ピートのふしぎなガレージ

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エヌ博士

On Air オンエア

カテゴリー : アウトドア

森林浴

2014.10.04

第79話 森林浴

ベートーヴェンの名曲は「森林浴」のおかげ?
第79話 森林浴
日本の国土の約2/3にあたる67%は森林だって知ってるか? この数字は先進諸国の中ではフィンランド(73%)やスウェーデン(69%)に次いで第3位、スリナムとかパラオみたいな小さな国を含めても全世界で第15位だ。そんな世界でも有数の森林国・日本にせっかく住んでいるのなら「森林浴」を愉しまない手はないだろう!

ま、そもそも「森林浴」なんて言葉があるのは日本くらいなんだけどな。森林浴という言葉が誕生したのは1982年。林野庁長官の秋山智英が「日本は世界でも屈指の森林国なんだから、健康や保養に森を活用しよう」と提唱したのが最初だった。「浴」なんて付けるあたりは風呂好きな日本らしいネーミングだよな。そして1980年代の日本といえばスキーやサーフィンなどが流行する空前のアウトドアブームだった。その中で手軽で健康にも良いとされる森林浴が定着していったんだ。

ただ、森林が健康や精神衛生に良いことは、大昔から世界中の人たちが感じていた。たとえば歴史上もっとも有名な音楽家、ベートーヴェンも森をこよなく愛した人間のひとりだ。耳の障害に悩まされたベートーヴェンは医師の勧めでウィーン郊外の保養地バーデンにたびたび滞在したんだが、森を散策して「私は一人の人間を愛する以上に一本の樹木を愛する」と書き残しているくらい、ひとり森で過ごす時間を愛した。そんな彼が自然の中にいる喜びを表現した傑作が交響曲第6番『田園』だ。ウィーン郊外のバーデンの森には現在も彼がよく散策したコースが「ベートーヴェンの道」として残っているぞ。

そして健康における森林の効果を初めて科学的に立証したのは、20世紀前半のロシア(当時は旧ソ連)のボリス・トーキン博士だ。トーキン博士は、スギやヒノキといった針葉樹に傷を付けると、木が自己防衛のために害虫や有害な菌を寄せ付けないための物質を発生させることに気付き、その物質に「フィトンチッド」と名付けた。この物質はフィトン(植物が)チッド(殺す)と名付けられた通り赤痢やチフスといった菌を殺菌する作用がある。そしてこのフィトンチッドこそが「森の香り」の正体で、人間にとってはリラックス効果があったんだ。

フィトンチッドはアロマオイルなんかでもお馴染みだけど、わざわざアロマオイルを買ってこなくても、日本は世界で屈指の森林国。週末にちょっと足を伸ばして、本物の森を満喫すればいい。今日は詳しい人に会って、オススメの場所や愉しみ方を教えてもらおう。Here we go!
ONAIR LIST
4’30” / Route 66 / George Maharis
12’47” / In Your Arms / Kina Grannis
32’36” / I Done Made Up My Mind / Aaron Neville
40’54” / October Road / James Taylor 
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