人生相談』(kindle版、講談社)など。