ピートのふしぎなガレージ

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エヌ博士

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カテゴリー : 旅・観光

箱根

2016.10.08

第183話 箱根

ゲストコメント
神奈川県温泉地学研究所 主任研究員 菊川城司さん「箱根七湯は江戸時代から大人気でした」
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神奈川県温泉地学研究所 主任研究員 菊川城司さん
一番最初に箱根温泉が発見されたのは奈良時代とされています。お坊さんが箱根湯本の温泉を発見したのが最初だったと伝わっているのですが、その後も平安時代や戦国時代にどんどん温泉が見つかって、江戸時代になると「箱根七湯」と呼ばれるようになりました。

箱根七湯は箱根湯本、塔之沢、堂ヶ島、宮ノ下、芦之湯、底倉、木賀の7箇所。昔は温泉を掘る技術がなかったので、自然に湧き出る温泉だけを使っていました。そして水が自然に湧くのは谷間なので「富士山の見えるところに温泉はない」などと言われたんです。現在は温泉を掘る技術が発達したので、山の上の温泉に浸かりながら富士山を見ることもできるようになりましたが。もちろん昔ながらの箱根七湯も、現在も現役として利用されています。

江戸時代の前期までは温泉といえば湯治で、病気の治療に利用されていました。7日間を1セットにして3回り、合計21日間の温泉療養が基本的な利用方法だったようです。それが江戸時代の中期になると観光や遊びで温泉を訪れる人が増えて、1泊だけ温泉宿に泊まって帰る「一夜湯治」が多くなります。そうやって今の観光に近い形になっていきました。21日の宿泊ともなるとよっぽど裕福じゃないと難しかったのですが、江戸時代の中期になると庶民もそれなりに余裕ができて、1泊旅行くらいなら可能になっていたようです。

現在の箱根は日帰り用の温泉もたくさんあります。姥子(うばこ)温泉のある旅館では自然に湧いている温泉を使っているので、春になって雨が降り始めると地下水がどんどん上がって温泉が湧き始めます。そして夏くらいまではジャンジャン出るのですが、秋冬になって雨が少なくなるとお湯が枯れて湯船が空っぽになるという珍しい温泉です。

温泉場の数でいえば箱根は全国で7位くらい。でも旅館の数や宿泊客の数は1位です。東京に近く、昔から箱根七湯が有名だったこともあって、訪れる方が多いのでしょう。車でしたら芦之湯温泉はいかがでしょうか。ここは全国的にも珍しい弱アルカリ性の硫黄泉で、箱根ではここだけという貴重な湯を体験できます。
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