ピートのふしぎなガレージ

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エヌ博士

On Air オンエア

カテゴリー : カルチャー

入浴剤

2020.02.22

第359話 入浴剤

「入浴剤」でポカポカ&リラックス!
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第359話 入浴剤
は〜、極楽極楽。1日の疲れを癒やしてくれるのは、やっぱり風呂だよな〜。日本人なら(俺は宇宙人だけど)毎日のお風呂が欠かせない。でもみんな、漫然と風呂に入ってないだろうな? ストレッチしたり、1曲歌ったり、タオルでおならを再現してみたり、人目を気にする必要の無い自宅の風呂はワンダーランドだぞ。そんなお風呂をより楽しくしてくれるのが《入浴剤》だ!

昔から人類はお風呂に様々なモノを入れて入浴を楽しんできた。花だの、香油だの、ロバのミルクだのを入れる習慣は、古代エジプトやローマ時代からあったからな。日本でも平安時代に端午の節句とセットで菖蒲湯が中国から伝わっているし、江戸時代の年中行事を記した「東都歳時記」には冬至のゆず湯が紹介されている。菖蒲もゆずも血行促進などの効果が科学的にちゃんと認められている立派な入浴剤だ。

だが江戸時代の中期まで入浴剤はあくまで季節の風物詩で、日常的に使うものじゃなかった。それを変えたのが老中・松平定信が1791年に出した混浴禁止令だ。当時は庶民の風呂と言えば銭湯だったが、これがどこも混浴でな。それが風紀を乱すとして混浴を禁止したんだが、体に良い成分を入れた薬湯は医療行為として混浴を許した。そこで江戸中の銭湯がヨモギやドクダミなどの薬草を使って薬湯を名乗るようになり、日常的に入浴剤を使う習慣が定着したんだ。

明治時代に入ると大分の別府温泉で新たな入浴剤が誕生する。もともと別府では温泉の成分を結晶化して、明礬(ミョウバン)という硫酸塩を生産していた。明礬は染め物や漬物、火薬の生産などに使われる重要な素材だが、明治時代に入ると安い外国産に押されてしまってな。そこで明礬をお風呂に入れて使う「湯の花」として売り出したところ、これが大ヒット。日本全国の温泉で湯の花が生産されるようになった。

明治33年には東京の漢方薬品メーカー「津村順天堂」で、社員のひとりが漢方薬を作る時に出る生薬のカスを、もったいないからと入浴剤として使ってみたところ、子供のあせもが治ったり、体がポカポカすることに気付く。これを製品化したのが今風の入浴剤の元祖「くすり湯 中将湯」だった。ちなみに、同社が昭和5年から生産しているのが、今でも大定番の入浴剤「バスクリン」だぞ。やっぱり“Mottainai”の精神は大事だな。

今では街のスーパーやドラッグストアに行けば、様々な入浴剤が棚に所狭しと並んでいる。温泉の成分で体の芯まで温まる入浴剤や、優しい香りでリラックスできる入浴剤、中にはラーメンや餃子の匂いを再現したキワモノまで、本当にイロイロだ。今日は詳しい人に会って、おすすめの入浴剤やその使い方を聞いてみよう。Here we go!
ONAIR LIST
2'55" / Route 66 / George Maharis
11'59" / It's Too Good To Talk About Now / Janet Seidel
31’56” / Straighten Up And Fly Right / Natalie Cole
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