ピートのふしぎなガレージ

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エヌ博士

On Air オンエア

カテゴリー : アウトドア , カルチャー

秋の虫

2017.09.23

第233話 秋の虫

ゲストコメント
日本鳴く虫保存会 島村政美さん「童謡でおなじみの秋の虫、実際の声は…」
日本鳴く虫保存会 島村政美さん
── 秋の虫は童謡でもおなじみですが……

童謡『虫のこえ』の冒頭で、マツムシの鳴き声は「チンチロリン」と歌われています。でも実際の鳴き声を聴いていただくと、童謡とはちょっと違う印象を受けるかもしれません。マツムシは今が最盛期で、枯れ草の色をしているのは敵に見つからないよう身を隠すためでしょう。都心を離れて郊外へ行けばマツムシはまだまだ数多く生息していますが、都内ではちょっと難しいかもしれません。確実に減っている虫です。

スズムシ「リーンリン」。こちらの方がマツムシよりも実際の鳴き声に近い雰囲気かもしれません。スズムシはけっこうファンの多い虫で、簡単に飼えるのも人気の理由だと思います。黒くて動くためゴキブリにイメージを重ねてしまう人もいますが、これだけ良い音色を出すので私は大好きです。

── 虫の声は生まれてからずっと変わらないんですか?

成虫になりたての若いスズムシは音色がキレイです。鳴く虫は羽をこすり合わせて音を出すので、若い時期は素早く羽をこすり合わせてキレイな音が出せます。それが年老いて羽がボロボロになってくると、羽をこすり合わせても「リインリン」ではなく「ジジジッ」というかすれた音になってしまうんです。

ちなみにコオロギは童謡で「キリキリ」と歌われていますが、これは全然似ていないと思います。私なら「コロコロコロリ」と表現したいですね。そのあたりの感じ方は人によりけりではあるのですが、都内ではコオロギはエンマコオロギ、ミツカドコオロギ、オカメコオロギ、ツヅレサセコオロギの4種類がいて、どれも「キリキリ」ではないというのが私の感想です。

── 他にどんな虫が童謡に登場していたでしょうか?

クツワムシ「ガチャガチャ」と歌われています。かなり的確な表現だと思いますが、はっきり言ってうるさい虫です。虫の会の会員にけっこう喋る人がいるのですが、あだ名がクツワムシですから(笑)。時期的にまだ聴けますが、都会で見つけるのは難しいかもしれません。藪の中で生活している虫なので、藪がないと生きていけませんから。

童謡に登場しない虫では、カンタンが秋の鳴く虫としては代表的な存在です。非常に良い声で鳴き、都会でも河川敷あたりでけっこう聴けます。カンタンは風に乗って200〜300mくらい飛べるので、洪水などで生息地がダメになっても他の場所へ避難できるのが強みです。さらにヨモギなどに産卵するので、ヨモギが強い植物なのも生息する上での強みですね。
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