ピートのふしぎなガレージ

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エヌ博士

On Air オンエア

カテゴリー : カルチャー

月見

2018.09.15

第284話 月見

優雅すぎる平安貴族の「月見」とは?
第284話 月見
日が暮れると涼しい風がガレージにも吹き込んできて、ようやく秋の訪れを感じるようになった。そろそろお月見だな。虫の鳴き声を聞きながら、柔らかい月の光に包まれれば、お団子がおいしいのなんのって……あっマリア、今年はお団子を5万個は用意しといてくれよ。それじゃ月が昇ってくるまでの間、《月見》の歴史を振り返るとしよう!

月を見るだけならいつでもできるが、十五夜、つまり旧暦の8月15日に月を愛でる行事は、中国の「中秋節」がルーツだ。中華街に行くと月餅ってお菓子が売ってるだろ? あれをお供えして食べるのが中国の中秋節で、唐(618〜907年)の頃から、月の丸さにちなんで豊作や家族円満を願い祝ったのが始まりだとされている。

その風習が日本に伝わったのが平安時代。当時、月見は貴族の遊びとしてどんどん盛んになっていってな。やがて、ただ夜空に浮かぶ月を眺めるだけでは飽き足らず、池に船を浮かべて、お酒を飲んだり雅楽を奏でたりしながら、水面に映った月を愛でる、それはそれは優雅な遊びになっていった。今も京都は嵯峨野の名勝として知られる大沢池は、大袈裟に言えばそのために嵯峨天皇が作らせた、現存する最古の人工池だぞ。

そんな貴族の遊びの月見が庶民にも普及しだしたのが江戸時代の初期だ。ただし庶民にとっての月見は、秋の収穫を祝うものだった。だからこの時期に収穫したばかりの里芋を煮て、熱々の芋煮を食べながら月を眺めたんだ。それが今のような米粉のお団子になったのは江戸時代の後期。さらにその頃になると、子供たちがお供えしてあるお団子を長い棒を使ってこっそり盗んでも良いとされた。この風習は今も鹿児島などで残っているが、時期的にも趣旨的にも日本版のハロウィンみたいなものだな。

おっと、そんな話をしていたらすっかり月が昇っていた。それじゃマリア、お団子の準備は頼んだ……え、材料がまったく足りない? むむむ、こうなったら俺も昔の子供にならって、ご近所からお団子をいただいてくるとしよう。ここからは『怪盗ハカセの月見団子泥棒3D』だ! おっとその前に、月見に詳しい人を紹介しておくから、ちゃんとした月見のやり方を聞いておいてくれ。それじゃまずは近所のおばちゃんの家へ……Here we go!
ONAIR LIST
2'19" / Route 66 / George Maharis
11'05" / It's Only A Paper Moon / John Pizzarelli
32'59" / Moon River / Nicki Parrott
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