ピートのふしぎなガレージ

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エヌ博士

On Air オンエア

カテゴリー : 旅・観光

2015.04.18

第107話 橋

ゲストコメント
鹿島建設株式会社 土木管理本部 山本徹さん「橋を造るのは大変なんです」
鹿島建設株式会社 土木管理本部 山本徹さん
橋を造るにはまず土台となる基礎をきちんと造らなければいけません。我々が立っている地面はそんなに強いものじゃないので、ある程度のところまで掘って強い地盤を出して、その上に基礎を造るのが一般的です。山ですぐに強い地盤が出るところなら数mも掘ればいいのですが、海の近くで軟弱地盤が続くところなら何十mも掘ることもあります。

場合によっては海や川の中に基礎を造らなくていけないこともあります。そんな時に使われる工法が「ケーソン」です。これはお風呂で桶をひっくり返して水の中に沈めるイメージで、その状態で地面(海底や川底)を掘っていきます。ただし10m掘ると1気圧上がるので、空気を送り込んで気圧を維持する必要があります。

横浜ベイブリッジでは外径10mという巨大な杭を海に沈め、それを強い地盤まで落とし込むことで基礎にしました。1つの主塔につき9本の杭が使われたのですが、水面から約50mほどのところまで杭を下げてあります。それくらい基礎をしっかり造らないと、地震で壊れたり風で倒れたりしてしまうんです。

基礎ができたらその上に橋を造るのですが、海なら潮の満ち引きを利用する場合もあります。陸上で橋を造って大きな船に乗せ、満ち潮の間に運んでおく。所定の位置で待っていると、潮が引いて段々水面が下がっていき、そのままうまいこと基礎の上に乗せられる……という寸法です。何千トンという重いものを潮の満ち引きで上下させる人間の知恵ですね。

山だと鉄の大きな部材を運ぶのが難しいので、コンクリートの橋が多くなります。でも急峻な山の斜面で下から支えて橋桁を造るのは大変なので、まず1本の柱を立て、ヤジロベエのようにバランスを取りながら左右に伸ばしていくのが「張り出し架設工法」です。その伸びるスピードは10日で左右4mずつくらい。橋が少しずつ伸びて景色が変わっていく様子はおもしろいので、機会があったらぜひ注目してみて下さい。
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