ピートのふしぎなガレージ

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エヌ博士

On Air オンエア

カテゴリー : ドライブ

スノードライブ

2016.01.09

第144話 スノードライブ

「スノードライブ」のためのタイヤを開発せよ!
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第144話 スノードライブ
朝、カーテンを開けると、そこには白銀の世界が広がっていた。どうやら昨晩から今朝に掛けて、この街には雪が降ったらしい。世界のすべてを純白に染める雪はとても美しく、俺はその眩しさに少し目を細めながら……とか詩情に浸ってる場合じゃない。さっそく便利カーをスタッドレスタイヤに履き替えて、今日は《スノードライブ》に出かけよう!

ところで、クルマが何で走るか知ってるか? エンジン? タイヤ? ガソリン? 電池? どれも間違いじゃないが、結局のところクルマはタイヤと路面の間に働く「摩擦力」で走っている。そして雪道や凍結路がクルマにとって厳しいのは、この摩擦力が普段よりも圧倒的に下がってしまうからだ。クルマと氷雪の戦いは、いかに摩擦力を確保するかに掛かっていると言っても過言じゃない。

その戦いにおいて革新的な発明がなされたのは1904年。自動車が普及しだした頃のアメリカだ。当時は雪が降ると、タイヤに縄や植物の蔓を巻き付けて摩擦力を確保していた。しかしそれではあまりに大変だし、ちょっとしたことで簡単に切れたり外れたりしてしまう。それを見たハリー・D・ウィードという青年がタイヤに巻くための金属製の鎖を開発したんだ。これがタイヤチェーンの発明だ。

さらに1959年、フィンランドでタイヤの表面に鋲をびっしりと打ったスパイクタイヤが開発される。たとえば2002年公開の映画『007 ダイ・アナザー・デイ』は凍った湖の上で繰り広げられる氷上のカーチェイスが見せ場だが、その撮影に使われたのも撮影用に特注されたスパイクタイヤだった。カチカチの氷の上でもカースタントができるくらい、スパイクタイヤの摩擦力は高かったんだ。

ただ、スパイクタイヤで普通の道路を走ると、金属鋲がアスファルトを削ってしまう。その粉塵が社会問題となり、1990年に日本では使用が禁止された。そこで雪道や凍結路でも摩擦力を確保できるよう、タイヤ表面の溝やゴム素材に工夫を凝らしたタイヤが開発される。これが鋲(スタッド)のない雪道用タイヤ、つまりスタッドレスタイヤだ。近年ではその性能も上がって、総合的にはスパイクタイヤよりも使いやすいと言われているぞ。

というわけで、俺は冬が来るとスタッドレスタイヤに履き替えて、スキーや温泉に出かけるスノードライブを毎年一番の愉しみにしている。ガレージの隅に転がしてあるスタッドレスタイヤに履き替えるのなんて30分くらいで済むしな。それじゃ今日はスノードライブに詳しい人に会って、そのコツや愉しみ方を教えてもらうとしよう。 Here we go!
ONAIR LIST
15'12" / Route 66 / George Maharis
32'36" / Be Careful It's My Heart / John Pizzarelli
40'47" / A-Tisket, A-Tasket / Natalie Cole
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