
役所りん、ドライフルーツの歴史ってどれくらいあると思う? 2000年くらい? ブッブー、紀元前6000年くらい前までさかのぼるんだよ〜。あはは……歴史を辿る旅でこの口調は辛い? はい、改めます。まあ、当時はわざわざ作ったというよりは、勝手にドライになったブドウを後で食べたら甘くておいしかったし、保存もきくしって感じで、地中海沿岸でブドウの栽培が始まった紀元前6000年頃にはレーズンがあったと考えられている。
古代イスラエルのユダ王国にも、紀元前8世紀の前半にドライフルーツにまつわる伝承がある。ユダ王国の王ヒゼキヤは、ある時、デキモノに苦しんで生命も危ぶまれた。その時、神のお告げでヒゼキヤの生命を救ったのが干したイチジクだったんだ。このエピソードは旧約聖書の「歴代誌」に出てくるんだが、どこまでリアルかはさておき、小道具の干しイチジクがこの時代すでにあったことは間違いないだろう。
2世紀頃の古代ローマにもドライフルーツにまつわる記録が残っている。古代ギリシャから古代ローマにかけて行われていた、なんでもありの総合格闘技「パンクラチオン」で、優勝賞品が壺1杯のレーズンだったことがあるんだ。命がけの格闘技大会で優勝賞品がレーズンってのは、現代の感覚ではずいぶんショボく聞こえるかもしれないが、逆に昔はそれくらいレーズンが貴重な品だったことをこのエピソードは示唆している。
日本にも伝統的なドライフルーツ「干し柿」があるぞ。干し柿は弥生時代に中国から伝わったので、歴史もかなり古い。たとえば戦国時代の終わり頃、ポルトガルから来日した宣教師のルイス・フロイスは織田信長に謁見して、干したフィーゴス(イチジク)をもらったと記している。ただし当時はまだ日本にイチジクが伝わっておらず、フロイスがもらったのは干し柿だったと後輩の宣教師につっこまれているんだ。
というわけで〜、歴史はこれくらいにして、役所りん、またブラインド・ドライフルーツやろーよー! はい、アーン。アー……すみません、調子に乗ってました。いえ、たまにはそういうロールプレイも良いんじゃないかと……はい、私が間違っておりました。心より謝罪申し上げます。それでは、専門家の方々にドライフルーツについて、もっと詳しいお話を伺いに参りましょう。Here we...あ、本当にスミマセンごめんない勘弁んしてくぁwせdrftgyふじこlp
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- 3'38" / Route 66 / George Maharis
- 12'10" / Deed I Do / Diana Krall
- 32'28" / Headed Out To Vera's / John Pizzarelli