ピートのふしぎなガレージ

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エヌ博士

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カテゴリー : スポーツ

柔道

2015.07.18

第119話 柔道

東大出のひ弱な秀才が「柔道」を生んだ
第119話 柔道
よし、今週は柔道だ! なんで柔道かって? 黒澤明の『姿三四郎』をDVDで見直したら、なんか盛り上がっちゃってさ。8月にはカザフスタンで世界柔道選手権も開催されるし、久しぶりにオリンピックでも目指そうかなって。あ、もちろん宇宙人の俺やロボットのボッコは出場できないから、目指すのはシンイチだ!

さて、その姿三四郎のモデルとされるのが、明治時代に活躍した講道館四天王のひとり、西郷四郎だ。西郷四郎は身長153cm、体重53kgという小柄な体で大男たちをバッタバッタと投げ飛ばしたすごい柔道家で、その得意技が「山嵐」だったのも映画のとおりだ。ただし山嵐はその難しさから幻の技と言われるものの、あくまでちゃんとした柔道の技だから、映画のようなド派手な必殺技じゃないけどな。

そして姿三四郎の師匠・矢野正五郎のモデルが、柔道の創始者にして西郷四郎の師匠だった嘉納治五郎だ。そもそも柔道の前身は「柔術」と呼ばれる格闘技で、日本最古の歴史書『古事記』にも柔術らしき技の記述が登場しているくらい歴史が古い。室町時代にはお侍さんの武芸として定着していたし、江戸時代になると町民の間でも流行したほどポピュラーだった。そんな格闘技の柔術を、人格形成に重きをおいた「武道」に昇華したのが嘉納治五郎だ。

ただし嘉納治五郎は柔道の創始者でありながら「素手で熊を倒した伝説の男」みたいなタイプじゃない。なにせ東大の文学部出身。頭は良くてもひ弱な秀才の典型で、子供の頃からしょっちゅういじめられていた。その虚弱体質を克服しようと、嘉納治五郎は大学に入ってから柔術を習い始めたんだ。ところが明治初期の柔術なんて非合理的な感覚論の塊で、東大生が納得できるはずもない。それで自分で研究を重ねて創り出したのが「柔道」だったってわけだ。

ちなみに嘉納治五郎がどれくらいインテリだったかというと、もちろん英語はペラペラ。1909年(明治42年)には日本人初のIOC委員となって第二次世界大戦で幻となった1940年の東京五輪を招致している。さらに東京高等師範学校(現:筑波大学)の校長を25年にわたって務めるなど、もはや武道家というよりは教育者や学者の経歴だ。どうだシンイチ、ひ弱なオタクのお前にもやれそうな気がしないか?

というわけで、さっそく柔道の特訓を始めるぞ。まずは受身からだ! はい、ワンツー、ワンツー! どうしたシンイチ、もっとリズミカルに! 笑顔がなってないぞ! そんなことで観客の心をつかめるか!……あれ、何の特訓をしてたんだっけ? あ、そうだ柔道だ。今日はちゃんとした柔道の先生に会って、柔道の基礎から教えてもらうかな。Here we go!
ONAIR LIST
3'36" / Route 66 / George Maharis
13'22" / Love Makes Me / Hunter Hayes
33'25" / I'm Only Me When I'm With You / Taylor Swift
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