ピートのふしぎなガレージ

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エヌ博士

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カテゴリー : カルチャー

ミステリー

2017.01.21

第198話 ミステリー

本当におもしろいミステリーを読もう!
第198話 ミステリー
雪に閉ざされたこのガレージで恐ろしい殺人事件が起こった。被害者は背後から銃で撃たれており、血だまりの中でうつぶせに倒れている。そして床には彼が最後の力を振り絞って書いたと思われるダイイング・メッセージが残されていたが、「犯人はエ」まで書いて力尽きたようだ……えな○かずき? 工藤○康? まあ、これは消しておくか。それでは今日は古今東西の「ミステリー」を研究して、この事件の謎を解き明かすとしよう!

ミステリーもしくは推理小説と呼ばれる形式の作品は意外と歴史が新しく、生まれたのは19世紀だ。というのも昔から町の治安を維持するのは軍隊の役目だったが、19世紀の前半に効率化のため軍事活動を行う軍隊と近代的な都市の治安を担う警察に組織を分けるようになった。たとえば有名な「スコットランドヤード」も、その前身となった首都警察が創設されたのが1829年だ。そんな都市の犯罪を専門とする組織の誕生が推理小説という新ジャンルを生んだんだ。

ただし世界最初の警察組織はスコットランドヤードじゃない。1800年に創設されたパリ警視庁の前身、国家警察パリ地区犯罪捜査局が最初だ。だから1841年に発表された世界初の短編推理小説『モルグ街の殺人』も、アメリカ人のエドガー・アラン・ポーによる作品なのに舞台はパリだった。とあるアパートの4階で二人暮らしの母娘が惨殺された事件の謎をC・オーギュスト・デュパンという天才的な頭脳を持った没落貴族が解き明かすんだが、彼こそが世界で最初の「名探偵」と言って良いだろう。

そして1887年からイギリスのストランド・マガジンで連載されたのがコナン・ドイルの『シャーロック・ホームズ』シリーズだ。現在でもシャーロキアンと呼ばれる熱狂的なファンが大勢いるこの作品は、歴史的な大ヒットを記録して推理小説を文学の中でも指折りの人気ジャンルにした。どれくらいヒットしたかというと、シリーズものの執筆に疲れて連載を打ち切ろうとしたドイルが「1000ポンド(現在の価値で2000万円くらい?)の原稿料なら書いても良いが」と出版社に無茶振りしたのに、出版社が即決して12本の短編を書かせたほどだ。今となってはそれも安い買い物だけどな。

だが、このガレージで起こった事件の謎は、おそらくデュパンもホームズもポアロもコロンボもコナンくんも解けないだろう。死体役のシンイチがいつのまにか起き上がってお茶をすすってたらミステリーにならないからな! まあ、長々とミステリーの歴史を解説していた俺も悪かった。今日はこの燃え上がった探偵魂を満たしてくれる名作を、詳しい人に会って教えてもらうとしようか。Here we go!
ONAIR LIST
3'05" / Route 66 / George Maharis
12'56" / Blue Light ,Red Light (Someone's There) / Harry Connick,jr.
37'06" / Double Talk / City of Angels Original Broadway Cast Recordingより
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