2016.02.06
第148話 バドミントン


私は玲ちゃん(「オグシオ」の潮田玲子さん)とばかり組んでいたので、他の人と組んだ経験があまりないのですが、ペアの相性は重要だと思います。私たちは2人とも身長が高いので攻撃のテンポが合うし、考えていることも似ているからローテーションもスムーズで、言葉にしなくても上手くいく感触があったんです。だからこそ緊張していたり体調が悪い時は互いにすぐ分かりました。
社会人2年目の時、私たちのプレーは分析され、勢いだけの幅のないプレーでは勝てなくなったんです。そこで初めてダブルス専属のコーチに教わって、シングルスとはまったく違うダブルスの奥深さを知りました。シングルスは相手選手との駆け引きで勝負をしますが、ダブルスはペア同士の意思の疎通も相手との駆け引きと同じくらい重要だったんです。
バドミントンでは打った先の2〜3球先まで考えます。でもダブルスだとその先で打つのが自分とは限りません。だからダブルスでは相手との駆け引きだけじゃなくて、ペアが打ちやすい展開になることも考えます。逆にペアが打って、次に返ってきた時に自分が打つ準備をしておくことも必要です。それが難しくもあり、おもしろいところでもあります。
バドミントンのスマッシュは「球技の中で最も速い初速」と言われ、ギネスブックに最高493km/hと記されています。万全の態勢でネットの近くから打たれたらさすがに無理ですが、そんなスピードに対して動きの中で方向を読んで対応するのがバドミントンという競技です。
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