ピートのふしぎなガレージ

  • facebook
  • twitter
  • google+
エヌ博士

On Air オンエア

カテゴリー : アウトドア , 旅・観光

高尾山

2017.10.07

第235話 高尾山

ゲストコメント
高尾山薬王院 佐藤秀仁さん「飯縄権現様と天狗様が守る高尾山」
ポッドキャストを聴く
高尾山薬王院 佐藤秀仁さん
── 高尾山ではよく天狗の像を見かけますが

奈良時代に高尾山が開かれた頃、高尾山薬王院のご本尊は薬の壺を持った薬師如来様でした。その薬によって人々の精神的な困難や体の病を癒やすとされたんです。そして今から640年ほど前に俊源という修行僧がやってきて、難行苦行の修行を始め、飯縄権現(いずなごんげん)を招きます。

飯縄権現様は薬師如来様を守る、修験者の目標となるような仏様です。それで薬王院では権現様を祀るようになりました。その飯縄権現様に付き従って補佐をするのが天狗様です。天狗様は修験者の修行を見守る神としても崇められています。妖怪やお化けと一緒にされることも多いのですが、本来は仏教の教えを守る立場の歴とした神様です。

── その天狗様、けっこういろんな顔をありますが

鼻の高い天狗を大天狗、クチバシのある天狗を小天狗と呼びます。山の中のいろいろな動物が神格化されて天狗になったとも言われていて、キツネやタヌキなどの獣たちの性質が強い天狗が大天狗、鳥たちの性質が強い天狗が小天狗ということですね。小天狗は別名、烏(からす)天狗とも呼ばれます。

大天狗は団扇を持っています。これは世の人々の心を惑わせる様々な煩悩を吹き飛ばすためです。小天狗はを持っていますが、これは人々の弱い心を断ち切るため。すぐに諦めたり、人をうらやんだり、すぐに腹を立てたり、自分さえ良ければいいと思ったり、そんな煩悩をスパッと断ち切ってくれます。

── 飯縄権現もどことなく天狗に似ているような気がします

飯縄権現は一仏四神、五相合体の権現様です。もともとは不動明王という仏様としてこの高尾山に現れたのですが、そこに高尾山を守っていた4体の神が融合したと伝えられています。ですから火炎を背負って刀と縄を持つ姿は不動明王ですが、クチバシがあって背中に翼があるのは迦楼羅天(かるらてん)という鳥の神様に由来しているんです。そのあたりが鳥の化身である小天狗に似ている印象を与えるのだと思います。

高尾山では10月17日に「秋季大祭」が行われます。これは十一丁目茶屋から薬王院までの約1.2kmを、山伏、僧侶、侍などに扮した人々や、お稚児さん(地元の幼稚園の子供たち)がパレードのように歩き、子供たちの安全を祈願する行事です。さらに3月には「大火渡り祭」も行われます。こちらは8mくらいの炎の道を山伏が素足で歩き、世の人々の願いが叶うよう、災いが消滅するよう祈る荒々しい修行です。一般の方の見学や参加もできますので、興味を持たれた方はぜひ公式サイトをご覧下さい。
  • mixiでシェアする

JFN37局ネット

FM愛媛、FM長崎は18時~、FM青森は19時~放送

AIR-G'(FM北海道)・FM青森・FM岩手・Date fm(FM仙台)・FM秋田・FM山形・ふくしまFM・TOKYO FM・FM栃木
FM-NIIGATA・FM長野・K-mix・FMとやま・FM石川・FM福井・@FM(FM AICHI)・FM GIFU・FM三重・FM滋賀
FM OSAKA・Kiss FM KOBE・FM山陰・FM岡山HIROSHIMA FM・FM山口・FM香川・FM愛媛・FM徳島 FM高知
FM FUKUOKA・FM佐賀FM長崎・FM熊本 FM大分・FM宮崎・FM鹿児島・FM沖縄