ピートのふしぎなガレージ

  • facebook
  • twitter
  • google+
エヌ博士

On Air オンエア

カテゴリー : カルチャー

迷路

2016.05.21

第163話 迷路

最高峰の「迷路」は10万人に1人しかゴールできない?!
ポッドキャストを聴く
第163話 迷路
人生は迷路のようなものだ。あっちに行き、こっちに行き、袋小路に迷い込んで戻らなくていけないこともある。だから俺はウチの庭を巨大迷路にして、このガレージを訪れる若者たちに人生の難しさを学んでもらおうとしたんだが……シンイチ、55分34秒って時間かかりすぎだろ。どんだけ人生の迷子なんだよ。仕方ない、今週は《迷路》についてイチから教えてやろう!

迷路は大昔から人類を惹きつけてやまなかった。有名なところではギリシャ神話に登場するクレタ島の「ラビュリントス」があるな。英語の「ラビリンス」の語源にもなったラビュリントスは、牛の頭をした怪物ミノタウロスを閉じ込めるために造られた迷宮だ。結局、ミノタウロスは英雄テセウスに倒されるんだが、倒したテセウスも迷宮から出られなくなってしまうので、入り口から糸をずっと垂らして帰りはその糸を辿ったとされるほどの迷宮だった。

実はこの神話、まったくの創作ではない。クレタ島にクノッソスという巨大な宮殿の遺跡が見つかっているんだ。この島にミノア文明が栄えたのは紀元前2000年頃だが、当時は地震が多く「地底に怪物のように大きな牛がいて島を揺り動かしている」なんて言われていた。そして宮殿も被災するたびに建て直されて複雑な構造になっていった。そんなクレタ島の文明が滅んだ後、その廃墟を見た古代ギリシャ人たちが「ミノタウロスとラビュリントスの神話」を生み出した考えられている。

さて、英雄テセウスはラビュリントスを抜けるために糸を辿ったが、迷宮のような自分の城を抜けるために糸を使わなくてはいけなかったのが12世紀のイングランド王ヘンリー2世だ。彼は愛妾のロザモンドを離宮に住まわせていたが、王妃アリエノール・ダキテーヌがかなり激しい気性で、愛妾には命の危険さえあった。そこで離宮を迷路のように複雑な構造にして、ヘンリー2世は赤い糸を辿って愛妾の部屋を訪れたんだ。もっとも最後は王妃にその糸を辿られて愛妾は殺されてしまう……という結末が小説や戯曲では多いんだが。

日本で最初の巨大迷路は1876年(明治9年)に横浜の野毛山に造られた「四時皆宜園(しじかいぎえん)」だ。この頃はまだ構造も単純で、草花をゆっくり愉しむための庭園だった。それが現在、巨大迷路の最高峰と言われる富士急ハイランドの「絶望要塞」だと、なんと10万人に1人しかゴールに辿り着けない難しさと言われている。今日はそんな様々な迷路の魅力を、詳しい人に会って聞いてみよう。Here we go!
ONAIR LIST
2'56" / Route 66 / George Maharis
12'19" / Maracangalha / Teresa Salgueiro & Septeto De Joao Cristal
30'48" / Vide Gal / Eliza Lacerda
42'47" / Balanco Zona Sul / Dani Maya
  • mixiでシェアする

JFN37局ネット

FM愛媛、FM長崎は18時~、FM青森は19時~放送

AIR-G'(FM北海道)・FM青森・FM岩手・Date fm(FM仙台)・FM秋田・FM山形・ふくしまFM・TOKYO FM・FM栃木
FM-NIIGATA・FM長野・K-mix・FMとやま・FM石川・FM福井・@FM(FM AICHI)・FM GIFU・FM三重・FM滋賀
FM OSAKA・Kiss FM KOBE・FM山陰・FM岡山HIROSHIMA FM・FM山口・FM香川・FM愛媛・FM徳島 FM高知
FM FUKUOKA・FM佐賀FM長崎・FM熊本 FM大分・FM宮崎・FM鹿児島・FM沖縄