ピートのふしぎなガレージ

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エヌ博士

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カテゴリー : 旅・観光

秘湯

2016.02.13

第149話 秘湯

ゲストコメント
温泉評論家 大原利雄さん「本物の秘湯は命がけです」
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温泉評論家 大原利雄さん
「温泉が温かい」というのは勘違い。ほとんどの温泉が熱いか冷たいかのどちからです。42℃くらいが人間にとって気持ちいい温度ですが、そんな都合の良い温度の源泉がそうそうあるはずもありません。温泉法で「25℃以上」と決められているので26℃だって温泉ですし、逆に九州あたりだとブクブクと泡立つ源泉もあります。

僕にとって秘湯は「ある」ものじゃなくて「探す」もの。ここに温泉があるらしいという情報を仕入れ、国土地理院の1/25000地形図をチェックすると、名前のない温泉マークが山の中にポツンとあったりします。その場所を目指して川の中を進んだり、壁から落ちたり、秘湯探しは冒険です。

地図に載っているということは誰かが確認しているのですが、おそらく最初は沢屋さん(沢登りをしている人)か釣り師なんでしょう。温泉は川沿いに湧いていることが多いので、山奥へ分け入るそういう人たちが見つけます。そこへ行こうとするこっちも同じくらいの重装備です。登山靴に本格的な携帯GPS、それから温泉はガスマスクも必携です。

源泉といえばガスが付き物。温泉街で卵が腐ったような臭いがするのは硫化水素ガスといって、少々臭う程度では害はありませんが、ものすごく濃い場所だと人間が即死するガスなんです。源泉ではそんなガスが勢いよく吹き出ていて、噴気孔のまわりが硫黄で黄色くなっています。ガス測定器を近づけると警告音が鳴り響くので、ガスマスクをして温泉に入るんです。

栃木の甘湯川なら川の脇に源泉が出ていて、ガスマスクなしで湯だまりに入れます。ただし場所は緯度経度でしか説明できないので、川沿いに歩いていけば見つかるとしか言えません。それに熊避けの鈴が必要ですね。伊豆諸島の式根島には潮が引くと温泉が出現する海中温泉があります。陸側が断崖絶壁なので、船で海側から近づいて、最後は泳いで辿り着きました。そこまでしたのに、端から見たら海に入ってるようにしか見えないんですが(笑)。
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