ピートのふしぎなガレージ

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エヌ博士

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カテゴリー : カルチャー

書道

2019.01.12

第301話 書道

受け継がれていく「書道」という芸術
第301話 書道
さて、ちょっと遅くなってしまったが、今日は書き初めをしよう。ゆっくり硯で墨をすっていると、立ちこめる墨の香りに心が整っていくのを感じる。とはいえ、俺も筆で書くのはけっこう久しぶりだ。子供の頃にちびっこ宇宙書道教室に通っていた頃以来かな? そこで今日は《書道》について、改めてその歴史とコツを勉強しよう。

筆を使って美しく字を書く芸術「書道」は、基本的に漢字圏特有の文化と言われている。その昔、粘土板に文字を刻んだメソポタミアや、パピルスに葦の茎を使って文字を書いたエジプトとは違い、中国では竹や木の薄い板に筆を使って墨で文字を書いた。その技術を芸術へと高めたのが、今も「書聖」と呼ばれる4世紀の書家、王羲之だ。

『三国志』の後の晋の時代、貴族の家に生まれた王羲之は、会稽郡(現代で言えば上海の南の浙江省)に役人として赴任し、そこで詩や音楽といった芸術に魅了されていく。そして様々な文献を遺したが、その内容もさることながら、彼の字はとてつもなく美しかった。その美しさに魅了された人々が王羲之の真似をしたり、時には独自のスタイルを編み出したりしながら、書道という芸術を育んでいったんだ。だから今でも「書道を習うならまず王羲之を学べ」と言われるな。ただし王羲之自身の真筆はすべて失われ、模写しか残っていないが。

そんな書道が日本に伝わったのは飛鳥時代。仏教が伝来して写経が盛んに行われるようになり、日本でも書道も盛んになっていった。そして平安時代には嵯峨天皇、橘逸勢、空海、後に「三筆」と呼ばれる優れた3人の書家も表れた。弘法大師こと空海は今でも「弘法も筆の誤り」という言葉で能書家の代名詞になっているよな。空海は遣唐使の一員として唐の皇帝に会った時、壁に書を書いてほしいと依頼され、両手両足と口で5本の筆を同時に操ったという伝説も残っているぞ。それで「五筆和尚」という称号も与えられたそうだが、たぶん空海も宇宙人だな。

さらに10世紀頃、平安時代の中期になると、小野道風、藤原佐理、藤原行成の「三蹟」が表れる。この頃になって中国の角張った書道とは違うスタイルの、流れるような柔らかい和様書道が完成した。『にんげんだもの』の相田みつをも和様書道の一種という声があるな。こんな様々な書家が遺した書を学び、そして自らも新たな書を遺していく……そうやって世代を超えて受け継がれていくのが書道というものらしい。今日はその専門家に会って、その魅力や奥深さを教えてもらおう。Here we go!
ONAIR LIST
2'55" / Route66 / George Maharis
12'06" / I Get A Kick Out Of You / Michael Buble
34'04" / Best Man / John Pizzarelli
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