ピートのふしぎなガレージ

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エヌ博士

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カテゴリー : グルメ

ガム

2019.11.23

第346話 ガム

意外なくらい古い「ガム」の歴史
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第346話 ガム
風船ガムの世界記録を知ってるか? ギネスブックの記録でなんと直径50.8cm。バスケットボールの直径が24.5cmだから、その2倍以上の大きさだ。宇宙人の俺がひそかに開発した「無限に膨らむ風船ガム」なら肺活量の続く限り10mでも20mでも膨らむけど、公認記録としては市販のガムじゃないと認めてもらえないだろう。そこで今日はよく膨らんでおいしい《ガム》を探しに、時空を越える旅に出かけよう!

ガムの歴史は驚くほど古い。メキシコ南部で栄えたマヤ文明がルーツだからだ。時は3世紀頃、日本では卑弥呼がいた時代に、高さ20mもある巨木「サボディラ」の樹液を集め、煮詰めて作られたのが「チクル」だった。古代マヤ人たちはこの樹脂を噛んで唾液を分泌することで、喉の渇きを潤したんだ。ただしチクル自体は無味だから、おいしいものじゃなかったけどな。それでもこのチクルは現代でもガムの原料として普通に使われているぞ。

一気に時は下って19世紀、メキシコ独立戦争で活躍して大統領も務めたサンタ・アナがアメリカに亡命した際に、そのチクルを持ち込んだ。アナは発明家のトーマス・アダムスに「これで車のタイヤみたいなゴム製品を作れないか」と相談したが、チクルは柔らかすぎてゴムの代わりにはならない。そこでアダムスはチクルに甘味料を加えて飴玉サイズに切り分け、本来の噛むものとして売り出した。これが今のガムの始まりだ。ガムはまたたく間に大人気になり、アダムスはガム産業の創始者として大成功を収めている。

日本には大正5年に初めてガムが輸入されたが、人前でガムを噛むのははしたないとされ、なかなか普及しなかった。それが子供たちの間で人気になったのは戦後の進駐軍の影響だ。子供たちの「ギブミーチョコレート」は直訳すれば「チョコレートをくれ」だけど、実際にはガムでも大いに喜んだ。日本のメーカーが作る酢酸ビニル樹脂のガムよりも、天然チクルで作られたアメリカ製のガムの方が美味しかったからな。国産初の天然チクルを使った製品『ハーブミントガム』がロッテから発売されたのは1954年だ。

こうしてガムは口寂しい気分を紛らわせてくれるお菓子として世界中に普及していった。近年は固いモノを噛む機会が少なくなった現代人が顎を動かす機会として、あるいは唾液を分泌させて虫歯を予防するモノとして、単に楽しむだけじゃないガムの機能性も見直されている。今日はガムに詳しい人に会って、おすすめの製品やその効用を聞いてみよう。Here we go!
ONAIR LIST
4'18" / Route 66 / George Maharis
12'58" / I Can't Give You Anything But Love / Halie Loren
33'37" / Almost Like Being In Love / Natalie Cole
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