2017.06.03
第217話 ウォーキング


通説では「1万歩が目安」とされていますが、正直あまり感心しません。1万歩といえば約40分。そんな長い距離を歩くと疲れが残ってしまいます。それなら10〜20分くらいで1万歩分の効果を得られる方法がないかということで、僕は歩きながら手を上げたりクネクネ動くような「デュークズウォーキング」を考えました。体を動かす分、普通に歩くよりもエネルギーを消費できますし、やりだすとけっこうおもしろいんですよ。
一番大事なのは歩く前の正しい姿勢です。目線はまっすぐ前に、背筋を伸ばして、膝も曲げないように立つ。上にも下にもぶら下がっているような感じですね。そんな姿勢で歩くだけで人生が変わります。一番変わるのは目線です。小さな乗用車からトラックに乗り換えると目線の高さが違うので、急に偉くなったような気分になるでしょう。あんな感じです。
── 正しい姿勢ができたら、次は歩き方ですね
正しい姿勢を保ったままレールの上を歩くように1本のラインで歩いてみましょう。両足をまっすぐ前に出して2本のラインで歩くと安定感がありますが、外側の筋肉しか使えません。それだとO脚になったり腰の骨が開いて腰痛になったりします。平均台くらいの幅(靴幅2つ分くらい)のライン上を意識して歩いてみて下さい。
着地はかかとから。単純に歩くだけならつま先の方が楽な場合もありますが、健康法としてウォーキングをするのであればかかとの方が効果的です。かかと、小指、親指の順にスムーズに体重を移動させていくと、ふくらはぎの筋肉を使えます。ここは下半身の血液を循環させるポンプの役割もすることから第二の心臓とも呼ばれる大事な筋肉です。
それから僕らの世代は小学校の体育で「手を大きく振って歩く」と習いましたが、あれは振りすぎです。歩幅と手の振り幅のバランスが悪いので肩こりになったりします。お腹よりも肘を前に出さないようにしましょう。
── やってみると……歩くだけでも意外と難しいですね
こんな歩き方を意識すると1000歩で汗ばんできて、人によっては足に軽い痛みを感じるかもしれません。そうしたら無理をせず、回復するまで楽な歩き方に切り替えましょう。そしてまた元気になったら姿勢を正して歩き出せばいいんです。歩数を目標にすると達成感はありますが、効果は歩き方次第。だから最近は「1万歩が目安」と言う人も減って、万歩計も歩数計と呼ばれるようになっています。
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