ピートのふしぎなガレージ

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エヌ博士

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カテゴリー : カルチャー

インスタ映え

2017.09.16

第232話 インスタ映え

ゲストコメント
立正大学心理学部 客員教授 内藤誼人さん「インスタグラムを心理学的に分析すると」
立正大学心理学部 客員教授 内藤誼人さん
── なぜインスタグラムが流行っているのでしょう?

その動機になっているのは「自分を認めてもらいたい」という気持ちと、人に見てもらうことによって「自分の価値が高まった」と感じられることです。心理学ではそれを承認欲求と呼びます。絵を描いて「すごい!」と褒められたら誰だって嬉しいもの。そういう欲求がインスタグラムで満たされるので、とても気持ちがいいんです。

もともと人間が一番興味を持つのは自分自身です。鏡を見ると人間は何時間でも退屈せずに過ごせます。自撮りをするのもそんな心理の表れで、大好きな自分を他の人にも見てもらい、自分の魅力や可愛らしさを共有してほしいと思うんです。そしてそれによって自分が認められたという満足感を得られるという仕組みになっています。

さらに人間には自分を変えてみたいと思う変身願望もあります。そこでインスタグラムで写真を加工修正することによって、違う自分になれたような気になれるんです。インスタグラムを通してハロウィンの仮装を楽しんでいるようなものですね。わざわざ整形やダイエットしなくても、写真の修正で違う自分を手軽に体験できるのは大きいと思います。

── 逆にインスタに限らずSNSをやらない人はどういう心理なんでしょうか?

多くの場合は「人から皮肉を言われるのが嫌」みたいなリスクを大きく見ているのだと思います。SNSは叩かれたり悪口を言われたりして嫌な気分になることもありますから。もちろん「単純に面倒くさい」「相手の反応にまたこちらから反応するのが煩わしい」という接触回避型の人もいます。総じて自己防衛と言って良いでしょう。

インスタグラムに関しては、「百聞は一見にしかず」とも言いますが、もともと人間には視覚の優位性があります。しかも文字よりも写真や映像の方が伝わりやすく、新聞の記事を読むよりもテレビのニュース映像を見る方が心理的な影響は大きくなるんです。インスタグラムの人気はそれが背景になっています。ただしこれには男女差があって、文字情報が好きな男性よりも映像が好きな女性の方が合っています。

ちなみに心理学には「3B」という理論があって、「Baby(赤ちゃん/子供)」「Beauty(きれいなモノ/美人)」「Beast(動物/ペット)」は人気があるとされます。この3Bの写真をインスタグラムに上げると、良い反響が得やすいと思います。
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