ピートのふしぎなガレージ

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エヌ博士

On Air オンエア

カテゴリー : カルチャー

AR

2017.12.09

第244話 AR

ゲストコメント
Kudan株式会社 千葉悟史さん「進化するAR技術の未来とは」
Kudan株式会社 千葉悟史さん
── 千葉さんはどんな研究をされているのですか?

我々はARの裏側、つまり「どういう風にコンピュータが現実世界を認識するか(人工知覚)」を研究開発しています。たとえばARのデータとしてお店の看板を作っても、コンピュータが場所を正確に把握するのが難しいので、どうしても看板の位置がズレてしまうんです。GPSを使ってもデータが荒すぎて、正確な位置に看板を出すことができません。

そこで利用するのが人間の知覚です。コンピュータが人間の目と同じように知覚できれば「ココに看板を」という指示を正しく実行できます。それによって自分だけでなく、みんながARの看板をちゃんとした位置で見られるようになるんです。この技術によってデジタル情報がとても自然に現実と重なった世界を実現できます。

── そんなことが本当に可能なんですか?!

実はこの技術はすでに提供が始まっています。今はARという特別な言葉があって、特別な端末を使って見た時だけ表示される特別なものというイメージですが、これからはARがどんどん自然にあるものになっていくでしょう。

ちょっと前に話題を呼んだスマホアプリ「セカイカメラ」は、カメラで映した画面にGPSの位置情報を使ってお店のデータなどを表示させるものでした。しかしGPSでは位置がズレたり、GPSの使えない地下街では使えなかったんです。それから「ポケモンGO」も最初は皆さん「すごい!」と仰るものの、慣れてくると「やっぱり現実とは違うよね」と要求レベルが上がっていきます。

それがここへ来てARが盛り上がり、研究開発のスピードも飛躍的に伸びました。メガネを掛けて見る景色が現実なのかヴァーチャルなのか分からない時代、それをみんなが自然と受け入れている世界が、もう3〜5年で訪れるかもしれません。

── メガネ……やっぱり将来もARと言えばメガネなんでしょうか?

情報を表示する画面はどんどん目に近づいています。最初はパソコンで、どこか決まった場所に置かれているものでした。それがスマホになって常に手元にあるようになり、それがさらに近づくとメガネに……ここまではすでに実現しています。そしてまだ研究段階ですが、将来はもっと近づいてコンタクトレンズになるかもしれません。さらにその先ではまぶたにチップを埋め込んで網膜に直接投影する研究も行われています。そうやってARがごく自然に生活の中に入っていくだろうと思います。
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