2016.10.01
第182話 ハゼ釣り


河口で釣れるハゼは10cmくらいですが、ボートで少し沖に出ると15〜20cmのハゼもいます。小さなハゼでもそれなりの引きがあるのに、大きくなるとそれだけ引きが強くなるのが愉しいですね。いろんなサイズが釣れるので、20cm超えの大きなサイズを目指すのも愉しいと思います。
大きなサイズのハゼは肉厚になるので、ハゼのおいしさをたっぷりと味わえます。私が一番好きなのは天ぷらです。大きなハゼだと身がフワフワで、これこそがハゼの魅力!と思わせてくれます。お店だと食べられる時期が限られてしまうので、ぜひ自分で釣って味わってみて下さい。
ハゼ釣りは夏頃から始まって、秋から冬にかけてが最盛期です。日本中どこでも釣れて、内湾の浅瀬や汽水域(河口付近の川の水と海水が混ざり合った水域)の砂泥地にいます。ハゼが釣れるような場所はだいたいどこでもボート屋さんや船宿があるので、そういうお店を見つけたらハゼがいると思って良いでしょう。関東なら千葉県の豊里にある「西谷釣り船」が有名ですね。
ハゼは初めての人でも釣れる魚です。手軽な竿で十分ですし、糸もそんなに太いものは使いません。真下に落とすような時はベイトリール(両軸リール)を使うと一定の速度で巻きやすいので初心者にも扱いやすいと思います。重りが8号(約30g)前後と軽いので、魚の大きさのわりにはアタリを感じやすいでしょう。
餌にはイソメやアオイソメ、ジャリメなどのミミズのような餌を使います。仕掛けを落として重りが底についたら、少し巻き取って糸を張らせ気味にして待ちましょう。ちょっと待ってもアタリがない時はゆっくりと竿を上げて誘ってみます。その繰り返しだけなので初心者でも簡単です。浅い場所なのでアタリは分かりやすいですし、すぐに重りが底まで届くので何度でもリトライして下さい。