ピートのふしぎなガレージ

  • facebook
  • twitter
  • google+
エヌ博士

On Air オンエア

カテゴリー : グルメ

トウモロコシ

2018.08.11

第279話 トウモロコシ

夏は「トウモロコシ」にかぶりつこう!
ポッドキャストを聴く
第279話 トウモロコシ
焦げた醤油の香ばしい匂い……やっぱり夏は焼きトウモロコシにかぶりつかないとな! というわけで、そこの冴えない兄ちゃんに、メガネが素敵なお姉ちゃん、1本どうだい? ウチの裏庭で獲れたばかりの新鮮なトウモロコシだよ! え、お腹が空いてない? このガレージ屋台に来る客はお前さん達だけだら、そう言われちゃ商売あがったりだ。今日はひとつ《トウモロコシ》の歴史と魅力を教えてやろう。

トウモロコシは中央アメリカが原産の植物だと考えられている。考えられているっていうのは、野生種がないので推測の域を出ないんだ。遺伝子の解析によればテオシントという植物がルーツのようなんだが、それを栽培して品種改良したのがトウモロコシだろうというのが、今のところ定説だな。だから現代のトウモロコシは野生では育たないぞ。

メキシコあたりではそのトウモロコシを有史以前から主食としてきた。トウモロコシをカタツムリの殻や木の灰と一緒にお湯で茹で、すり潰して粉にして、パン生地のように焼いて食べたんだ。現代のメキシコ料理店でも食べられるトルティーヤってヤツだな。カタツムリの殻や木の灰を入れるのはお湯をアルカリ化するため。この「ニシュタマリゼーション」と呼ばれる処理によって、ビタミンB3を吸収しやすくしているんだ。

そして15世紀末にコロンブスが新大陸を発見して、ヨーロッパにトウモロコシが伝わる。ところがコロンブスたちはニシュタマリゼーションのことを知らなかった。それで18世紀、すっかりトウモロコシが主食として根付いた北イタリアで、謎の皮膚病「ペラグラ」を発症する人々が続出。20世紀にビタミンB3の欠乏が原因だと突き止められるまで、大勢の人が苦しむことになる。伝統的なノウハウって大事だよな。

16世紀の後半には、早くもトウモロコシが日本まで伝わっている。当時は「ナンバンキビ」と呼ばれ、水田が作りにくかった四国の山間部などで盛んに栽培された。ただしこの頃はまだフリントコーンという粒が硬い品種だったので、粉にして米や持ちに混ぜて食べていた。そのままかぶりつける甘いスイートコーンが日本に入ってきたのは明治になってからだな。

というわけでシンイチ、そろそろ甘くて栄養たっぷりなトウモロコシを食べたくなってきただろ? よし、冴えない兄ちゃんが1本お買い上げ、500万両だ! あ、でも焼き上がるまでもう少し時間が掛かるから、専門家の方にもっと詳しい話を聞いてみようか。トウモロコシはまだまだいっぱいあるから、今夜はトウモロコシ・パーティーだ。Here we go!
ONAIR LIST
2'43" / Route 66 / George Maharis
12'32" / Minha Saudade / Wanda Sa & Joao Donato
32'39" / Sem Resposta / Celso Fonseca
  • mixiでシェアする

JFN37局ネット

FM愛媛、FM長崎は18時~、FM青森は19時~放送

AIR-G'(FM北海道)・FM青森・FM岩手・Date fm(FM仙台)・FM秋田・FM山形・ふくしまFM・TOKYO FM・FM栃木
FM-NIIGATA・FM長野・K-mix・FMとやま・FM石川・FM福井・@FM(FM AICHI)・FM GIFU・FM三重・FM滋賀
FM OSAKA・Kiss FM KOBE・FM山陰・FM岡山HIROSHIMA FM・FM山口・FM香川・FM愛媛・FM徳島 FM高知
FM FUKUOKA・FM佐賀FM長崎・FM熊本 FM大分・FM宮崎・FM鹿児島・FM沖縄