ピートのふしぎなガレージ

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エヌ博士

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カテゴリー : カルチャー

火星

2018.07.28

第277話 火星

15年ぶりに大接近する「火星」を見上げよう!
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第277話 火星
今朝未明の皆既月食は見られたかな? 残念ながら台風の影響もあって、九州や四国以外ではあいにくの空模様だった地域が多かったようだ。でもこの夏は天文イベントが続く。3日後の7月31日は「火星の大接近」。距離5576万kmまで火星が近づいて、マイナス2.8等星という明るさで夜空に輝くぞ。この機会に火星の魅力をご紹介しよう!

夜空で一際明るく輝く火星は、大昔から人々に注目されてきた。しかしその赤い色が火を連想させたのか、必ずしも良いモノとは思われず、たとえば古代ギリシャでは戦いの神アレースの化身とされた。そして今年のように火星が接近して明るく輝く(もちろんそんな事情は当時の人々は知らなかったが)年は、戦争が起こると信じられたんだ。

だが、人類の科学を大きく進歩させたのも火星だった。16世紀、デンマークの天文学者、ティコ・ブラーエは16年もの長きにわたって火星の位置を精密に観測。そのデータを基に弟子のヨハネス・ケプラーが、惑星の軌道が楕円であるという「ケプラーの法則」を発見する。これによってそれまで理論通りに動かなかった惑星の動きを完璧に予測できるようになり、天動説が否定されて地動説が定着した。さらにその半世紀後、アイザック・ニュートンはケプラーの法則から「万有引力の法則」を導き出す。こんな風に近代科学の礎となったのが火星の動きだった。

さらに1895年、アメリカの天文学者、パーシバル・ローウェルが『火星』という本を出版。その中で、火星の表面には幾何学的な模様があり、知的生命体が作った運河に違いないと主張した。多くの学者はその説を否定したが、それをおもしろがったのがSF作家たちだ。それでH.G.ウェルズの『宇宙戦争』やバロウズの『火星のプリンセス』など、火星人の登場するSF作品が数多く登場し、火星人の存在が文化的に定着していった。ま、中にはニコラ・テスラのようにガチで信じて、火星からの電波を受信しようとした科学者もいたけどな。

ちょうど今、アメリカの火星探査車「キュリオシティ」が火星の表面を探査し、もしかしたら大昔に火星にも生命が存在していたかもしれない痕跡を発見したことが話題になっている。この夏は夜空にまたたく火星を見上げて、はるかなる星の遠い昔に想いを馳せてみないか。今日は詳しい人に会って、火星についてあれこれ教えてもらおう。Here we go!
ONAIR LIST
0'34" / Route 66 / George Maharis
3'31" / 帝国のマーチ / London Symphony Orchestra
37'42" / In The Stars (En Las Estrellas) / Clementine
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