2018.01.20
第250話 スキー板

「Bravo Ski」編集部 小川尊さん「スキー板はこうやって選ぼう!」

一般的に、初心者なら「長さは身長−5〜10cm、太さはセンター幅70〜80mm」くらいのサイズが滑りやすいでしょう。取り回しがしやすくて扱いやすいのがこれくらいのスキー板です。
スキーに慣れてきたら「何をしたいか」によってタイプがいろいろあります。パウダーを滑りたいのか、レースがしたいのか、ハーフパイプに入りたいのか、コブ斜面を滑りたいのか、それぞれに特化したスキーがあるので、それを選ぶと良いと思います。
── タイプによってどんな違いがあるんですか?
たとえばアルペンスキーなら、スピードを出したときにより安定させるため、比較的硬めのスキー板になっています。モーグルの場合はコブの中で機敏に滑っていけるようやや細め。でもジャンプの着地を安定させるため競技用はやや硬めです。一般向けだとそこまでではないのですが、五輪クラスだとものすごいスピードになりますから。
ハーフパイプやスロープスタイルだと後ろがちょっと反り上がったツインチップと呼ばれるスキーを使います。ハーフパイプの場合はRの形状に負けないよう、やや硬めのスキーですね。太さはセンター幅80〜90mmくらいとやや太めで、前に滑るだけじゃなくて後ろ向きに着地するのにも対応できるような形をしています。
バックカントリーには「専用」みたいなスキーはありませんが、比較的向いているのは前後が反り上がったロッカースキーです。新雪が滑りやすいのはもちろんなんですが、長めの板でも取り回しがしやすいのが利点なんです。長さによる安定性と、雪に接する面の短さで取り回しの容易さを両立させているのがこのタイプです。
── 初心者が道具を揃えるのはハードルが高くて……
初めての人ならレンタルスキーを利用しましょう。私のオススメは全国17ヶ所で展開している「サロモン・ステーション」です。ここはスキーの道具を一式まるごと借りることができるのですが、実は初心者向けだけではなく、上級者が最新のスキーを試すこともできます。「古くてボロい」というレンタルスキーのイメージを覆すこのステーションが、苗場や野沢温泉のような人気のスキー場にもあるので、ぜひお試し下さい。
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