ピートのふしぎなガレージ

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エヌ博士

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カテゴリー : スポーツ

フィギュアスケート

2017.01.07

第196話 フィギュアスケート

ゲストコメント
元フィギュアスケート選手 鈴木明子さん「現役時代、私が苦手だったのは……」
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元フィギュアスケート選手 鈴木明子さん
フィギュアスケートではジャンプを跳ぶときに瞬発力がいりますし、4分間も滑り続けるための持久力もいります。インターバル走のように「走って、跳んで、回って」を繰り返すので、後半はどんどん足が動かなくなっていくんです。だから後半のジャンプは得点が1.1倍なんですが、その分リスクも高い。そこをうまく配分して、どうやったら得点につながるかを考えるのがフィギュアスケートにおける戦略のひとつです。

そんな戦略に基づいたプログラム作りは春から夏に行います。そして秋から始まるシーズンに備えて練習を重ね、そのシーズンが終わるまで1年間ずっと使い続けます。ただしシーズンの途中で構成を練り直したり、もっと動きを加えてみたり、いま自分ができることでどうしたら一番得点が高くなるかを考えて工夫することもあります。

試合の前には「このジャンプを跳ぶ」などのプログラム構成を審査員に提出します。でも演技の途中で変更しても構いません。たとえば連続ジャンプでちょっとバランスを崩してコンビネーションにならなかった場合、構成を変えて後半にリカバーすることは可能です。ただしそれは演技しながら考えなくてはならないので、まず体が自動的に踊れるくらい練習を重ねておくのが大前提になります。

研究によればフィギュアスケートの選手もスピンで目を回しているんだそうです。でも子供の頃からずっと訓練しているので、目を回した状態からの復帰が早いのだとか。日本人選手はみんな反時計回りなので、時計回りだと普通の人と同じように目を回します。みんな反時計回りなのは練習の時にぶつからないよう、そう指導されるからです。広いリンクがたくさんある海外だと時計回りの選手もいて、リンク事情の違いを感じさせられます。

リンクの氷は常に同じではありません。大勢のお客さんが会場に入ると室温が変わって氷がちょっと緩んだり、それを見越して氷温を下げて逆に硬くなることもあります。さらに本番直前の練習の後、すぐに滑る人と6人目に滑る人では30分以上の時間差があるので氷の状態が変わります。選手によって好みはいろいろですが、柔軟に対応できる選手が強いと言えるでしょう。あるいは鈍感で気付かない選手の方がいいのかなと思ったりもします(笑)。

私自身は表現することは好きだったんですが、ジャンプやスピンは苦手でした。『キル・ビル』の曲だったら強く戦っているように、あるいはミュージカルのような曲でストーリーを伝えたり、スケートの中でいろんな自分になれるのが好きだったんです。できることならジャンプは跳びたくなかったんですが、スポーツである以上そういうわけにもいかなくて。でも苦手なジャンプにも挑戦したことがスケートの愉しさを教えてくれたのかもしれないとも思います。
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