ピートのふしぎなガレージ

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エヌ博士

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カテゴリー : グルメ

オイスター

2017.01.14

第197話 オイスター

おいしく安全に「牡蠣」を食べる!
第197話 オイスター
冬の味覚にもいろいろあるが、世界的に愛されている食材という点ではオイスター、つまり《牡蠣》が圧倒的だろう。アメリカではオイスターバーと呼ばれる牡蠣の専門店が伝統的に人気だし、中国では干し牡蠣が春節のご馳走として欠かせない。生の魚介類を食べる習慣のないフランス人だって生牡蠣だけは大好物だ。そんな牡蠣の歴史と魅力を今日はお届けしよう!

牡蠣は今から約3億年ほど前のペルム紀に現れた生き物で、恐竜よりも1億年くらい歴史が古い。それほど昔から牡蠣が種を存続させ、全世界に分布した理由は、その生命力の強さにある。なにせ水揚げした牡蠣が陸上で1週間以上も生きるほどだ。スーパーでパックに詰めて売られている剥き身の牡蠣すらも、ちゃんと調べるとまだ生きているらしい。恐るべき生命力だよな。

で、その生命力の強さこそが人類にとってはありがたかった。昔はクール便などなかったから魚介類を輸送するのが非常に難しく、酢で締めたり燻製にするなどして保存食にするしか内陸部で海の幸を味わう方法がなかった。ところが牡蠣は1週間かけて輸送しても余裕で生きている。そりゃ牡蠣がこの上ないご馳走として重宝がられるわけだよな。牡蠣にとっては迷惑以外の何物でもないが。

紀元前4世紀頃には早くもギリシャのロドス島で牡蠣の養殖が始まっている。海の中で割れた壺に牡蠣が付くことに気付いたギリシャ人たちが、焼き物の欠片を海に沈めて牡蠣を収穫するようになったんだ。この養殖の成功によってヨーロッパで牡蠣の人気がさらに高まり、かのユリウス・カエサルも「テムズ川河口の牡蠣を食べたかったからイギリスに侵攻した」と言われたほどだった。

日本でも縄文時代の貝塚から牡蠣の貝殻が見つかっているが、日本における牡蠣の革命といえば、江戸時代前半の17世紀に広島で開発された「ひび建養殖法」だ。これは干潟に枝付きの竹や雑木を挿し、そこに潮が満ちてくると牡蠣の幼生が付着して育つという養殖法で、大阪や九州へ出荷されたほどの収穫量を誇った。これが現在でも全国で6割という生産量を誇る広島の牡蠣のルーツだ。

ナポレオン・ボナパルトは三度の食事に牡蠣を欠かさなかったため「彼がフランス沿岸の天然牡蠣があらかた取り尽くした」と言われた。それほどまでに人々を魅了してやまない牡蠣を、今日はたっぷりと味わおうじゃないか。まずは詳しい人に会って、おすすめの食べ方やおいしいお店を教えてもらおう。Here we go!
ONAIR LIST
3'05" / Route 66 / George Maharis
12'56" / You're Not The Only Oyster In the Stew / Nancy Harrow
33'32" / Just In Time / Tony Bennett
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