ピートのふしぎなガレージ

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エヌ博士

On Air オンエア

カテゴリー : アウトドア

キャンプ

2013.07.06

第14話 キャンプ

日本で最初の「キャンプ」は明治40年
第14話 キャンプ
人類は皆、子どもの頃に一度や二度は「キャンプ」を体験しているようだが、シンイチは小学生の時に連れて行かれた学校のキャンプでずいぶん懲りているみたいだな。そりゃまあそうだ。小学校のキャンプなんて、道具はショボいし、メシもまずい。そりゃあキャンプにネガティブなイメージを持つよな。

でも元々、人類はキャンプで暮らしていたんだぞ。旧石器時代、人類がまだ狩猟を中心に暮らしていた頃は、テントのような住居を担いで狩り場を転々としていたから、まさにキャンプ生活そのものだった。それが新石器時代になり、農耕と牧畜を中心とする定住生活をするようになって、「家」がどんどん工夫され快適になっていく。そして野外で寝起きすること、つまり「キャンプ」が特殊なことになっていくんだ。

そのキャンプが日本で最初に行われたのは明治40年だとされている。学習院の院長になった乃木希典が、片瀬江ノ島で遊泳演習を行った時に、学生を鍛えるためにテントで生活させたんだ。猟師が野宿したり、軍隊が野営したりするのとは違って、純粋に「野外で寝起きすること」を目的とした近代的キャンプはこれが最初だった……とは言っても、学生たちは愉しむどころじゃなかっただろうが。

しかしそれからわずか19年後の大正15年、鉄道省の茂木愼雄(もてぎしずお)が『キャムピングの仕方と其場所』という本を出す。この本は日本で最初のキャンプ指南書で、「天幕(テント)について」「服装」「野外料理」など、今でもキャンプの本に載っていそうなことが書いてあった。つまりこの時にはもうレジャーとしてのキャンプが注目を集めていたんだ。ちなみに、この『キャムピングの仕方と其場所』は国立国会図書館の近代デジタルライブラリーで見られるぞ。

さらに時代は下って昭和33年、画家の桐野江節雄が日本で最初のキャンピングカー「エスカルゴ号」を自作する。このエスカルゴ号はオート三輪の後ろに部屋を積んだ代物だったが、2人分のベッドやガソリンストーブを使った調理台など備えた、立派なキャンピングカーだった。桐野江節雄はこのエスカルゴ号で5年にわたってアメリカやヨーロッパを回って絵を描いたんだ。

今では道具も施設も驚くほどの進化を遂げ、キャンプはとても手軽なレジャーになった。しかし人類のルーツに戻るという意味では、これほど刺激的な遊びも他にそうないだろう。その道に詳しい人を紹介するから、ぜひその話を聞いてみてくれ。そしてこの夏はキャンプに挑戦してみてはいかがかな? Here we go!!
ONAIR LIST
3'07" / Route 66 / George Maharis
11'35" / Hip To My Heart / Band Perry
30'58" / Get Some / Blake Shelton
42'37" / The Outside / Taylor Swift
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