ピートのふしぎなガレージ

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エヌ博士

On Air オンエア

カテゴリー : カルチャー , 旅・観光

ホタル

2018.06.23

第272話 ホタル

「ホタル」は豊かな自然環境のバロメーター
第272話 ホタル
清少納言は有名な「春はあけぼの」の次に「夏は夜。闇もなお、ほたるの多く飛びちがひたる」と書いた。小林一茶は「馬の屁に 吹き飛ばされし 蛍かな」と詠んだ。五郎さんは「ほたるぅ〜、いつでも富良野に帰ってくるんだぞ〜っ!」と叫んだ。今日はちょっと遠出して、この時期しか見られない《ホタル》の幻想的な光を見に行こう!

そのホタル、いかにも和風なイメージがあるが、意外と世界各地に生息しているもので、熱帯から温帯にかけて広く分布している。ニューヨークのセントラルパークでも普通に飛んでいるし、マレーシアのクアラルンプールではマングローブの木に集まったホタルが「真夏のクリスマスツリー」なんて呼ばれているな。

一方、日本では、古くは奈良時代に書かれた最古の歴史書『日本書紀』に「彼地多有蛍火之光神及蠅聲邪神」というホタルの記述がある。ただし、これを訳すと「その土地にはホタルのような光を放つ神や、蝿の羽音のような騒音を発する邪神がいる」という意味で、まだこの頃はホタルは不気味なモノと考えられていたようだ。

しかし平安時代になると、ホタルは美しいモノとして人々から愛でられるようになる。歌人で、紫式部の同僚だった和泉式部は、縁結びで知られる貴船神社にお参りした帰りに「物おもへば 沢の蛍も 我が身より あくがれいづる 魂かとぞみる」と詠んだ。ざっくり言えば「あなたに会いたい気持ちがホタルになって飛んでいる」みたいな意味だな。平安の西○カナと呼んであげよう。

江戸時代には庶民の間でもホタル狩りが定着して、子供たちが「♪ほーたるこい」と歌っていた。さらに明治14年には小学唱歌集に『蛍の光』が登場。こちらはスコットランド民謡の『オールド・ラング・サイン』が原曲だが、稲垣千頴による歌詞は、貧乏でもホタルの光や雪明かりで勉強した中国の偉い人の逸話「蛍雪の功」が元ネタだ。その故事を知らないと、冒頭の「蛍の光、窓の雪」が季節的に変に感じるかもな。

現代では、綺麗な水がないと生息できない日本のホタルは自然環境のバロメーターとも言われ、ホタルが生きている場所には豊かな自然が残っているとされる。せっかくのこの季節、みんなもちょっと足を伸ばして、ホタルが光り舞う、美しくも懐かしい風景を眺めてみないか。今日は詳しい人に会って、おすすめの場所を教えてもらおう。Here we go!
ONAIR LIST
3'30" / Route 66 / George Maharis
14'23" / Undecided / Lisa Ono
33'25" / Onde E Que Voce Estava / Nara Leao
42'46" / Nego Maluco / Edu Lobo
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