2015.07.04
第117話 ダイエット
無理のない「ダイエット」で健康的に痩せる!

そういえば人類も最近はずいぶんダイエットに精を出すようになったよな。ぶっちゃけルネサンスの頃まで、西洋では女性はふくよかな体型の方が良いって言われてたのにな。有名なボッティチェリの絵画《ヴィーナスの誕生》だってけっこうふくよかだろ? 現代の女性がルネサンス以前のヨーロッパに行ったら、みんな「痩せすぎ」って言われること間違いなしだぞ。
それが16世紀頃のルネサンス期後半になると、男女ともに体のラインを整えるのが美しいと考えられるようになる。そこで登場したのが「コルセット」だ。最初の頃は体のラインを整えるだけで今の肩パットみたいなものだったが、徐々に体のライン(特に胸とウエスト)を強調するようになって、19世紀になるとギュウギュウに体を締め上げるようになる。そのせいで当時の舞踏会では突然倒れる女性が相次いだほどだった。
その19世紀に絶世の美女として名を馳せたのがオーストリア皇后のエリザベートだが、彼女は過激なダイエットでも歴史にその名を残している。なにせ172cmという身長にも関わらず、その体重は45kgでウエストは50cm。「激やせ」と言われる最近のアンジェリーナ・ジョリーが170cmで45kgという話だから、その細さが窺われるだろう。彼女がやっていたのは周囲が心配するほどの絶食ダイエットだが、絶対にマネをしてはいかんぞ。
日本でダイエットがブームになったのは、昭和42年(1967年)にイギリスの女優、ツイッギーが来日した時が最初だ。「ミニ(スカート)の女王」と呼ばれたツイッギーは来日当時、身長165cmで体重41kg。彼女のプロポーションに憧れた日本人女性の間で、ダイエットの大ブームが巻き起こった。もっとも後に当時を振り返ったツイッギー本人は「体質で痩せていただけなので、太りたくていっぱい食べていた」と語っているが。
今では美容のみならず健康のためにもダイエットが評価され、《低糖質ダイエット》《レコーディング・ダイエット》《朝カレーダイエット》等々、様々なダイエット法が考え出された。だがその一方で無理なダイエットの危険性も叫ばれている。どんなダイエットが良いのか、今日はその最前線を詳しい人に話を聞いてみよう。 Here we go!
- ONAIR LIST
- 3'44" / Route 66 / George Maharis
- 13'07" / Ready To Roll / Blake Shelton
- 35'44" / Lucky You / The Jane Dear Girls
- 42'50" / Get To Me / Lady Antebellum