ピートのふしぎなガレージ

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エヌ博士

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カテゴリー : カルチャー

カラス

2019.10.19

第341話 カラス

人里に「カラス」がいるのはカラスの勝手?
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第341話 カラス
カラスってなんで黒いんだろうな。そりゃカラスの勝手か。じゃあカラスってなんでこんな人里で暮らしているんだろう。まあ、それもカラスの勝手か。そして何より、カラスはなんでめちゃくちゃ頭が良いんだろう。それもカラスの勝手……ちょっと勝手すぎじゃないか? こんなに身近で、こんなに不思議な《カラス》のことを、今日はあれこれ調べてみよう!

カラスは大昔から人類のそばにいた。ギリシャ神話では太陽神アポロンの使いだったし(星座「からす座」の元ネタだ)、旧約聖書では大洪水の後に陸地を探すために方舟からカラスが放たれた。イギリスではアーサー王が魔法でカラスに姿を変えられたし、日本でも神武東征の際、熊野や吉野の山中で、三本足のカラス「八咫烏(やたがらす)」が道案内をしたと『古事記』に綴られている。八咫烏はサッカー日本代表のエンブレムに採用されているぞ。

現代のカラスのイメージは『シートン動物記』がベースだ。博物学者のアーネスト・トンプソン・シートンがカナダの大自然の中で出会った様々な野生動物たちの姿を綴った作品群をまとめたのが『シートン動物記』だが、最初に刊行された『私の知る野生動物』で「狼王ロボ」の次に載っていたのが「銀の星 - あるカラスの話」だったんだ。ただ、その中で「カラスはピカピカ光るモノを好んで集める」と記されているが、日本ハシブトガラスはそういうことはないらしい。単にシートンが出会ったカラスの趣味だったのかもな。

名著『ソロモンの指環』で知られるコンラート・ローレンツも、カラスをこよなく愛した人物だ。20世紀の前半、ウィーン大学にいたローレンツは公園のコクマルガラスと仲良くなり、呼べば飛んできて肩に乗るほどになった。そこまでは良いんだが、そのカラスは親愛の情を示そうと、細かく砕いたイモムシを彼の口に放り込もうとしてローレンツを閉口させたんだけどな。そうやって動物たちと仲良くなったローレンツは、後に動物行動学を科学として確立し、1973年にノーベル生理学・医学賞を受賞している。イモムシの代償としては十分だろう。

で、なんで急にカラスのことが気になったかというと、最近、ウチのガレージの周りに1匹のカラスが居着いてな。これといって害はないんだが、やけにこっちを観察しているようで不気味なんだ。もしかしてあのカラス……いやいや、そんな馬鹿な。今日は専門家に会って、カラスがどんな生き物か教えてもらおう。そしてあのカラスが穏便によそへ行ってくれる方法を聞いてみよう。Here we go!
ONAIR LIST
2'03" / Route 66 / George Maharis
11'26" / Light In Your Eyes / Sheryl Crow
33'06" / You Ain't Going Nowhere / Counting Crows
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